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【オリジナル短編小説】

その他

連載2回目オリジナル短編小説 [ 鏡 ] ホラー















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連載2回目オリジナル短編小説 [ 鏡 ] ホラー 



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💮 1回目からの【 続き 】 🎉



【 第二章 】 『混乱』



私は、その鏡のせいか、あと一週間をひかえたテスト勉強のせいか・・・。


なんか体力がなくなってきて、親友の真愛に 「元気ないね。」って言われることが多くなってきた。


そんな時、ある生徒から変な話を聞いた。


私は、この頃速く家に帰るのにすごーい遅くに、 私を見かけた人がいるって・・・。


それに、あの不思議な鏡についても話を聞いた。


それは「昔、ある女生徒が、あの不思議な鏡に乗り移られた」 って言う話。


でも、その生徒がその後どうなったかも、どうやって乗り移られたかも解らない。


私は、今、その生徒と同じ立場に立っている。


でも、どうして私がその鏡になんで狙われなきゃいけないの?


どうしてなのかな?


私は、確かめてみることに決めた。


それも、私は家にいんのにもう一人の私があちこちいってんのは 「ゆるせない」って感じ。


今日は、絶対突き止めるって思ってたのに・・・。


真愛に誘われて帰ってしまった・・・。


うるるるる。


そんな日の夜・・・・。


電話がかかってきた。


その電話を聞いて私はビックリした。


「あんたなにやってんの???万引きすんじゃないよ」って・・・。


私は、そんなことしてないのに・・・。


もしかしたら、もう一人の自分が・・・。


私は、急いで学校に行った。


開いてるはずのない門が開いていた。


これは、もう一人の自分が私に挑戦している。


と、さっした。


私は、門をくぐりあの鏡の所へ急いだ。


夜の学校は、暗くて今にでも幽霊が出そうな雰囲気だ。


私は、 お化け屋敷が苦手だから、今足が少しすくみながら鏡に向かっている。


鏡のある廊下の近くに着いた。


廊下も暗くて足下がよく見えない。


少しづつ、恐る恐る廊下を進んで行く・・・。


鏡にたどり着いた。


私は、鏡に向かって「もう一人の私、出てきなさい。」って言った。


なのに鏡の中にもう一人の私は現れなかった。


いったい何故???

そんなことを思いながら鏡の前にしばらく立って居ると・・・、急に肩を押され私は鏡の中に入っていた。


振り向いた私の前に居たのは、もう一人の私だった。


「まんまとひっかかったわね。」って、 薄笑いを浮かべて私に言った。


これで、私は自由になれる。」と、喜んで言った。


私は呆然と鏡の中でもう一人の私の喜ぶ姿を見ているしかなかった。


声が出たのは、もう一人の私の衝撃的な言葉を聞いてからだった。


その言葉とは、「あなたは、 一生そこから出られない」と・・・。


「何故?出られないの?」って、私は聞いた。


そしたら、「それは、私の代わりにあなたがその鏡に入ったからよ。」

「あなたは、私がそこに戻るまでは、ムリよ。
でも、あいにく私はそこに戻るつもりは、これっぽっちもないわ。」 って、私に向かって言った。


もう一人の私は、笑いながら勝ち誇った笑顔で鏡から離れていく。


私は、「まってよー。」って、叫んでいた。


でも、誰も助けてくれるはずもなく、 朝が訪れた。



【 続く 】














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連載1回目オリジナル短編小説 [ 鏡 ]ホラー 













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連載1回目オリジナル短編小説 [ 鏡 ]ホラー 



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[ 鏡 ] 



著者:比ノ兎




【 第一章 】 『始まり・・・』



私は和菜那穂香 (カズナナホカ)
15歳 高一。


私は、いつからか鏡をみる事が怖く、自分を見るのが怖くなった。


(自分の顔が嫌とかいう意味じゃないですよ。)


鏡から、もう一人の私が今にも出てきそうな気がしたから・・・

そして、それが本当になりそうな気がしたから・・・。


怖かった。


私は、普通の女子高生なのに、ある時から違う何かが起こりそうな気がしていた。


それは、学校の階段の壁にある幾つかの大きな鏡の一つを見た時に感じた。


鏡の中から薄笑いを浮かべて、私になり代わろうとする、もう一人の自分が出てくるのを・・・。


― 学校 ―


「おっはよ〜ん」って、私の肩をポンって叩いて声を掛けてきたのは、 私の親友の真愛だった。


私も、 「おはよ」って言ったんだけど・・・。


真愛に「元気ないなー。なんか、悩みでもあんの?」って聞かれてしまった。


「別に、ないよー。 丈夫だよ。」て言ったけど・・。


やっぱり、鏡の事気にしてんのかな。


無事、1日が終わろうとしていた時・・・ 


私は、大きい鏡の傍をふと通りかかった時、私が見た者は・・・

自分だったけど、少し違ってた。


手を私に差し伸べてきた。


その時、「那穂香、なにボーっと鏡みてんの?」って言ってきた。


私は「え?!だって、 鏡から手が出てきたじゃん。」って言ったら。


「は!!?なに寝ぼけた事言ってんの〜?」ってバカにされた。


でも、私にはしっかりと見えた。


もう一人の私が・・・。



― その夜 ―



ずーっと、今日起こった事を考えてた。


もう一人の私はいったいなんなのか?


私にこれから何が起ころうとしいてるのか?


私は、少し考えて終わった。


けれど・・・これから・・・ 



― 次の朝 ―



私は、日直で学校に早く行った。


電車もすいていて、学校もすっごく静かで、人が少なかった。


私は職員室に行って担任に会って教室に向かった・・・・


その時、鏡を見た。


私は、驚くと言うより、固まっていた。


鏡の中に、もう一人の私が居た。


私は、「あなたは、誰?」と聞いてしまった。


知っているのに、聞いてしまった。 


きっと、私じゃないと思いたかったから・・・かもしれない。


もう一人の私から、答えが返ってきた。


 私の予想したとおり「私は、 那穂香よ」って。


もっと、驚く言葉を聞いた。


そ・れ・は、「私はあなた。 あなたは私。」と・・・。


私は何も言えなかった。


その夜、私はもう一人の自分に「私はあなた。あなたは私。」と言われた事をずっと忘れられずにいた。


ずっと考えていた。


いったい、「もう一人の私は私に何を言いたいのか?私に何をしようとしているのか?」

すっごーく疑問だった。


 鏡を見る事が怖くなっていった。


でも、普通の鏡では、もう一人の私はあらわれなかった。


いったいあの鏡は・・・・ 


【 続く 】













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オリジナル短編小説連載 16回目



【第七章 敵基地】


🎉 【 15回目からの続き 】 🎉














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 著者:jpt♂ 



【 続き 】



[第七章 敵基地]



 一.宇宙船内部


裕子・・・「あっ!!」


裕子・・・「外に誰かいるわ!!」


光の部屋だった光がスッと消える。


光が消えたその時、目の前に2メートル強もあるエイリアンが立っていた。


裕子・・・「鉢合わせだ」


なつみは呆然とそこに立ち尽くした。


エイリアンは、さっと身構え、右腕をなつみに向けた。


なつみ・・・「あっ!!」


右手の甲を突き破るようにして「シュッ」と銀色に光輝く金属筒のようなものが出る。


甲斐・・・ 「おりゃ!!」


甲斐の右回し蹴りが空を切りエイリアンの右腕を蹴り払った。


エイリアンの右手は大きく弾かれ、よろりとよろめいたがすぐ左手で甲斐のボディめかけて 鞭のようにしなやかにシュッという空を切る音とともに一撃を加えようと払う。


甲斐・・・「トゥ!!」


エイリアンのその左腕を甲斐は左下段払いで受け、すかさずツッと横すり足でエイリアンに近づく。


甲斐・・・「おりゃ!!」


左横蹴りでエイリアンの横脇腹をえぐった。


エイリアンは身体をくの字に曲げ痛みをこらえる。


甲斐・・・「チョアッ!!」


甲斐の気合が響いた。


甲斐の身体は空を飛び、 一撃必殺の飛び前蹴りを空中でエイリアンの顔面に炸裂する。


エイリアンのけぞりズッシンと倒れる。


甲斐・・・「アチョアッ!!」


鋭い気合を残して甲斐は宙高く飛び、そしてエイリアンの首めがけて飛び側刀蹴りを全精神を集中して入れた。


エイリアン・・・「ゲッ!!」


エイリアンの奇妙な声と「バキッ!!」という鈍い骨の折れる音と一緒に響いた。


裕子となつみは、目をおおきく見開き、口をおおきく開け、いまにも悲鳴をあげそうな状態で、しかし、 声も上がらない状態でわなわなふるえながらそこに立ち尽くし、目の前の真剣バトルを見ていた。


