*****2歳馬*****

【ベティーズホープ】

3月24日(土)中京・ダ1400mに吉田隼人騎手でデビュー。初出走の馬体重は480キロ。多少の余裕を残しつつも緩い感じはなく、筋肉がしっかりと付いた好馬体。動きもキビキビしていて走れる状態にありそう。周回前半は初出走らしく辺りを気にする素振りや遊びながら歩いて子供っぽいところを見せていたが、徐々に落ち着き、他の馬に騎手が跨がってもイレ込むことなく馬場へ。ダートコースに入ると行きたがる仕草を見せ、出脚はかかり気味で首の高い走りも、ジョッキーが促しスピードに乗ると軽快な走りで駆け出していった。レースでは、マズマズのスタートから行き脚をつけて7~8番手で芝コースからダートコースへ。10番手前後で3コーナーへ入るが、徐々にポジションを下げてしまい12~14番手で4コーナーを周り直線に向かうが、思ったほど伸びることができず13番手でゴールに入線。失格馬が出たため12着に繰り上がり。レース後、吉田隼人騎手は「初出走で今日のような馬場は可哀想でした。緩い馬場に脚を取られ、スタートの一歩目でつまづき、その後は泥を被ると嫌がって下がってしまいました。直線に入るとジリジリ伸びていましたし、終いサッと伸ばして乗りましたので、次は変わってくると思います。良いものを持っていますし、スムーズならもっと走れる馬です。今回結果を出せず残念です」とコメント。また調教助手は「ドロドロの馬場で、しかも経験馬相手だけにキツかったですね。調教の動きも良かったので期待していたのですが、その良さを全然出せずに終わってしまいました。ジョッキーも嫌がる馬をなだめつつ最後まで諦めずに競馬を教えてくれましたので、次は違ってくると思います」とのことだった。25日、矢作調教師は「泥を被ると嫌がって競馬にならず、調教の良さを発揮できませんでした。レース後も問題は無く、疲れもほとんど見られません。福島が始まれば出られるところもあると思いますので、このまま厩舎で調整し使っていきたいと思います。距離的には1400mが合っていると思いますが、権利が無い場合あまり選んでもいられませんので、番組と出走希望頭数を見て検討します。次もダートの予定です」とのことだった。


*****5歳馬*****

【オレンジティアラ】

3月25日(日)中京・三河特別(芝1200m)に池添騎手で出走。馬体重は14キロ減の434キロ。時折物見をしながらも落ち着いた様子で周回。馬体重の大幅減も、全体的にすっきり見せつつトモなどの肉付きは良く見え、それほど細過ぎる印象は無し。パドックに人が増え、周回を重ねると少し小うるさいところを見せ始め、騎手が跨がると、気合いを表に出し小脚を使いながら馬場へ。芝コースに入るとすぐ返し馬に入り、スムーズに駆け出していった。レースでは、揃ったスタートを切るも、直後に内から寄られてしまい、外の馬に先手を取られてしまう。すぐに立て直して気合いを付け2番手に付け、直線入口までそのまま進んだが、直線ではいつものような粘りは見られず後退し15着。池添騎手は「ゲートを出た直後に内の馬に寄られてしまい、行ききることが出来ませんでした。やはり行ってこそ持ち味が活きる馬だと思いますし、自分の競馬をさせたかったですね。馬場は大分乾いてきていたのでそれほど影響はなかったと思います。使ってきた分なのか前回よりも捌きが多少硬くなってきた感じはありました」とコメント。今野調教師は「スタートで寄られてしまい自分の競馬が出来ませんでした。馬体重の14キロ減も、今回きっちり絞った脂肪の分で、筋肉はしっかりしていましたし数字的にも想定の範囲内でした。レース後、特に問題が無ければ引き続き使っていきたいと思います」とのことだった。


【ラッシュザワーク】

3月25日(日)中京・ダ1400mに3キロ減の平野騎手で出走。馬体重は2キロ減の490キロ。時折軽く小脚を使うも大変落ち着いた様子でパドックを周回。体もすっきり見せ、程良い気合い乗りで状態はとても良さそう。ジョッキーが跨ると更に気合いを表に出し小脚を使って馬場に向かう。馬場に入るとすぐ軽いキャンターで駆け出していった。レースでは、まずまずのスタートを切り、芝の上では行き脚一息な感じも気合いを付けて先団へ。7~8番手のインで流れに乗り、そのままの位置取りで3~4コーナーを回った。直線ではなかなか前が開かず、前の一団と一緒になだれ込んで5着。平野騎手は「最後は前が開かず伸び切れませんでした。今日はスタートもまずまずでしたので前目のインでじっとして、ここからと言うところだったのですが、前が壁となってしまいました。1400の流れは合っていますし、良い感じできていただけに本当に残念です」とコメント。二ノ宮調教師は「前がうまく開かなかったようですが、何とか権利は取ってくれましたので、引き続き使っていければと思います」とのことだった。