2014サッカーW杯をテレビ観戦【8】- 07/14 - ~決勝戦~ | 藤坂託実の、世界に幸Ale♪

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音楽やスポーツや日常や世相を、徒然なるままに。

前回からかなり間が空いてしまいました。

W杯決勝後は試験・レポート真っ盛りシーズンに突入し、
また個人的にいろいろトラブルも頻発していて、ブログどころではなかったので・・・。


ようやく落ち着いてきたので再開します。

まだ決勝戦の感想を書いてなかったので書きます。

完全に旬を過ぎた鮮度のない記事になりますが、ご了承下さい。



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7月14日。ついに終わってしまいました・・・W杯。

夢のような1ヵ月でした。

まずは肝心の決勝戦の感想を書いてみます。

(ちなみに、リアルタイム視聴からもう3週間経ってしまっているので、改めて録画した決勝戦を見直して書いています。)

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決勝戦◆ドイツ:0 (1 延長 0) 0:アルゼンチン◆


スコアも含め、堅めの試合にはなったものの、決勝戦らしい試合になったなという感じでした。

事前には「主導権を握ってポゼッションするドイツ」vs「メッシを中心にカウンターに活路のアルゼンチン」という構図が予想されてましたが、試合開始からそんな展開にはならず、アルゼンチンが予想以上にペースを握ってました。
両チームとも攻防のスイッチが素早く切り替わり、スコアレスながらとても見応えある試合でした。
不思議なことに、リアルタイムよりも2度目に見た今日の方がしっかり面白く見れました。
あの頃はきっと観戦疲れしてたんでしょう(笑)


ただ、やはりアルゼンチンは何度かあった大事なチャンスで決めきれなかったのが痛かった…。
メッシが当然徹底マークされる中で、イグアインがオフサイドしたりキーパーとの1対1をスカしたり……。彼の日ではなかったみたいでした。

一方のドイツも後半に主導権を握って攻撃的に行ったものの、そこはやはりマスチェラーノ(NHK的には何故か頑なに「マスラーノ」)の強烈な粘着的守備を中心とした守備網が必死に足を出しコースをふさぎボールを掻き出し・・・と、それはもう涙ぐましいもの。

最終的には後半41分からクローゼと交代出場のゲッツェが、延長後半8分に決勝点を決めてドイツの優勝が決まった、というわけです。
W杯歴代最高得点数を記録してW杯の舞台を後にする大ベテランに代わった若武者が決勝ゴールを決めるなんて、ドラマチックな展開ですね。ドイツ最強の時代はこれからも続くぞ、と世界に示すようなシーンでした。


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まずはアルゼンチン。メッシ頼みだのメッシ依存だの言われましたが、考えてみればマラドーナ時代からスーパースター頼みなのがこのチームの特色なので仕方ないことでしょう。
今回の代表は、メッシを含めて全員が底上げされている感じで、ディ・マリアやイグアイン等のタレントも揃い、彼らが機能しやすい守備組織を作り上げたことが決勝進出に繋がったのでは、と感じました。

ドイツ代表よりも、このアルゼンチン代表から学べることが、日本代表にはたくさんあると思いますね。
そのへんは日本代表についての記事でまた書きます。


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一方、そのドイツ代表について。これまであまり書いてきませんでした。
理由は、メッチャ強いからです(笑)別に嫌いとかでは全くないです。

今大会初戦のポルトガル戦、4-0で勝利したように、彼らの強さはもう『ヤバい』です(笑)
ガーナ戦で引き分けてやや不覚をとるものの、ドイツ代表の戦いぶりを見ていると、とても負ける気がしませんでした。解説では抜群の安定感と言われてましたが、まるで勝利の女神が背後についているような……。

決勝トーナメント進出時点の16チームの顔ぶれを見ても、ドイツが他チームよりも1つ2つずば抜けているのはハッキリしてましたね。唯一対抗できそうなのはオランダか、ホームアドバンテージを持つブラジルくらいかな、って思ってました。結果的には、地の利があるはずの王国すらお子ちゃま扱いしちゃったわけですけど。


アルジェリア戦が特にそうでしたが、守備陣、というか特に守護神ノイヤーの神がかり方と言ったら!
キーパーだけでなくリベロ的役割も果たし、彼のお陰でドイツ代表はまるで12人でプレーしてるかのようでした。それが他のチームメイトに絶大な安心感をもたらし、もともと高かった個人能力をさらに十二分に発揮できる精神的環境をもたらしました。

実際にはメッシでしたが、個人的には、というか多くの人がノイヤーをMVPに推したはずです。
「リベロ的GK」というのは、日本代表の西川周作をはじめとして前衛的なスタイルを目指すGKの理想形でしたが、ノイヤーが、まさにW杯という大舞台でそれを見事に体現して見せたのは革命的でした。
現在プロとして活躍するGKはもちろん、将来プロを目指すサッカー少年たち(GKの子だけでなく他のポジションの子たちも含めて)にも多大な刺激を与え、サッカーの新しい魅力や戦術を切り開く契機になるのではないか、と大いに期待します。

個人的にGKというポジションが好きなのでノイヤーばっかり書いてますが、勿論攻撃陣も素晴らしかった。
解説者の中には「メッシやネイマール、ハメスロドリゲスのような1人のスターに頼らずバランスが良かった」みたいに言う人もいましたが、ドイツ代表は全員がスター級です。確かに彼らやC.ロナウドと比べればドイツ代表は華やかさでは1、2段下かもしれないが、実力は彼らと遜色ない。そんな強者達が先発で出しきれないほど多くいるのがまさに驚異で脅威です。シュールレやゲッツェが控えだなんて豪華にも程があります。

しかもバイエルンやドルトムントから多く選ばれて、連携や一体感においても高いレベルを保っていたドイツ代表。羨ましい限りの強さで、本当に優勝に相応しいチームでした。



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さて、W杯自体はとっくに終了し、決勝戦の感想も書き終わりましたが、もう少しだけ続きます。
W杯全体を通しての印象や感想、そして日本代表についての考察(苦言?)や提言みたいなのも書きます。


あと、もちろん語学系の記事も書いていきます。