*****2歳馬*****
【サハラブレイヴ】
9月17日(土)中山・ダ1200mに小牧騎手で出走。馬体重は前走より4キロ減の484キロ。初めての輸送競馬ながら落ち着いている。まだ幾分余裕のある体つきも、歩様は良く状態も良さそう。騎手が跨がると、馬の雰囲気も変わり馬場へ。馬場に入ると、ダグをしばらく踏んだ後、促されると力強く駆けていった。レースでは、マズマズのスタートも思ったほど行けず中団からの競馬。10番手で3コーナーへ入り、9番手の大外で4コーナーを周り直線に向かうと、良い脚で追い上げるも4着まで。レース後、小牧騎手は「スタートは出てくれたのですが、芝が合わないようで行き脚がつきませんでした。その後も、他馬に2回挟まれる不利があったり、初めて砂を被ったせいか、頭を上げたりしていました。ですが、外に出してからは気持ち良く走ってくれました。最後の直線も良い脚で伸びてくれました。休み明けながら良く頑張ってくれたと思います」とのコメント。また、牧田調教師は「輸送も上手くいき、良い状態で出走させることが出来たと思います。もう少し前で競馬が出来ていれば、また違った結果だったと思います。ただ直線の脚は際立っていましたし、休み明けの内容としては良かったと思います。今日の内容なら、1400メートルでも大丈夫そうですね」とのこと。
*****3歳馬*****
【クローズホールド】
9月4日・新潟・未勝利・混合・芝1200mに出走し2着。10日に札幌競馬場へ移動し、9月17日(土)札幌・3歳未勝利・芝1200mに浜中騎手で出走。馬体重は2キロ減の476キロ。小脚を使い小うるさいところを見せるも、滞在している分なのか前走時よりは多少落ち着きがある感じ。ジョッキーが跨ると気合いを表に出し、首を上下してうるさいところを見せつつ馬場へ。芝コースに入ると行きたがる馬をなだめながら誘導馬の後ろを歩いていき、促されるとスムーズに駆け出して行った。レースでは、マズマズのスタートから押して先行争いに加わり、4~5番手のインを通り3コーナーへ。ややポジションを下げ5~6番手のインで4コーナーを周り直線に向かい、直線で鞭が入るも反応することができず13着。レース後、浜中騎手は「内の荒れて渋った馬場に終始ノメっていました。返し馬からノメっていましたし、今日のような馬場は合わないようです。内枠からのスタートでしたし、ポジションを取りにいったのですが、思うような競馬は出来ませんでした。残念です」とのコメント。また小笠調教師は「輸送後も馬体は維持できていましたし、レースには良い状態で臨めたと思います。ただ、今日のような馬場も合わなかったみたいですし、内枠で終始馬場の悪いところを通る形となり、前回のようなスムーズな競馬が出来ませんでした」とのこと。
*****4歳馬*****
【オレンジティアラ】
9月17日(土)札幌・TVh賞(芝1200m)に黛騎手で出走。馬体重は前走より2キロ増の444キロ。いつもはもう少し気負うところのある馬だが、落ち着いた様子でパドックを周回。時折小脚を使ったり、ゼッケン下に汗をかいたりして、元気はある様子。騎手が跨がると、先入れで馬場へ。馬場に入ると、首をあげてうるさい素振りを見せていたが、促されるとスムーズに駆け出していった。レースでは、マズマズのスタートから押して先頭に。終始逃げる形で3~4コーナーを回るも、いつもの粘り腰が見られず12着。レース後、黛騎手は「スタートもきれいに出てくれて、自分の競馬は出来ていましたが、重い馬場は合わないみたいで失速してしまいました。やはり軽い馬場のほうが良いですね。体調面も浮き沈みの少ないタイプで変わりなくきていますが」とのコメント。また鶴留調教師は「スタートは決めてくれましたが、馬場も合わなかったみたいです。この後のことはレース後の具合いを見て考えますが、ひとまず上がりは問題無いようです」とのことだった。