*****3歳馬*****
【サイレントクロップ】
5月19日(土)東京・ダ1600m(牝)に3キロ減の杉原騎手で出走。馬体重は増減無しの502キロ。シャドーロールを着用してパドックに登場。小脚を使いうるさいところを見せるが、入れ込みというほどではなく問題なさそう。毛艶馬体の張りなどは良く、引き続き状態は良さそう。他の馬たちにジョッキーが跨ると気合いを面に出し馬場へ向かった。馬場入場時には首を上下させてうるさいところを見せたが、うながされるとスムーズに返し馬に入った。レースでは、揃ったスタートを切り気合いを付けていくも、外の馬がハナを主張し行き切れず3番手の位置。逃げ馬と2番手の馬のインに閉じ込められる形で道中はそのままラチ沿いの3番手。余裕を残した手応えで直線に向かうが、なかなか前が開かず、狭いところからジワジワ伸びたものの3着まで。杉原騎手は「逃げることも考えていたのですが、外目からハナを主張する馬がいたので、無理をさせませんでした。具合も良かったし、良い位置で競馬が出来たのですが、最後の直線ではバテてはいないものの前を捕らえるまでの脚もありませんでした。じわじわと伸びてはいるのですが」とのコメント。調教助手は「良い競馬をしているのですが、切れる脚が使えるタイプではなく、追い比べになると苦しいですね。切れる脚が使えないので、本当は早め先頭からなだれ込む競馬をしたかったのですが。ただ、前走時は最後で集中力を欠いてしまっていましたが、今日は最後まで集中力を切らさず走れていたようです。この馬なりに良く頑張っているのですが」とのこと。
*****5歳馬*****
【ブリージーデイズ】
5月19日(土)東京・芝1600mに三浦騎手で出走。馬体重は4キロ減の496キロ。短めのチークピーシーズを着用。落ち着いた様子でパドックに登場し、集中して歩けていて歩様もしっかりしており、状態はとても良さそう。他の馬にジョッキーが跨がってもイレ込む様子はなく馬場へ向かった。馬場入場時は気合を表に出し行きたがる仕草を見せるが、ジョッキーがなだめて落ち着かせてから返し馬に入った。レースは1頭が競走除外となり17頭立て。まずまず揃ったスタートから気合を付けて前へ。ポジション取りが激しくなり、他馬を行かせて控える形。前2頭が後続を離して逃げ、もう1頭を前に置いて4番手で3~4コーナーを回り、直線で追い出すと最後までジワジワ伸びたが7着まで。三浦騎手は「今日はゲートは出てくれたのですが、怪しい素振りがあり、次も出てくれるとは限りません。ゲートは出てくれて良い位置で競馬してくれたのですが、前2頭から離れる競馬で、直線に向いたところでは集中力を欠くようなところが見られました。馬を怒らせながら最後まで集中させたかったのですが、最後はやはり自分でやめてしまうようなところがありました。芝コース自体は問題ありませんし、ダートも走れると思います。ただ、もう少し軟らかい芝の方が理想的ですが」とのコメント。小島調教師は「もっと怒らせつつ走らせないと最後まで集中力が続かないところがあるようです。具合も良かったので、悪くても5着以内にきて次走への権利を取ってくれると思ったのですが、7着だったのが少し不満です。ただ、具合は良いので芝ダートに拘わらず東京開催でもう1回使えればと思っています」とのこと。