残りのボディガードはバトルも見ずに、周りの気配に神経を集中している。


鬼三郎と智恵は、この壮絶なバトルを見守っていた。


裕子・・・「ステキ!!」


裕子・・・「甲斐がこんなに強かったなんて知らなかったわ!!」


裕子・・・「ホームビデオで見たパパの時代のスーパーヒーローのシュワちゃんよりもすてきだわ!!」


皆、興奮が治まって周りを見渡して「アッ!!」と驚く。


なつみ・・・「見て見て、すごいよ、姉ちゃん」


宇宙船の内部は全てが光の世界だった。


見渡すと、そこには木の葉型UFOが3機並んで駐機していた。


なつみ・・・「小型UFOだわ」


裕子・・・「きっと一人乗りのUFO」


木の葉型UFOは3機とふわりと宙に浮いている状態で駐機していた。


なつみ・・・「中はどうなっているのかな」


なつみ・・・「見てみようかな」


好奇心旺盛ななつみが腕を上げ、UFOを指差した。


高倉・・・「ま、まて!!」


高倉が制止する。


高倉・・・「今動かしたらそこらじゅうにアラームが鳴り響くかもしれん」


高倉・・・「中を調べるのは後にしよう」


鬼三郎・・・「こっちへ来てくれ!!」


全員鬼三郎の方へ急いだ。


鬼三郎・・・「これを見てくれ」


それを指差す。


そこには、16本の直径約1メートル程度で高さが3メートルあるシリンダー状の筒が並んで立っていて、その全てのシリンダーにチュウブが3本づつつながっていた。


小さな窓があり、そこから内部を観察するようになっている

窓がくもっていて良く見えない。


吉良が窓のくもりを手でぬぐい、そっと中を覗いた吉良の顔はみるみる青ざめていった、顔に脂汗がにじんでいる。


吉良・・・「何という事を!!」


吉良はあえぎながら言った。


吉良・・・「なつみと裕子は絶対に見るんじゃない!!」


吉良・・・「できれば奥さんも見ない方がいい!!」


吉良は青ざめた顔で次々とシリンダーを見て歩いた。


吉良・・・「くそ!!」


吉良・・・「くそ!!」


と言いながら涙を流した。


鬼三郎、 高倉、甲斐、大橋もシリンダーを覗いた。


鬼三郎・・・「なんだこれは!!」


鬼三郎・・・「なんてこった!!」


鬼三郎は怒りで顔が真っ赤になっていた。


シリンダーの中には、これまで行方不明になっていた人達が、腹を裂かれ標本となって入っていた。


シリンダーの中は透明な液体で満たされ、中に男も女も子供も老人も全裸で漬けられている。


全員、頭には細いチューブが突き刺さっている。

口の中に細いチューブが入っていた、また、肛門にもチュウブが入っている。


心臓部分にも細いチューブが埋め込まれていた。


シリンダーの中でただよっている若い女性の目が開いて高倉の目と合った。


若い女は少し身体を動かす。


助けてと目で訴えた。


高倉は目をそむけ、だまってその場を離れる。


唇から血がにじむほど唇を噛み締めた。


ひとりでに涙が出て滴となって床に落ちた。


高倉・・・「なんとむごい事をするんだろう!!」


高倉・・・「行方不明者は全員死亡している」


高倉・・・「長居は無用だ」


高倉・・・「爆破して引き上げよう」


高倉が断固とした口調で言った。


皆うなづいた。


なつみ・・・「待って」


なつみ・・・「私、UFOの中を見てみたい」


高倉・・・「超高性能プラズマ爆弾をセットしてからにしよう」


高倉、吉良、甲斐、大橋はそれぞれベストの内ポケットから単三乾電池に似せて作った 超高性能プラズマ爆弾を2本づつ取出した。


それぞれ2本づつ、木の葉型UFO3機にセットし、残り2本をシリンダー型標本群の中心にセットする。


高倉・・・「よし、爆弾のセッティングは完了したぞ!!」


高倉・・・「30分後に爆発する!!」


高倉・・・「出来るだけ遠くへ逃げなければならないぞ!!」


鬼三郎・・・「さぁ、なつみ、UFOを降ろせ」


なつみ・・・「はい」


なつみはUFOの1機を指差す。


そして指を下に降ろしていくと今まで宙に浮いていたUFOが徐々に下がり、床に着く。


なつみは、サイキックをそのままの状態にし、UFOの表面に付いている突起物を足がかりに 登ろうとしたその時、「ウォーン」、「ウォーン」という不気味な音が響き渡った。


