今月はリードについて書く月になりました。

2月4日(金)の午後に新大阪のアトリエ・アルファ(以降「アルファ」と記載)へ行ってリードを買いました。

本番や練習に使うリードを3本買いました。

アルファには今年で30年間お世話になっております。

完成リードを買う時に試奏させて下さるのが良いです。

最近、というか学校を卒業してからは試奏段階では良いリードだったのに合奏で吹いたらハズレだったということがありませんでした。

年数を経ますと、仮にハズレを買ったとしても徐々に慣れるというか徐々に調整する技術も身に着けるのでしょうか。

さてその完成リードの試奏なのですが、いつの頃からでしょうか、私はある音にこだわって、その音さえ上手く発音出来ればオッケーという音があります。

1つはチャイコフスキー作曲のロメオとジュリエットの冒頭の二番ファゴットです。一番低いF♯で始まります。このF♯とそれに続く冒頭の一フレーズを上手く発音出来れば「買ってよい」「購入してよい」と考えております。

ロメジュリは大学二回生の夏定期にやった曲で二番ファゴットを担当したのですが、大学一回生からファゴットを始めましたので楽器を始めて1年強で吹いたことになります。

練習では毎回毎回苦労しました。それがある意味トラウマなのでしょうか。それ以来ロメジュリをやる訳ではないのですが、一番低いF♯とそれに続き一フレーズを試奏します。

2つ目ですが、これもチャイコフスキーなのですが「交響曲第6番悲愴」の冒頭の一番ファゴットです。

あの有名なファゴットのソロです。一番低いEの音から始まります。

これは多くの人が試奏するのではないでしょうか。有名でもありますし一番低いEの音は出し難いですから試奏する価値はありそうです。

この曲は一番ファゴットも二番ファゴットも両方経験済です。一番を吹いた時ですが、学校を卒業してからだったせいか特段苦労はしませんでした。しかし試奏の時には吹く確率が高い音です。

以上2つが私が試奏する音です。皆さんは完成リードを試奏する際にはどの音で試奏されるのでしょうか。

ストラビンスキーの「春の祭典」の冒頭という人もおられるかもしれません。あるいはまさに現在練習中の曲に出て来る音で試奏される人がいるかもしれません。

人によって試奏する音が違うと思いますので、アンケートを取ってみると面白いかもしれません。