NHK NEWS WEB 北海道に乗っている記事ですが

信号機ない環状交差点 体験会

2019.10.03 18:55 NHK NEWS WEB 北海道

 

写真出典 株式会社 若狭組 HP(地元・上ノ国町の建設会社)

http://wakasagumi.co.jp/local-topix/roundabout_20190607/

上ノ国町の位置

 

設置場所の地図

 

「ラウンドアバウト」と呼ばれる信号機がない円形の交差点の運用が、

道内で初めて道南の上ノ国町で始まるのを前に、

地域の人たちが通行のしかたを学ぶ体験会が開かれました。

 

上ノ国町大留の旧上ノ国駅前の交差点は、

道内で初めてとなる「ラウンドアバウト」と呼ばれる交差点の工事がまもなく終わり、

今月中の運用開始を目指しています。

これを前に3日、地域の人たちが模擬コースを使って通行のしかたを、学ぶ体験会が開かれました。

ラウンドアバウトは信号機がない円形の交差点で、

通行する車は時計回りに進み、行きたい方向に出ていく構造になっています。

参加者は、車に乗って交差点の進入方法などを学んだほか、

地元の小学生も横断歩道の渡り方などを体験していました。

旧上ノ国駅前の交差点は、国道と道道、町道が複雑に交わり、

過去20年近くで10件の交通事故が起きているということです。

ラウンドアバウトでは、ハンドルを切りながら走行するため速度を落とさざるを得ないうえ、

対向車もないことから、事故の抑止につながると期待されています。

江差警察署の菊地仁希交通課長は「慣れない人が多いかもしれないが、

ルールを守って安全に運転してほしい」と話していました。

 

【ラウンドアバウトの詳細】

ラウンドアバウトと呼ばれる環状交差点は、信号機がない円形の交差点で、

車は時計回りに進み、行きたい方向の道路に出る構造になっています。

交差点を回っている車が優先となっているため、車の流れが途切れた時に徐行しながら進入し、

出る際は、手前で左ウインカーを点灯させ、出ていくルールになっています。

信号機がないので、災害などによる停電の影響を受けにくく、

維持・管理のコストも抑えられるとされています。

ただ、車の流れはスムーズになる反面、

横断歩道では歩行者が優先なので、交差点の出はいりの際は、十分注意しなければなりません。

また、交通量が多いと車がたまりやすく、ラウンドアバウトには不向きとされています。

ラウンドアバウトは欧米を中心に普及していますが、

日本には5年前(2014年)に導入され、ことし3月までに全国87か所に設置されています。

日本には、円形の交差点としてロータリー交差点がありますが、

 

旭川のロータリー交差点

 

信号機や一時停止の標識があるなど形態がまちまちで、ラウンドアバウトとは区別されています。

ラウンドアバウトはまだなじみが薄いことから、

独特のルールをドライバーや歩行者にどう周知していくかが課題となっています。

 

動画

 

 

ドローンで撮影 上ノ国町ラウンドアバウトをセミトレーラーが走行試験(2)

若狭組

 

 

【通行イメージ動画】北海道上ノ国町大留交差点【ラウンドアバウト】 上ノ国町

 

という事ですが、ロータリー交差点と、ラウンドアバウトでは通行方法が、一部違うようです

ロータリー交差点では

環状部分に入る車と、環状部分を通行する車のどちらが優先となるか。

一時停止標識や信号機により指示する場合もある。

なお現代的ラウンドアバウトは環状部分通行車が優先になる