なつみ達のいるフロアーの光が点滅し始めた。


高倉・・・「まずい、さ、退却だ!!」


なつみ・・・「緊張で心臓が口から飛び出しそうな気分、口がからっからに乾いてるよ」


裕子・・・「何かが起きそうで首筋がちりちりしてるわ」



二.脱出



裕子・・・「外にエイリアンが集まって来ているのを感じるわ!!」


高倉・・・「あと25分」


高倉・・・「よし、まず智恵さん、 我々の周りにバリアーを張って下さい」


智恵・・・「でも動きながらバリアーは張れないわ」


鬼三郎・・・「下に着いたら目一杯走るぞ」


高倉・・・「先頭は吉良、 その後ろに鬼神さん夫妻、その後ろに姉ちゃん、その後ろになつみ、 その右横に甲斐、 左横に大橋、俺がしんがりを務める」


高倉・・・「さっ、行くぞ!!」


 全員光の中に入る。


グリーン色の光の柱にはレッドのちいさな下向きの矢印が目の高さに浮き出て見える。


なつみが指でそっとさわる。


スッと光が薄れそして無くなる。


目の前には大勢のエイリアンがずらりと並んでる。


なつみ・・・「きゃっ!!」


エイリアンにも動揺が走る。


エイリアンの腕がスッと上がる。


なつみ・・・「む!!」


なつみはとっさに、周りに思いっきり重力場を張る。


周りのエイリアンがバタバタと倒れ、地面にめりこんでいった。


強力な重力場のため、地面にめりこんだエイリアンの戦闘服はバリンと割れ、エイリアンはそのまま潰れてしまった。


高倉・・・「走れ!!」


全員、 力の限り全力で走り出す。


なつみが走り出すと、同時に重力場もなつみと同じく動いていく。


吉良も甲斐も高倉も胸のホルスターからレーザーガンを引き抜く。


なつみの重力場の外にいるエイリアンが、攻撃態勢に入った。


吉良、甲斐、高倉は走りながらレーザーガンをエイリアンに打ちまくる。


「ピカッ」とエイリアンの甲から緑の光が飛ぶ。


なつみ達めかけていく筋もの緑の光線が発射された。


吉良・・・「奥さん、私の背中にそしてバリアーを」


智恵・・・「ええ、わかったわ」


智恵が吉良の背中におんぶされる。


智恵・・・「ムンッ」


周りの景色がゆらりとゆらぐ。


「バシュン」エイリアンの緑の光線が智恵のバリアーに弾き返された。


鬼三郎・・・「カッ!!」


鬼三郎は短く鋭い気合を発する。


その瞬間、鬼三郎の気が光速となってエイリアンに突き刺さった。


エイリアン・・・「ギエッ!!」


エイリアンがバラバラに吹き飛び青い血潮が宙を舞う。


鬼三郎・・・「カッカッカッカッ。 カツ!!」


鬼三郎は短く連続して鋭い気合を発する。

エイリアン・・・「ギエッ!!」


その瞬間鬼三郎の気が、 光速となってエイリアンの群れに突き刺さる。


エイリアンが次々とバラバラに吹き飛び青い血潮が宙を舞う。


吉良がよろめく。


智恵・・「あっ」


周りの景色ゆらりとゆらぎバリアーが消えた。


「バシュン」エイリアンの緑の光線が大橋の右腕に命中した。


大橋・・・「うあっ!!」


大橋の右腕が肩からスパッと切られて宙を飛ぶ。


大橋の肩ごしから血潮が吹き出る。


なつみ・・・「えい!!」


なつみは大橋を撃ったエイリアンめがけて初めて強力なサイキックを飛ばした。


エイリアン・・・「ギエッ!!」


エイリアンの体がバラバラに吹き飛び青い血潮が宙を舞った。


これが、なつみの本気のサイキックの恐るべき威力だ。


鬼三郎・・・「カッ!!」


鬼三郎は短く鋭い気合を発する。


その瞬間鬼三郎の気が、光速となってエイリアンに突き刺さる。


「ギエッ!!」

エイリアンがバラバラに吹き飛び青い血潮が宙を舞う。


智恵・・・「ムンッ!!」


周りの景色がゆらりとゆらぐ。 


「バシュン」

エイリアンの緑の光線が智恵のバリアーに弾き返される。


智恵の顔は真っ青になり、額に深い立て皺が刻まれ、肩で息をしている。


なつみ・・・「むっ!!」


近くまで追い着いて来ているエイリアンがバタバタと倒れ、地中にめり込んで潰される。


エイリアン・・・「クブッ。 グルルッ!!」


エイリアンが耳まで裂けたような口から、青い血を吐きながら地中に消えていく。


エイリアンが退却していく。


大橋・・・「ううううっ!!」


吉良・・・「大橋、大橋〜!!」


全員大橋の周りに集まる。


智恵・・・「裕子」


裕子・・・「まだ致命傷じゃないわ、応急手当てをするわ」


裕子が精神を集中させる。


裕子の身体からピンクのオーラが沸き上がった。


裕子が大橋の肩の傷口に手をかざす。


みるみる出血が止まった。


大橋・・・「あ、ありがとう、裕子さん」


 大橋・・・「だ、だいぶ痛みが軽くなりました」


高倉・・・「さっ、急いで我々の基地へ帰ろう」


周りがカッと明るくなる。


なつみ・・・「何、あれ」


エイリアンの基地の方を指差す。


UFOが音も無く、青白く光りながら上空へ吸い込まれていった。


UFOが消えてすぐ空の一角が眩しく輝いた。


高倉・・・「やったぞ!!」


高倉・・・「時間通りだ」


高倉・・・「吉良、大橋を支えろ!!」


甲斐・・・「大橋、研究所に帰ったら、お前の新しい右腕が待ってるぞ。」


高倉・・・「大橋、これでお前も晴れてサイボーグ隊に転属だな」


大橋・・・「えー、そんなー」


大橋・・・「自分は絶対、今の部隊にいます」


全員大声で笑った。



【第八章  2年後】



 一.鬼神家の朝



なつみは、 目覚ましの音で目覚めた。


今、鬼神家はなつみ一人で住んでいた。


父と母は旅行中、姉の裕子は出張中だ。


なつみ・・・「ようし、今日もバイト頑張るぞー」


 なつみ・・・「でも、なんか昨夜は嫌な夢を見たような気がするわ」


とつぶやきながら、なつみはお気に入りの洋服に着替え、バイト先へと向かった。


バイト先のコンビニに近ずくと、 1台の黒のワゴン車が店の前で止まったのが見えた。


あれ、あの車、見覚えあるわ。


なつみはワゴン車に近ずいた。


すると、ワゴン車のドアが開き、中から大男が下りた。


なつみは大男の顔を見た。


大男はニッと白い歯を見せて微笑んだ。


大橋・・・「お迎えに来ました」


なつみ・・・「あれまー、大橋さん?」


なつみ・・・「どうしたんですか?」


なつみ・・・「腕は大丈夫?」


大橋・・・「ええ、この通りです」


大橋・・・「すごいでしょう」


大橋は満足げに腕まくりして見せた。


普通の人間の腕だ。


大橋・・・「普通の人間の腕と変わりないでしょう?」


大橋・・・「でも、中身は超合金で出来ている優れ物ですよ」


なつみ・・・「へー、すごいね」


なつみ・・・「迎えに来たってどういう事なの」


なつみ・・・「店長に事情は話したの?」


大橋・・・「ええ、店長了解でここで待たせてもらっていたんですよ」


店長が出て来て、両手でしょうがないポーズをとった。


なつみ・・・「・・・」


なつみも、両手でしょうないポーズをとった。


大橋・・・「詳しい事は車の中で、乗って下さい」


なつみはしょうがなく、車に乗り込んだ。


高倉・・・「なつみ、変わり無さそうでなにより」


なつみ・・・「あれー、高倉さん」


なつみ・・・「お久しぶりです」


なつみ・・・「なんか、お話を聞くのが怖いわ」


なつみ・・・「梨華ちゃん呼んでいい?」



 【アグレッションデターレント終わり】



 【 完 】















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連載15回目オリジナル短編小説  


 六.研究所内激闘


💗 【 14回目からの続き 】 













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 [アグレッション・デターレント] 


