今日の夜は所属する業界団体の倫理研修でした。
業界団体では関連する法律や業務に関する研修の他に、
業務を行うにあたってのマナーといいますか、道徳といいますか、業務外の法律といいますか、
そういう分野に関する研修もあります。
どうしても仕事中に、まわりの状況が見えなくなり、自分勝手になってしまうことがあります。
又人間は誰でも「オレ一人くらいいいだろう」「みんなやってるだろうし私も少々いい加減なことをしても良いだろう」と甘い考えに流されてしまうことがあります。
その結果、法律や業界団体の規則に違反してしまい、依頼者(消費者)の皆様にご迷惑をかけたり
時には刑法その他の法律に違反して、警察にお世話になったりする場合があります。
もちろんそのように人様にご迷惑をかけたり、警察にお世話になった人達は業界団体や監督官庁から厳しい懲戒処分を受け、仕事が出来なくなることもあります。
今回はそれらの懲戒事例に関する事例発表と、再発防止策に関して受講生で議論する時間となりました。
 
懲戒処分の種類としては、業務の禁止、二年以内の業務の停止、戒告、等々があります。
(より軽い物では、厳重注意、指導とかもあるようです。)
 
懲戒事例としては大きく分けて二種類あります。
一つ目は過失によるもの。いわゆるミスです。
二つ目は故意によるもの。いわゆる確信犯。
世の中には色々な人達がいますから、当然様々な業務上・業務外の事件・事故が多数あります。
過失によるものの中には、「自分も気をつけないといけない」と思うこともあり、
明日から気を引き締めようと思いました。
 
さて二つ目の故意によるもの、いわゆる確信犯については、
「よくまあ、これだけの悪いことを思いつくものだなあ」と思ってしまう事例がありました。
業務禁止処分になった事例を挙げますと、
書類に虚偽記載
公文書偽造
文書変造
受任業務を長期間放置
委任者の本人確認不実施→結果的に死者からの申請!
業務上横領
従業員への指導・監督義務違反
守秘義務違反
放火 (>_<)
 
大きく分類しますと、業務の性質上、
文書に関すること
本人確認に関すること
この二点に関する違反が大半を占めることが判りました。
職業や職種によって、懲戒事例やその原因は様々だと予想します。
明日から気をつけて仕事に励みたいものです。