北海道新聞HPに載っている記事ですが

 

夕張メロン2玉270万円 昨年の22・5倍の高値、ご祝儀相場復活

2021.05.24 11:05

270万円のメロンと鹿毛社長。メロンは子育て世帯へ贈られる=

24日午前7時20分、札幌市中央区の札幌市中央卸売市場(中川明紀撮影)

 

 

 夕張メロンの初競りが24日朝、札幌市中央卸売市場で行われ、

札幌のベビーフード会社「Hokkaido Products」(北海道プロダクツ)が

この日最上級の「秀品」1箱(2玉)を270万円で落札した。

メロンは切り分けて、抽選で全国の子育て世帯10世帯に無料で贈る。

新型コロナウイルス禍で急落し12万円だった昨年の22・5倍となり、

2年ぶりに「ご祝儀相場」が復活した。

 

 初競り価格は夕張市が財政破綻した翌年の2007年に

1箱200万円で落札されて以来、PR効果を狙った高額落札が続いていたが、

昨年は記録が残る01年以降で最安値だった。

 

 初競りは競り人の前に飛沫(ひまつ)を防ぐ透明のパネルを置くなどの

感染防止対策を取り、午前7時に始まった。

競り人の威勢の良い声が響き、関係者100人以上が遠巻きに見守った。

 

 落札後、北海道プロダクツの鹿毛伊織社長(34)は

「コロナ禍で子供たちに負担がかかる中、メロンで元気を出してもらいたい」と話した。

プレゼントの応募条件など詳細を今後詰め、会員制交流サイト(SNS)で

希望者を募る。1週間後にも届けたいという。

 

 この日の入荷は春の寒さなどの影響で466玉と例年より少ないが、

夕張市農協の宮崎博和経済部長は

「天候は回復し、今後は順調。(高値が付いて)よいスタートが切れた」と話していた。

(生田憲)

 

「Hokkaido Products」(北海道プロダクツ) HP