 著者:jpt♂


【 続き 】



六.研究所内激闘



3階の防衛省隊員は、天井に開いた大きな穴から見えるエイリアンに向かって一斉にレーザーガンを 撃ちまくった。


サイコバリアーが強くなっているせいでエイリアンは3階になかなか入り込めないでいた。


エイリアンの背に付いてる羽根が「バンッ」という音とともに開く。


羽根を開いたエイリアンが大きく開いた穴からスーッと降りてくる。 


「バンッ」「バンッ」「バンッ」


エイリアンの羽根が次々と開く。


次々と大きく開いた穴から3階に降りてくる。


3階の防衛省隊員は、エイリアンに向かって一斉にレーザーガンを撃ちまくっている。


エイリアンも撃ち返す。


2階の防衛省隊員も3階の防衛省隊員もエイリアンにレーザーを撃ちまくる。


防衛省隊員・・・「エイリアンのあの羽根は、重力コントロール装置だったのか」


祖父・・・「持って3時間か!!」


祖父・・・「地下4階にバリアーを張れ」


おじいちゃんは口元のマイクに静かに言う。


地下4階が一瞬ゆらりとゆらだ。


祖父・・・「地下に下がるに従ってサイコ・バリアーは強力になってくるのだ。」


 祖父・・・「エイリアンの目的は、この研究所の司令室を壊滅させ、この研究所の機能を麻痺させることにあるのだろう。」


祖父・・・「エイリアンはまっすぐここ5階司令室を目差しているな」


エイリアンの腕がまた床を狙う。


エイリアンの腕から「ボボボ」と言う音と共に太く濃いブルーの光線発射される。


「ドガーンッ!!」「バッジューッ」


轟音と共にあの超合金の床が溶けていく。


だが強力なサイコ・バリアーはブルーの光線を弾く。


「ボボボボボッ」「ドガーンッ!!」「バッシューッ」


エイリアンは、それぞれ床めがけて太く濃いブルーの光線を発射している。


徐々に床が溶け てくる。


特殊科学特務隊員の里沙が口から泡を吹いて失神した。


精神力がこれ以上耐えられなかったのだ。


その瞬間、一瞬サイコ・バリアーの威力が弱くなった。


その時、「ボボボボボッ」 「ドガーンッ!!」 「パッシューッ!!」


床に大きな穴が開いた。


祈叉・・・「うーっ」


祈叉の顔が苦痛に歪んだ。


残った愛,圭,瞳,れいなの顔にも苦痛が走る。


また1人、れいなががっくりと倒れる。


サイ・・・「警告します、第三シールドが破られました」


サイ・・・「警告します、第三シールドが破られました」


サイは相変わらず冷静に優しい声で繰り返し警告を発する。


祖父・・・「地下5階にバリアーを張れ」


おじいちゃんは口元のマイクに静かに言う。


地下5階が一瞬ゆらりとゆらぐ。


防衛省隊員は大型特殊レーザーガンを撃ちまくっている。


「ブブブーッ」太い赤い線がエイリアンめがけて飛んいく。 


「バシューン」という音とともにエイリアンが吹っ飛ぶ。


だがむくっと起上がり、 防衛省隊員の方に反撃して来る。


「ピカッ」「ピカッ」「ピカッ」とエイリアンの甲から緑の光が発しする。


「バシュッ」「バシュッ」「バシュッ」と壁が緑色の流状となって溶ける。


オペレーター・・・「鬼神さん、10階に非難しましょうか!!」


祖父・・・「もう遅い!!彼女達がもうじき来る!!」


その時、監視カメラに魔女姉妹が写し出された。


祖父・・・「間に合ったか!!」


祖父・・・「間に合ったな!!」


おじいちゃんがつぶやく。


梨華・・・「お・ま・た!!」


梨華が監視カメラに向かってウインクした。


絵里・・・「遅くなってごめんね」


長女の梨華は、おのれの全身のオーラを最高潮に高め、黒魔術の逆五芒星を手早く描いた。


梨華・・・「アダブクラエッサイム」


梨華・・・「喚起」


梨華・・・「出でよ魔獣タイガー」


「ボムッ」という音と共に、梨華の足元に2メートル以上もある体長の虎が、目が黄金色にらんらんと輝やかせて現れた。


続いて絵里も、おのれの全身のオーラを最高潮に高め、黒魔術の逆五芒星を手早く描いた。


絵里・・・「アダブクラエッサイム」


絵里・・・「喚起」


絵里・・・「出でよ魔獣ブラックパンサー」


「ボムッ」


暗黒の地の底から、魔女姉妹に喚起され現れた魔獣2匹。 


「ガウゥゥゥーッと地鳴りのようなうなり声が鳴り響いた。」


ぬうっと、監視カメラの前に徳郎が現れる。


徳郎・・・「ただいま戻りました」



七.魔獣vsエイリアン



徳郎・・・「絵里は左側通路に行ってくれ」


徳郎・・・「梨華はここであいつらを殺ってくれ」


徳郎・・・「おれはこっちだ」


絵里・・・「了解!!」


梨華・・・「わかったわ」


絵里が行った通路では防衛省隊員とエイリアンが熾烈な戦いをしていた。


防衛隊員の方はもう手の打ちようも無い状態だった。


防衛省隊員はジリジリッと後退していた。


防衛省隊員は絵里と一緒の魔獣ブラックパンサーを見て全員凍りつく。


絵里・・・「全員私の後ろに下がって下さらない」


絵里が優しく言った。


その言葉で、防衛省隊員は我に帰る。


防衛省隊員・・・「ハッ」


全員一斉に絵里と魔獣ブラックパンサーの後ろに下がる。


防衛省隊員の銃撃がぴたりと止まり、エイリアンの腕から「ボボボボッ」と言う音と共に太く濃いブルーの 光線が発射される。


「ドガーンッ!!」「バッジューッ」


轟音と共にあの超合金の床が溶けていく。


だが強力なサイコバリアーのためブルーの光線が跳ね返される。


「ボボボボボッ」「ドガーンッ!!」「バッシューッ!!」


エイリアンはそれぞれ床めがけて太く濃いブルーの光線を発射している。


しかし床は溶けない。


祈叉・・・「今が勝負の時」


祈叉・・・「あの子たちが、かたずけてくれるまで、持ちこたえればよい」


祈叉の真紅のオーラが高々と上がる。


既に顔には血の気は無く、真っ青になっている。


絵里・・・「行け!!」


その瞬間、魔獣ブラックパンサーの姿はふっと消える。


防衛省隊員はあっと驚く。


魔獣ブラックパンサーは一瞬のうちに6メートル先のエイリアンに襲いかかっていた。


「ガウゥゥゥッ!!」「バッシューッ!!」「グルルルルル」「バッシューッ!!」


魔獣ブラックパンサーの、身も凍るような地鳴りのようなうなり声と物が裂ける音、エイリアンのうなり声等が聞こえる。


エイリアンの戦闘服はぼろぼろになっていた。


エイリアンの一体は首が半分切られ、そこから青い血が「ブシューッ」「ブシューッ」と吹き出ている。


魔獣ブラックパンサーの長く鋭い爪にエイリアンの首がひっかかっている。


首の無いエイリアンは、声も出せずに膝からからがっくり崩れて行った。


エイリアンはみな、見るも無残な姿になっていた。


エイリアンの戦闘服がぼろぼろに引き裂かれ、青い血溜りがそこここに出来ている。


絵里の顔は蒼白となって肩で息をしていた。


黒魔術を操るのには人智を超える気力が必要なのだ。


防衛省隊員・・・「絵里さん、あとは我々にまかして下さい!!」


防衛省隊員のリーダーが言った。


絵里・・・「わかったわ」


絵里・・・ 「戻れ!!ブラックパンサー」


絵里はガックリとそこに膝をついた。


梨華も同様に魔獣タイガーを操って戦っていた。


梨華は、なつみの事を思った。


なつみの側を離れたことを悔やんだ。


なつみの側を離れなければ、今頃なつみと一緒に行動し、 なつみの手助け出来たのに、なつみ一緒にいれなくてごめんねと、なつみに心で詫びた。


魔獣タイガー30分もしないうちにエイリアン共を皆殺しにしてしまった。


梨華・・・「戻れ魔獣タイガー」


梨華・・・「よくやったわ、いい子ね」


絵里の前面に進んだ防衛省隊員は勢いずいた。


「ブブブーッ」 太い赤い線がエイリアンの戦闘服の破れをめがけ 「バシューン」「ジュッ」という音とともにエイリアンが吹っ飛ぶ。


そしてぴくりとも動かなくなった。


防衛省隊員・・・「 やっぞ!!」


「ピカッ」「ピカッ」「ピカッ」とエイリアンの甲から緑の光が発しする。


「バシュッ」「バシュッ」「バシュッ」と壁が緑色の流状となって溶ける。


徳郎・・・「ふざけたまねを!!」


徳郎は太股に括り付けていた49センチメートルもある剣をスッと抜く。


刃がキラリと光った。


徳郎の全身を青く輝くオーラが厚く包んでいる。


徳郎・・・「この剣は鬼神一族に代々受け継がれてきた妖剣だ」


徳郎が受け継いでいる。


徳郎・・・「鬼神流短剣術の奥義をとくと見せてやる!!」


徳郎・・・「秘技真空切り!!」


徳郎・・・「たあーっ!!」


気合一閃 妖剣を振り下ろす。


その瞬間、 真空弾が光速で飛んだ。


「バッシューン!!」という音と共にエイリアンの戦闘服はみごとに肩から脇腹にかけて斜めにざっくりと切られ、その裂け目から青い血液が 「ブシューッ」と血しぶきを上げていた。


グルルルルエイリアンはばったり倒れた。


徳郎・・「たあーっ!!」


徳郎・・「たあーっ!!」


徳郎・・「たあーっ!!」


続けざまに徳郎の妖剣が振り下ろされる。


「バッシューン!!」「バッシューン!!」「バッシューン!!」「グルルルル・・・」


首、腕、足、胴体とばらばらに切り刻まれて胴体から血しぶきを上げている者、重力コントロール装置の両羽根を切断され、羽根の付け根から青い血が吹き出ている者、バタバタとエイリアンが倒れた。


