北海道新聞 函館版に乗っている記事ですが

 

お元気バス利用急増 

函館バス、西部地区~谷地頭温泉間を週2回運行 高齢者に需要

2022.11.14 08:23 北海道新聞 函館版

西部地区から銭湯が無くなって以降、

利用者が急増している函館バスの「お元気バス 谷地頭号」=

11日午後、函館市弥生町(中本翔撮影)

 

 

 函館市の西部地区~谷地頭温泉(谷地頭町)間を週2回、

1日1往復する函館バスの「お元気バス 谷地頭号」の利用者が

9月以降、急増している。

西部地区では8月末で地区唯一の銭湯「大正湯」(弥生町)が閉店し、

自宅に浴室が無い高齢者が谷地頭温泉に通う交通手段として

需要が高まっているためだ。同社は増便などの対応も検討している。

 

 谷地頭号は月、金曜に運行し、料金は大人210円。

愛宕団地(弥生町)を起点に船見町、高龍寺前、幸坂を経由し、

終点の谷地頭温泉まで17の停留所がある。

所要時間は20分で、市電を乗り継いだ場合の半分ほどで済む。

 

 函館バスによると、今年8月までの月平均利用者は200人前後だったが、

大正湯閉店後の9月は256人、10月は302人と増えた。

今の運行ダイヤになって以降、2カ月連続で過去最多を更新した。

 

 大半が谷地頭温泉の利用者だ。

同社によると、自宅に風呂がある乗客も目立つという。

以前は大正湯に通っていた船見町の無職男性(79)は

「家に風呂はあるが、足腰が悪く掃除がつらい。

バスは坂の上にある自宅近くを通るので、歩く負担が少なく、使い勝手もいい」と話す。

 

 利用者の増加でバスが混雑する課題も出てきた。

例えば10月31日は、往復とも20人前後の乗客でほぼ満席に。

大半は高齢者で、つえを使っている人も複数いた。

10年以上前から谷地頭号を利用する入舟町の無職女性(76)は

「今までなら考えられない乗客の多さ。

これ以上増えれば、立ちっぱなしで乗車するお年寄りも出るのでは」と心配する。

 

 

 このため、地域から増便や車両大型化を望む声が上がる。

函館バスによると、地元町会の要望を受け2004年に運行開始した当初は

週2回、1日2往復だったが、利用の伸び悩みで10年近く前に1往復に減便した。

現在、谷地頭に到着し、次に出発するまでの間隔は1時間40分で

「もっとゆっくりしたい」との声もある。

 

 増便については運転手不足などの問題もある。

同社は「もともと地域の要望から誕生した路線。

町会などから要望があれば、採算見通しを踏まえ、対応を検討したい」と話す。

(中橋邦仁)

 

函館バス公式ホームページに乗っている時刻表ですが

このバス、愛宕団地を出発するのは、朝の10:00で

帰りが谷地頭温泉を出発するのが、昼の12:00となっています

高速・貸切バス車両などの乗ることができる人が多い車両に

すればいいのでは、という事がありますが、

足腰が悪い高齢者が多いという事では

このようの段差が多いバスでは大変ですから

やっぱりノンステップバスの方がいいので、当日の利用状況に合わせて、全区間増便や、

途中の区間からの増便、

そして、帰りの便は、途中のバス停止まりの便を増発するのがいいと思います

 

函館の人って、朝にお風呂に入る人がいるのでしょうか、

あと可能なら、夕方の便も運行してはどうなのでしょうか

 

そして、一番いいのは、銭湯や、地域住民が運営する共同浴場を

再開のが、いいのですが、問題なのがそれをやる人がいるか、という事ですね