北海道新聞に乗っている記事ですが

 

 

 

大樹ロケット、宇宙空間到達 民間単独で国内初

2019.05.04 14:21 北海道新聞

  

【大樹】

北海道十勝管内大樹町のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は

4日午前5時45分、同町浜大樹の実験場から宇宙観測用の小型ロケット「MOMO(モモ)」

3号機を打ち上げ、4分後に目標の宇宙空間(高度100㎞)に到達した。

民間単独での開発によるロケットの宇宙空間到達は国内で初めて。

 モモ3号機は全長10m、直径50㎝の1段式で、

推進剤のエタノール、液体酸素を充填(じゅうてん)した重量は1150㎏。

機体はエンジンを116秒間燃焼させ、最高高度113・4㎞まで上昇した後、

午前5時53分に大樹町沖37キロの太平洋に着水したことが確認された。

 稲川社長は同日午後、同町経済センターの記者会見で

「大成功。安全性の問題もなく、ロケットの技術的実証ができた」

創業者の堀江貴文さんも

「ほぼパーフェクトな打ち上げ。モモの事業化に向けて、めどが立った」と話した。

 射場から約1・5㎞離れた同町美成の町多目的航空公園には

道内外から約1300人の観客が集まり、機体が上昇する様子に歓声を上げた。

 ISTは当初、4月30日の打ち上げを目指したが、発射直前にバルブの異常が判明。

2日以降に延期したが、強風のため、2日と3日は打ち上げを見送った。

(大能伸悟)

 

動画 観測ロケットMOMO3号機 宇宙空間到達

 

つついて、十勝毎日新聞に乗っている記事です

 

大樹ロケット宇宙到達 民間単独で国内初

2019.05.04 11:00 十勝毎日新聞

 

 

 【大樹】

町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は

4日午前5時45分、町浜大樹の実験場から観測ロケット「MOMO(モモ)」3号機を打ち上げた。

暫定値で高度113㎞まで機体は打ち上がり、2017年7月に打ち上げた初号機、

昨年6月打ち上げの2号機では果たせなかった宇宙空間(高度100㎞以上)到達を、

民間単独開発のロケットとしては国内で初めて成し遂げた。

 3号機の打ち上げは当初予定していた4月30日にバルブへの異物混入が見つかり延期、

2日と3日も強風で見合わせた。

仕切り直して臨んだ4日は、打ち上げ予定時刻の午前5時の10秒前に緊急停止したが、不具合を解消し、

45分後にロケットが発射した。

 

 3号機は初号機が超えられなかった高度10~20㎞付近の空気圧力を最も受ける「マックスQ」を突破。

予定していた2分間のエンジン燃焼で高度40㎞まで到達し、打ち上げから5分程度で

高度100㎞キロに達した。

機体は約9分後に太平洋に着水した。

 

 IST創業者の堀江貴文氏と稲川社長は午前7時すぎ、記者団に打ち上げ成功を発表。

堀江氏は「完璧な成功だった。最高のスペックを出すことができた」と強調、

稲川社長は

「(ここまで来るのに)長かった。商業化に向けて取り組みを進める」

述べた。

 

 実験場から約1・5㎞離れた町多目的航空公園は、この日も一般に開放。

多数の観客が詰めかけ、人気キャラクター「初音ミク」によるカウントダウンで打ち上がった

ロケットを固唾をのんで見守った。

 

 3号機は機体を立ててエンジンを120秒間燃焼する「縦吹き」実験に2度成功させるなど、

実績を重ねて本番に挑んだ。

2号機に続いて高知工科大の超低周波音を観測する機器を搭載、

新たに神奈川県内のスポンサー企業によるハンバーグも載せて打ち上げた。

 

 ISTは05年結成の民間グループ「なつのロケット団」を前身組織として、

13年に設立。23年に超小型人工衛星を地球の周回軌道に投入する

ロケットの打ち上げを目指している。(松村智裕)

 

動画 観測ロケットMOMO3号機 宇宙空間到達

 

いゃー、3年かかりましたが、

初の民間技術と運営によるロケット打ち上げおめでとうございます

 

これて、日本国内での宇宙開発の商業化に弾みがつくのではないでしょうか

 

インターステラテクノロジズ社 公式動画