防衛省隊員・・・「おおっ!!」


防衛省隊員から感嘆の声が上がる。


祈叉のバリアーがスッと解かれた。


5階が一瞬ゆらりとゆらいだ。


祈叉をはじめ, 圭, 瞳,れいなが失神したのだ。


ちょうどエイリアンを全滅させた瞬間だった。



 【 続く 】













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四.宇宙船発見



なつみ達は、うっそうと茂った密林の中を突き進んでいた。


高倉・・・「この森の中にいる限り、敵に見つかる心配はないでしょう」


高倉・・・「森林の生体エネルギー、密林に住む動物達の生体エネルギーが我々の生体エネルギーを
カモフラージュしてくれるからね」


なつみ・・・「本当?」


裕子・・・「今は何も感じないわ」


高倉・・・「みなさん、ここらで食事にしましょう」


全員ベストのポケットに入っている宇宙食を食べる。


甲斐・・・「この食料は高カロリー、高蛋白質の食料なので少量でも体力は回復しますよ」


小型圧縮ボンベに入った飲料水をベストのポケットから出してスプレー式で水を飲み、ひとごこちついたところで再び前進する。


甲斐がベストの内ポケットから手のひらサイズの磁石らしきものを取り出し、それに付いているアンテナを 引っ張り出し、前方に向け360度ぐるっと回る。


甲斐・・・「こちらの方角ですね!!」


甲斐・・・「この磁石は前方10キロメートルまでの範囲で、 磁場の変化を捕らえる事が出来る特殊な装置で磁場サーチャーと言います」


大橋・・・「やつらの宇宙船が作っている磁場の変化をこの装置でキャッチする事が出来るんですよ」


高倉・・・「ギリギリまで近ずいて様子を見ましょう」


磁場サーチャーの指し示す方向に向かって全員歩き出した。


うっそうと茂った森の中を皆無言のまま前進する。


裕子・・・「前方にいるわよ!!」


なつみ・・・「姉ちゃん、私怖い」


裕子・・・「大丈夫、大丈夫」


そろりそろりと前進する。


前方に1体、10メートル位の間隔で左右に1体ずつ立っている。


吉良・・・「まだ我々は気付かれていないぞ」


みんなうなずいた。


敵エイリアンの後ろには銀色に光り輝く巨大な円形の物体があった。


その物体の上部は緑色の霞のようなガスで覆われている。


吉良・・・「この緑色のガスが監視衛星の高性能カメラにも写らないようにしているのだろう」


高倉・・・「回り込んで出入り口を見つけましょう。」





全員うなずく。


右側に静かに回り込む。


鬼三郎・・・「ちょっと待てなにか変だぞ!!」


鬼三郎・・・「あれを見ろ!!」


鬼三郎・・・「あの宇宙船は3メートル位浮いてるぞ!!」


なつみの父、鬼三郎が小声でそして驚いた風に言った。


智恵・・・「まあ!!ほんとだわ!!」


宇宙船は3メートルの高さで浮いていた。


大橋・・・「おおっ!!」


なつみ・・・「えっ、うそー!!ほんと?」


裕子・・・「すごーい」


鬼三郎・・・「見ろ!!」


全員、 指し示した方を見た。


宇宙船の中心部から、 黄金色の光の柱が地面に向かって放出されている。


皆唖然として見ていると、突然その光柱の中からエイリアンがぬっと現れる。


皆、我に帰った。


吉良・・・「あれが出入り口ですね」


高倉・・・「なるほど、やっと見つけたぞ!!」


甲斐・・・「なんとか宇宙船の中に侵入したいですね」


智恵・・・「私の魔術で皆の気配を消すことが出来るわ」


智恵・・・「あとは、見つからないように、あの光の柱まで行く事が出来たら、なんとかなりそう」


高倉・・・「よし、やってみよう」


智恵・・・「皆、私の回りに集まってちょうだい」


智恵・・・「オンバザラダイクオンエコラアラタンノウザイクソワカ!!」


智恵・・・「ムゥン!!白魔術 白魔気消風月」


一瞬、周りの景色がゆらりとゆらいだ。


智恵・・・「全ての気配を消去し、周りの空気と同化するのよ」


智恵・・・「行きましょう」


全員無言のまま足を忍ばせそろりそろりと前進する。


宇宙船のすぐ側まで近ずく。


高倉・・・「まだ気づかれてはいないようだ」


目の前に黄金色に輝く光の柱がある。


なつみは眼を凝らして見るが光の中は見えない。


裕子・・・「光の中には誰もいないわ」


高倉が右手をそっと光の中に入れた。


右手はスッと光の中に入ったが高倉の体にはなんの変化も無い


甲斐・・・「入ってみよう」


皆うなずく。


高倉を先頭に、全員光の中入った。


光の中には、また二つの光柱があり、オレンジ色の光の柱とグリーンの光の柱がそこにある。


裕子・・・「あれっ!!」


裕子・・・「光の柱に光の矢印が浮き上がってみえるわ」


なつみ・・・「えっ!!」


なつみ・・・「うっそー、ほんとー!!」


なつみ・・・「ほんとだー」


オレンジ色の光の柱にはブルーの小さな上向きの矢印が目の高さに浮き出て見える。


グリーン色の光の柱には、レッドのちいさな下向きの矢印が目の高さに浮き出て見える。


鬼三郎・・・「虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。 入ってみよう」


皆うなずく。


智恵・・・「行ってみましょう」


智恵がまずオレンジ色の光の中に消えた。


鬼三郎・・・「なんと、恐れを知らないお母さんなんだ!!行くぞ!!」


あわてて智恵の後を追う。


それに続いて全員急いでオレンジ色の光の中に入る。


なつみ・・・「うわー、光りの部屋だね」


光の壁に小さく光る、銀色に輝く光のボタンが1つのボタン、2つのボタン、3つのボタンと立てに並んで光輝いている。


高倉・・・「きっとこの光の部屋は上行き専用のエレベーターなんだろう」


高倉・・・「1階を押してみよう」


高倉は1のボタンに触った。



【 続く 】

















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二.研究所防衛



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【 続き 】



二.研究所防衛




【研究所内部】



おじいちゃんは地下5階の特殊超心理科学研究室フロアーの司令室のソファーに座って瞑想している。


祖父は裕子の目を借りて、なつみ達の戦闘を見ていた。


なつみの重力場は、人間なら瞬時に圧死させてしまう威力がある。


祖父・・・「手強いな」


祈又もまた、同じ司令室の中央で、頭にヘルメットをつけ、椅子に座っていた。


頭に付けたヘルメットには天井から垂れ下がった、たくさんのコードがくっついている。


祈叉の周りを圭,愛,瞳,里沙,れいな,さゆみ,愛佳が取り囲んで、それぞれリラックスした感じで椅子に座っていた。


頭にはそれぞれコードのたくさん付いたヘルメットを付けている。


祈叉・・・「あなたたちのパワーを実戦でためす時が、ついに来たわね」


圭・・・「はい、パワーを実戦でためしたくてうずうずしています」


愛,瞳,里沙,れいなもうなずいた。


祈又・・・「あなたたちのこれまでの苦しい訓練の成果を存分に見せてあげなさい」


祈又・・・「研究所のサイコパワー集積装置で、あなたたちのパワーを電子的に収集し、それを電子的に増幅し、増幅されたエネルギーで、この研究所全体にサイコ・バリアーを張るのよ」


祖父・・・「よし、もうそろそろ敵はこちらに照準を合わせて来るころだな」


オペレーター5名が計器類やモニター画面を監視している。


警備の防衛省隊員6名が緊張した面持ちで大型レーザーガンを腰に構えている。


警備班長・・・「研究所の各階、各通路には、外からの侵入者をモニターが捕らえた場合、モニターに取り付けられているレーザーガンが、サイ制御で自動的に撃つようになっている」


