*****3歳馬*****

【ルブラン】

右前の球節の腫れが引かないため、週末にエコー検査を行ったところ、『球節の下部(繋ぎの部分)の屈腱に炎症が見られ、全治9ヶ月』という診断が下された。加用調教師から「通常の屈腱炎は球節上の裏スジ部分の発症が殆どなのですが、蹄まで続いている腱の繋ぎ部分に炎症が出てしまいました。ケースとしては珍しいものですが、通常の屈腱炎と同じくエコー検査で黒く抜けた部分がみとめられ、炎症が治まるまで同様の安静が必要ということでした。ここから順調にいって9ヶ月かかることを考えると、最後の未勝利戦に間に合うかどうかですし、500キロを超える馬体の馬だけに、脚元への負担が大きく再発の可能性もあると思われます。素質を感じる馬でしたから誠に惜しまれますが、ここで引退させることにしたいと思います」との話があり、誠に残念ではあるが、同馬を引退させることとなった。なお、同馬は近日中に中央競馬の馬名登録を抹消する予定。


*****4歳馬*****

【ブリージーデイズ】

1月23日(日)中山・ダ1800m(混)に出走。馬体重は14キロ増の504キロ。落ち着いた様子でパドックに登場。馬体増も太すぎる感じはなくパドックの外目を元気良く周回。周回を重ねるに連れリズミカルな歩きになり状態は良さそう。他の馬たちにジョッキーが跨ってからも入れ込むことはなく馬場へ向かった。馬場入場時も落ち着きがあり、ゆっくりと返し馬に入った。レースでは、ゲートが開いた時に出ることができず最後方からの競馬。徐々に上がって行き13番手の外目で1コーナーに。さらに前との差を詰め始めて10番手の外目で3コーナーに入るが、手応えが怪しくなり12番手で4コーナーを周る。直線に入ってから追い出されるも思ったほど伸びることができず14着。レース後、田中博康騎手は「潜りかけた時にゲートが開いてしまい出遅れてしまいました。あまり後ろ過ぎてもと思い徐々に上がっていったのですが、3コーナーでの反応がこの馬らしくありませんでした。今日はスタートから流れに乗れずに終わってしまった感じです」とのコメント。また小島調教師は「敗因は流れに乗れなかったことだと思われますが、調子が良かっただけに残念です。流れに乗れなかったにしても、こんなに負ける馬ではないので、厩舎に戻ってから馬の状態をよく確認したいと思います。問題がないようであれば東京の4週目に向かいたいと思います」とのこと。