警備班長・・・「通常、日中はレベル3の防御システムが作動している」


警備班長・・・「レベル3は、侵入者に対してそこに止まるように警告だけ行うものである」


警備班長・・・「あとはそれぞれの階を警備している警備員にまかせている」


警備班長・・・「夜間は通常、レベル2の防御システムが作動している」


警備班長・・・「レベル2は、侵入者に対してそこに止まるように警告し、動いた場合はサイの制御で腕や 足など、致命傷にならないように撃つようになっている」


警備班長・・・「レベル1の防御システムは、侵入者を見つけ次第、 自動的に射殺するものである」


警備班長は部下に説明する。


警備班長・・・「サイの防御システムを破って進入してくる敵は、見つけ次第射殺せよ」


祖父・・・「地下1階から4階にいる所員に避難命令をだせ」


オペレーターの三輪に言った。


三輪・・・「はいっ」


コンソールのマイクに向かってサイに指令を出す。


三輪・・・「指令、地下1階から4階の警備員を除く全所員は地下10階に非難!!」


サイ・・・「地下1階から4階の警備員を除く全所員は地下10階に非難して下さい」


サイの優しい声が全フロアーに繰り返し響いた。


祖父・・・「もう来るぞ!!」


祖父・・・「鈴木所長と佐伯は地下10階の特別司令室に着いたかな」


三輪・・・「はいっ」


みゆき・・・「所長も副所長もスタンバイ完了しましたわ」


祖父・・・「警備員には大型特殊レーザーガンを持たせたかな」


おじいちゃんは聞いた。


水城・・・「はいっ」


水城・・・「全員に携帯させました」


祖父・・・「私の特殊能力はテレパシーと予知能力だからな」


祖父・・・「始めるぞ」


祖父・・・「研究所全体にバリアーを張れ」


おじいちゃんは口元のマイクに静かに言った。


マイクの指示は椅子に座ってくつろいでいる祈叉のヘッドホンに伝わった。


祈又は静かに目をつむる。


周りの愛、瞳 、里沙、れいな、さゆみ、愛、圭も、全員静かに目をつむった。


部屋の計器類が騒がしく動き始めた。


灯台とその下の岩壁全体が一瞬ゆらりとゆらいだ。





 サイコ・バリアーが研究所全体を包んでいる。


祖父・・・「警備員に全員アイスコープをセットするよう指示しろ」


三輪・・・「指令、警備員は全員アイスコープをセット!!」


三輪がサイに言った。


サイ・・・「警備員は全員アイスコープをセットして下さい」


サイの優しい声が全フロアーに繰り返し響いた。

全警備員はそれぞれの場所でアイスコープをセットする。


「カチッ」「カチッ」「カチッ」という音が鳴り響く。


それぞれ身を低くし壁に背を付け、どこから現れても対処出来るよう、体制を整えた。


「ビィーン」「ビィーン」「ビィーン」という音とともに青白い光が現れた。


サイコ・バリアーを破って2階にエイリアンが現れた。


サイ・・・「2階A3通路に侵入者5体」


サイ・・・「2階通路に侵入者5体」


サイ・・・「2階資材室に侵入者5体」


次々とサイが警告を繰り返す。




三.研究所危うし


祖父・・・「防御システムレベル1を作動せよ」


三好・・・「作動しました!!」


司令室の、いくつものモニターにエイリアンが映る。


通路に取り付けられた監視カメラ一体型レーザーガンが、サイの制御で自動的に火を吹いた。


「ビィーッ」「ビィーッ」

赤い光の線がエイリアンめがけて飛ぶ。


「ビィーッ」「ビィーッ」「ビィーッ」


赤い光の線が雨のようにエイリアンに注がれる。


レーザー光線はエイリアンを確実に捕らえている。


「バシューッ 」「バシューッ」「バシューッ」


しかし、エイリアンにダーメージはない。


2階を警備している防衛省隊員が、エイリアンに向かって走る。


アイスコープを通して見えるエイリアンの姿に、大型特殊レーザーガンをかまえ引き金を引く。


「ブブブーッ」


太い線がエイリアンめがけて飛ぶ。


「バシューン」という音とともにエイリアンが吹っ飛んだ。


だが、エイリアンはむくっと起上がり、 防衛省隊員の方に腕を上げた。


手の甲を突き破るようにして「シュッ」と銀色に光輝く金属筒のようなものが出る。


「ピカッ」とエイリアンの甲から緑の光が飛ぶ。


撃った防衛省隊員は一瞬身を壁に隠すのが遅れた。


「うわー」と防衛省隊員は悲鳴を上げた。


防衛省隊員の身体が緑色に包まれた瞬間バタリと倒れた。


防衛省隊員の顔面から左肩にかけて無くなってる。


防衛省隊員・・・「くそーっ」


壁に身を隠した防衛省隊員は叫ぶ。


防衛省隊員・・・「撃って撃って撃ちまくれー」


皆狂った様に大型レーザーガンを撃ちまくった。


地下2階で壮絶な戦いが繰り広げられているのを、地下10階の特別司令室で所長と佐伯はモニター画面で見ていた。


佐伯・・・「くそーっ!!」


佐伯・・・「我々の武器では、跳ね飛ばす事しか出来ないのか!!」


佐伯は歯ぎしりしながら叫ぶ。


佐伯・・・「いったいどうしたらいいんだ」


佐伯・・・「打つ手無しか」


佐伯・・・「現地に行っている鬼神一族を呼び戻しましょうか」


佐伯は所長に言った。


所長・・・「まて!!」


所長は腕をくんだまま、じっとモニター画面をにらむ。


地下5階の司令室ではおじいちゃんがモニター画面をにらんでいた。


山城・・・「くそっ!!」


山城・・・「大型レーザーガンも通用しないのか!!」


形勢は悪く、徐々に防衛省隊員は後退し待避し始め、エイリアンはまるでゾンビのように、倒されても、吹っ飛ばされても起上がり、攻撃して来る。


祖父・・・「地下3階にバリアーを張れ」


おじいちゃんは口元のマイクに静かに言う。


地下3階が一瞬ゆらりとゆらぐ。


エイリアンの腕が床を狙う。


エイリアンの腕から「ボボボ」と言う音と共に太く濃いブルーの光線が発射された。


「ドガーンッ」「バッジューッ」


轟音と共に、あの超合金の床が溶け、大きな穴が開いた。


「ボボボボボッ」「ドガーンッ」「バッシューッ」


エイリアンはそれぞれ床めかけて太く濃い ブルーの光線を発射する。


サイ・・・「警告します、第二シールドが破られました」


サイ・・・「警告します、第二シールドが破られました」


サイは相変わらず冷静に優しい声で繰り返し警告を発していた。


祈叉の周りを取り囲んだ愛,圭,瞳,里沙,れいな,さゆみの額にそれぞれ汗がにじんでいる。


祖父・・・「地下3階の警備員に発令、穴から入り込まれないように応戦せよと」


おじいちゃんがオペレーターの三輪に言う。


三輪・・・「地下3階の警備員は、穴からの侵入を阻止!!」


三輪がマイクに向かって指令を出す。


地下3階の警備員は、天井に開いた大きな穴から見えるエイリアンに向かって一斉にレーザーガンを撃ちまくる。


「ブブブーッ」


太い赤いたくさんの線がエイリアンめがけて飛んで行く。


「バシューン」という音とともにエイリアンが吹っ飛ぶ。


だがすぐ起きて穴から入り込もうとする。


サイコバリアーが強くなっているせいか、エイリアンが跳ね返された。



【 続く 】















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【 続き 】


【 第六章 死闘 】


一.朝

なつみと裕子は鳥の鳴く声で目覚めた。


うっそうとした森の中に朝の光りが差し込んでいた。


高倉・・・「おはよう」


高倉・・・「よく眠れたかい」


なつみ・・・「はい」


なつみ・・・「おはようございます」


大橋・・・「さあ、みんな起きたところで朝食にしようか」


甲斐が全員に宇宙食を配る。


大橋・・・「今日は忙しい一日になりそうだ」


大橋・・・「腹が減っては戦が出来ないってね」


なつみと裕子はうんざりという顔をする。


なつみと裕子はまずそうに食べた。


味は美味しいのだが、やはりちゃんとした食事がしたいと思っている。


智恵・・・「もう魔力が解け、あちらさんにみつかるころね」


吉良・・・「そうしたら、 大挙してやつらがやって来るだろうな」


裕子・・・「脅かさないでよ!!」


裕子は吉良をにらむ。


吉良は首をすくめてにやっと笑う。


吉良・・・「やつらを殺れる武器があるといいんだけど」


裕子聞こえるか!!と裕子の頭の中で声がする。


裕子・・・「誰!!」


みんなギョッとして裕子を見る。


裕子聞こえるか、おじいちゃんだよ。


と裕子の頭の中に響く。


裕子・・・「ああ、おじいちゃん」


鬼三郎・・・「おじいちゃんからか」


鬼三郎・・・「なんて言って来た」


こちらの戦闘体勢は整ったとお父さんに伝えなさい。いいね。と裕子の頭の中に響く。


裕子・・・「あっちの戦闘体勢は整ったって」


智恵・・・「そろそろ私の魔術が解けてるころだわね」


裕子・・・「何かいやな感じがしてきたわ」


裕子・・・「あっ、だんだん強く感じるわ」


裕子・・・「来た!!」


高倉・・・「全員アイスコープをセットしろ」


高倉は叫び、「カチッ」と左目にセットする。


全員高倉に従う。


「カチッ」「カチッ」「カチッ」

ビィーンという音と共に青白い光の柱が正面、左、右と現れる。


青白い光の柱がスッと消える。


あの忌まわしい、吐き気をもよおすようなエイリアンの姿が見えた。


背筋がゾクッとし、ザワーッと身体に鳥肌が立つ。


蒼白い光の柱が現れた位置にそれぞれ3体づつ立っていた。


エイリアンがそれぞれサッと腕を水平に上げ、 なつみ達の方に向ける。


手の甲を突き破るようにして「シュッ」と銀色に光輝く金属筒のようなものが出た。


エイリアンのいた風景がゆらりとゆらいぐ。


智恵・・・「ムンッ」


周りの景色がゆらりとゆらぐ。


エイリアンの甲から「ピカッ」、光が発する。


つづけざまに「ピカッ」「ピカッ」と輝く。


「バリッ、バリッ、バリッ、バッ、バッ、バッ」と耳をつんざくような音がして、なつみ達の周りが明るく光り輝いた。


智恵の能力最大のバリアーが裕子達をエイリアンの光線から守った。


智恵・・・「ムン、ムッ、ムッ、ムッ、ムッ、 ムーッ」


智恵の顔はみるみる蒼白くなって行く。


きらきらと智恵のひたいに汗がにじむ。


鬼三郎・・・「なつみ、この周りに重力場を作れ!!」


鬼三郎が叫ぶ。


なつみは念を集中させた。


エイリアンの動きが急ににぶくなり腕はゆっくり下がる。


エイリアンはスローモーションのように動く。


エイリアンの体が地面にめり込んでいった。


鬼三郎・・・「カッ」「カッ」「カッ、カッ、カッ、カッ、カーッ」


鬼三郎の口から鋭い気合が連射される。


鬼三郎の気がブースターで増幅され「ピッ」「ピッ」「ピッ、ピッ、ピッ」と光速で飛ぶ。


「ドガッ」「ドガッ」「ドガッ」「ドガガガガーン」という音と共に火花が散り、エイリアンはぼろぼろになって吹き飛んだ。


しかし、エイリアンはしぶとく生きていた。


のろのろと起き上がろうとしている。


高倉・・・「おっ!!」


高倉・・・「見ろ!!」


吉良・・・「やつの服が破れてるぞ!!」


高倉・・・「破れている所を狙ってレーザーガンを撃て!!」


高倉・・・「打てー!!」


エイリアンの戦闘服は青い血で血まみれになっていた。


「ビィーッ」「ビィーッ」「ビィーッ」


赤い光の線がエイリアンめがけて飛んだ。 


「バシューッ」「ジューッ」という音と共に、レーザーガンで撃たれたエイリアンが下半身地面に 埋まったまま上半身だけ後ろにもんどりうって倒れた。


大橋・・・「やったぞ!!」


「ビィーッ」「ビィーッ」「ビィーッ」

ボディーガード達は狂ったように撃ちまくった。 


「バシューッ」「ジューッ」という音と共に、レーザーガンで撃たれたエイリアンがもんどりうって倒れた。


「カチッ」「ピッ」「カチッ」「ピッ」


吉良・・・「しまった!!」


吉良・・・「弾切れだ!!」


大橋・・・「こっちもだ!!」


吉良・・・「くそ!!」


高倉、吉良、 大橋、甲斐はそれぞれすばやく、馴れた手つきでレーザーガンから空になった燃料棒を抜き、 ベストの胸ポケットから予備の燃料棒を取り出し、レーザーガンにセットする。


智恵・・・「ウゥーッ」

智恵が疲労こんぱいして膝からその場に崩れ落ちた。


周りの景色がゆらりとゆらいぐ。


なつみ・・・「もうだめっ!!」


エイリアン達のいる景色が一瞬ゆらいだ。


重力場が消え、エイリアンの動きがすばやくなった。


残るエイリアンは1体だけ。


エイリアンが腕を上げ、なつみ達に向ける。


裕子・・・「危ない!!」


鬼三郎・・・「カァーッ!!」


鬼三郎の鋭い気合が響く。


エイリアンの腕から光が 「ピカッ」と発せられた。


「ドヴァーン!!」


エイリアンは吹っ飛んだ。


エイリアンの頭、手、足、羽、胴体とばらばらに飛び散った。


エイリアンの青い血液が胴体からビューッと吹き出た。


なつみの目の前がカッと輝いて、全身が燃えるような熱さに包まれた。


なつみ・・・「熱い!!」


なつみ・・・「焼けるよー」


なつみが悲鳴を上げた。


なつみは燃えるような熱さで、気を失った。 



「なつみ、大丈夫か」と遠くで呼ぶ声が聞こえる。


「なつみ!!」近くで大声がする。


なつみの意識がだんだんはっきりしてきた。


なつみはハッとて起上がる。


鬼三郎・・・「おお。大丈夫だったようだな」


なつみ・・・「みんなは」


鬼三郎・・・「ああ。みんな無事だ」


鬼三郎・・・「この、超強化戦闘プロテクターが守ってくれたよ」


裕子・・・「なつみが焼け死ぬかと思ったわ」


 裕子・・・「無事でよかった」


裕子はなつみの無事な姿を見て、安堵で嬉し涙にくれた。


裕子にとって、なつみは命よりも大事で、大好きな妹なのだ。



【 続く 】


















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【 続き 】



【第五章 マジカルガール】



一.魔女姉妹


徳郎・・・「ふむ」


徳郎・・・「こっちか」


徳郎は歩きだす。


徳郎・・・ 「難儀なこっちゃ」


徳郎・・・ 「魔女姉妹がバカンスで、この荒廃したアメリカの、 特に危険なロスに、スリルを求めてやってきているとは。」


徳郎・・・「なんちゅう従姉妹だ」


徳郎が魔女姉妹と言っているのは、黒魔術を操る梨華と絵里姉妹の事である。


魔女姉妹一族は、太古の昔から鬼神一族に仕えており、梨華と絵里姉妹はなつみに危険が及ぶ時、その身を挺してなつみを守るのが使命なのだ。


だが、現代は太平の世、なつみに危険が及ぶような事件はこの先も一生無いと信じて、これまでずっとスリルな遊びを繰り返して来た。


徳郎・・・「夜、女が外出するのは自殺行為を意味するちゅうのに」


徳郎・・・「ロスでは、女が夜出歩いて無事で帰ったやつはいないっちゅうの」


徳郎・・・「女が夜出歩けば、みんな精神的にも肉体的にも陵辱された上に殺されて、ドブ川やごみだめに捨てられるんだぜ」


徳郎・・・「警察もお手上げ状態だちゅうのに」


徳郎・・・「ま、あいつらは心配するだけ無駄か」


徳郎・・・「でも、油断して万が一という事もあるからなー」


徳郎はぶつぶつ独り言を言いながら素早く歩く。


夜は誰一人として出歩くことのない夜のダウンタウンに、美女が2人おしゃべりしながら歩いて来た。


一見してすぐ日本人旅行者とわかった。


二人とも誰が見ても美人であり、また可愛いい、まだ20代の若い女性だった。


6人の屈強な男どもが物陰から2人の美女の前にぬうーっと現れた。


2人の美女を見た時から、発情した獣の目をしている。


こんな輩かあちらこちらの夜の暗がりの中、獲物を求めて潜んでいるのだ。


既に男の股間は巨大な男根が勃起してテントを張っていた。


もう 獣のような息ずかいをしている。


マイク・・・「よう、姉ちゃん、俺達といいことしようぜ」


ジョージ・・・「マイ・プリティーガール」


オーエン・・・「マイ・スイートハニー」


ジョン・・・「一緒に遊ぼうぜ」


口々に猫なで声で言い、近寄って来た。


今にも飛びかかろうとする欲情を必死に抑えているため、猫なで声も震えている。


男共の欲情にかられた、ねちっこくいやらしい目が美女達の足の爪先から舐めるように上って行った。


美女2人は、しゃあしゃあとした顔で、何の恐怖心もいだいていない顔だ。


魅惑的な瞳で、獣と化した男共を見据えている。


梨華・・・「おにいさんたち、ざぁーんねんですけど遊んであげる暇ないのよねー」


梨華は流暢な英語で言う。


一瞬男達は唖然とし、次に怒りで額の血管が浮き出た。


マイク・・・「このあま」


マイケル・・・「もう容赦はしねえ」


サム・・・「俺の一物を後ろからぶち込んでやる!!」


ジョージ・・・「俺は前からやらせてくれ」


オーエン・・・「三人で女一人だ」


ジョン・・・「いたぶってかわいがってやるぜ」


マイク・・・「速いもん勝ちだ!!」


男共が襲いかかろうとした。


絵里・・・ 「あなたたちの様なゴキブリ野郎を駆逐するのは、世のため人のため」


絵里・・・「地獄に落ちろ」


絵里・・・「アダブクラエッサイム」


次女の絵里は、おのれの全身のオーラを最高潮に高め、 黒魔術の逆五芒星を手早く描いた。


絵里・・・「喚起」


絵里・・・「出でよ魔獣ブラックパンサー」 


「ボムッ」という音と共に絵里の足元に2メートル近い体長の黒豹が現れた。


思いもしなかった黒豹の出現に、獣と化した男共の足が止まる。


梨華・・・「私たちに会ったのが、あなたたちの不運」


梨華・・・「おのれの不運を恨みなさい」


梨華・・・ 「アダブクラエッサイム」


梨華・・・「喚起」


梨華・・・「出でよ魔獣タイガー」


「ボム」 暗黒の地の底から魔女姉妹の長女梨華に喚起された魔獣の虎が現れた。


全身黒の剛毛に白の縦縞の入った虎だった。


美女姉妹の顔が変わった。


蒼白い額には縦皺が寄り、血管が浮き出る。


「ウゥゥゥーッ」と地鳴りのようなうなり声が鳴り響く。


男共は石のように足が動かなくなった。




二.魔獣



リーダー格の大男の鈍っていた頭の回転が戻り、胸から35口径のピストルを抜こうとしたその瞬間、「ガゥーッ」と唸った瞬間、顔を食いちぎられて男の顔は半分無く、片目は顔から飛び出している。


マイク・・・「ぎぇー」


悲鳴と共にブシューと血しぶきが飛び、その大男は蝋人形のように倒れびくびくと痙攣した。


残った男共は我に帰り、「うわーっ」と悲鳴を上げ、ちりじりに逃げようとする。


だが既に遅く、2匹の魔獣にそれぞれ顔や首、胴体を食いちぎられ、目の玉は飛び出し、首の骨は折れ、内臓はばら撒かれ、一瞬で全ては終わった。


ジョージ ・・・「ゴブゴブッ」「グフッ」「ゴボッ、グフッ」


血流が喉に詰まる音が聞こえる。


6体の肉塊がそこそこにころがっていた。


絵里・・・ 「今回も手ごたえの無い相手ね」


絵里・・・「いい子ね、 ブラック・パンサー」


絵里はブラック・パンサーの喉をなでてやった。


ブラックパンサーは、嬉しそうに絵里の足元に座っている。


梨華・・・「グッドジョブよ私のタイガー」


梨華は頭をなでなでしている。


絵里・・・「アブダタブエッサイム」


絵里・・・「帰れ、 魔獣ブラック・パンサー!!」


梨華・・・「アブダエッサイム」


梨華・・・「帰れ、 魔獣タイガー!!」


黒豹と虎はスッと姿を消した。


梨華・・・「どっと疲れるねー!!これをやると」


梨華・・・「なんだか、つまんないね」


絵里・・・「でも、これも訓練よ」


梨華・・・「ええ、私たちの能力を錆付かせないためのね」


絵里・・・「じゃあ、これから何処へ行こうかしら」


パチパチパチと横の暗闇から拍手が起こる。


絵里・・・「誰!!」


暗闇からぬぅっと徳郎が現れた。


徳郎・・・「あいかわらずの黒魔術だね」


徳郎・・・「まだ腕は落ちていないようだね」


徳郎・・・「元気にしてたかい」


絵里・・・「まあ!!こぶさたしております」


絵里・・・「徳郎おじさん!!こんな所で何をなさったてるんですか?!」


絵里・・・「みなさまお変わりございませんか」


徳郎・・・「ああ。みんな変わりないと言いたいところなんだが、そうでもないんだ」


徳郎・・・「ちょっと君たちの力を借りたくてね」


梨華・・・「それでこんなところまで私達を探してきたの」


梨華・・・「なんか大変そうね」


絵里・・・「徳郎おじさんのお願いとあらば聞かないでも無いんだけどなぁー」


絵里・・・「でも条件があるわ」


徳郎・・・「オーッケー、オーッケー」


徳郎・・・「お望みのお食事に行きますか、美味い所知ってるよ」


徳郎は美女姉妹を車に乗せ、レストランヘと車を走らせた。


魔女姉妹は、なつみがエイリアンと死闘を繰り広げている事をまだ知らないのだ。




【 続く 】














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[アグレッション・デターレント]


著者:jpt♂


【 続き 】


三.目的



高倉、大橋、甲斐、吉良、そして鬼三郎と智恵が、鬼三郎が攻撃を加えた場所へと慎重に近ずいて行った。


草木が少しえぐれていて、周りの木々が粉々に割れていた。


そこにはエイリアンが3体倒れていた。


見たとたんに全員吐き気をもようした。


吉良・・・「うっ、なんだこりゃ」


大橋・・・「鳥肌が立つぜ」


着ているものがぼろぼろになっている。


見た目は悪魔としか言いようの無い姿。


顔のひたいには短い角が生えていて、目は大きく、また、釣り上がって青い毛細血管がびっしり浮き出ていた。


背にはがっしりとした黒い羽の様なもの生えていた。


耳は立てに長く口は耳近くまで裂けているとしか言いようの無いほど大きく、牙が2本出ていた。


身体全体は黒い剛毛で覆われていて、がっしりした腕、長く太い指から鋭く長い爪の様なものが。


身長は約2メートル位。


ぼろぼろに裂けたやつらの戦闘服らしき裂け目からブルーの血が吹き出て、周りはブルーの血だまりになっていた。


彼らの戦闘服は分厚く頑丈に出来ていた。


吉良がベストの内側から銀色に輝くピストルを取り出した。


吉良・・・「やつらの戦闘服がどれほどのものかためしてみよう」


エイリアンが着ている戦闘服めがけて引き金を引いた。


ピカッという光とともに赤い光の線が飛んだ。 


「ビシッ」いう音が一瞬戦闘服から聞こえた。


なにも変わらずこげた跡も付かなった。


吉良・・・「この銃は我研究所で開発した小型レーザーガンんだが」


吉良・・・「くそっ、歯が立たないのか」


鬼三郎・・・「私の気もブースターを使ってこの程度のダメージしか与えられなかった」


鬼三郎・・・「これは思った以上にてごわいな」


エイリアンはぴくりとも動かない。


吉良・・・「こちらの一体は死んでいますね」


吉良・・・「そちらはどうですか」


高倉・・・「こちらもだめだ」


高倉はベストの胸のポケットからデジタルカメラを取り出し、写真を数枚取る。


高倉・・・「この写真を研究所へ送信しよう」


智恵・・・「見て!!ちょっと動いたわよ」


智恵・・・「こっちは生きてるわよ!!」


みんなに緊張が走った。


鬼三郎と高倉、大橋、甲斐、 吉良は智恵の方に走った。


エイリアン・・・「グルルル」


エイリアンは声を発し、腕を動かして起き上がろうとする。


智恵・・・「ひっ」


智恵は3メートルほど後ろに飛び退く。


エイリアンはまた倒れる。


腕に付いているボタンを操作する。


エイリアンは腕を上げ鬼三郎をねらった。


裕子・・・「危ない!!」


エイリアンの周りの景色がゆらりとゆらぎ、エイリアンの腕が折れたようにかくんと地面に落ち、エイリアンの体が地面にめり込んだ。


回りの草も地面にめり込んだ。


全員声のあった方を見た。


裕子・・・「また殺気を感じて来てみたの」


なつみの指がエイリアンに向いていた。


なつみ・・・「ちょっと重すぎたかしら」


なつみの能力は、強力なサイキックと、重力を自由にコントロール出来る能力なのだ。


太古の昔から代々受け継がれてきた、 なつみのDNAに組み込まれた戦闘能力がついに覚醒したのだ。


エイリアン・・・「グル・ル・ル」


エイリアンは一度うめいて動かなくなった。


裕子・・・「気を失ったみたいね」


裕子・・・「なにも感じなくなったわ」


なつみは重力場をはずす。


エイリアンの周りがゆらりとゆらいだ。


エイリアン・・・「グルルル」


エイリアンが気が付いた。


エイリアン・・・「オマエタチハ・ナニモノダ」


全員驚いた。


甲斐・・・「おい、聞いたか!!」


甲斐・・・「こいつしゃべったぞ」


エイリアン・・・「グルルル」


エイリアン・・・「オマエタチ・ハ・ナニモノダ」


吉良・・・「確かに、おまえたちは何者だ、と言ったぞこいつ」


甲斐・・・「お前は日本語を話せるのか!!」


エイリアン・・・「ゲンゴ・ヘンカンソウチヲツカッテイルノダ」


エイリアン・・・「ズット・イゼンカラ・コノホシノセイブツヲ・シュウシュウシ、チョウサシテキタ」


甲斐・・・「何だと!!」


甲斐・・・「以前から来ていたと言うのか!!」


甲斐・・・「お前達 はなんのために地球に来たのか!!」


エイリアン・・・「コノホシヲワレワレノ・ショクミンチニスルノダ」


エイリアン・・・「オマエタチモ・ワレワレニシタガエ」


吉良・・・「じょうだんじゃない!!」


吉良・・・「お前達の植民地にはならないぞ!!」


エイリアンがしゃべるたびに、エイリアンの肉体の傷口からドクドクと青い血が流れ出た。


エイリアン・・・「グルルル」


エイリアン・・・「グルル」


エイリアン・・・「グ・ル・ル」


エイリアンの声が徐々に弱くなり、そして途切れ、死んだ。


大橋・・・「それにしても、やつら、今ごろあわてているんじゃないかな」


甲斐・・・「自分達の科学技術よりはるかに低級の科学技術しか持たない原住民に殺られたんだからな」


高倉・・・「やつらの科学技術からして、我々の位置は常にやつらに知られているだろう」


高倉・・・「今度はやつら、先遣隊がどうなったか調査隊を出して来るだろう」


高倉・・・「今度は重装備で来るだろうな」


吉良・・・「なにか、やつらに見つからない方法はないだろか」


吉良・・・「やつらは、我々の生体エネルギーを感知する技術を持っているんだろう」


智恵・・・「そういうことなら私が出来るわ」


智恵・・・「私の魔術でそれはできるわ」


高倉・・・「そうですか、そいつはいい」


高倉・・・「このままここにいては危ない」


高倉・・・「移動しましょう」


なつみと裕子は目の前のエイリアンを見るたびに恐怖で身体が震えた。


高倉・・・「智恵さんお願いします」


智恵・・・「オンバガラダイクオンエコラバラザイクオンバザラアラタンノウタソワカ!!」


智恵・・・「ムゥン!!」


一瞬、周りの景色がゆらりとゆらぐ。


智恵・・・「白魔術白魔消魂森人術」


智恵・・・「全ての気配を消去し、周りの森の生体に同化するのよ」


鬼三郎・・・「よし、行こう」


高倉・・・「ここから2キロ位離れましょう」


高倉・・・「ここを監視出来る場所を探しましょう」


全員、車に乗って移動した。


車の屋根からは高性能暗視カメラが出ていて監視カメラとして360度ゆっくり回転している。


吉良は、モニターでその映像を監視している。


車は高倉が運転し、さきほどの現場を監視出来る場所に車を止めた。


吉良・・・「こんなに早く敵と遭遇するとは思わなかったな」


高倉・・・「火を起こして温かい食事を作りたいところだが、もうそれは出来なくなった」


吉良・・・「みなさん、また宇宙食でがまんして下さい」


モニター横の棚のドアを開け、チューブに入った宇宙食を取り出す。


1個ずつ配り、みんな無言の内にチューブを絞って食べた。


裕子・・・「ステーキ食べたいわね」


なつみ・・・「私はアイスクリーム食べたいな」


鬼三郎・・・「そうだね」


大橋・・・「白魔術はどの位もつのですか」


鬼三郎・・・「12時間だ」


鬼三郎・・・「12時間後に我々はやつらに見つかる」


智恵・・・「続けてこの術を使う事が出来ないのよ」


智恵・・・「24時間空けないと」


鬼三郎・・・「術が解けるまでにやつらの基地を見つけたいね」


しばらく監視を続けていた吉良が叫ぶ」


吉良・・・「こっちに来るぞ」


吉良・・・「5体だ!!」


エイリアンは車のタイヤの跡をたどって来た。


高倉・・・「まずいな」


エイリアンは徐々に近ずいて来た。


エイリアンが車のほんの数メートル先まで近づいて来た。


なつみは恐怖で今にも大声で叫びそうになった。


なつみは口を両手で抑えた。


裕子の頭の中には、外にいる5体のエイリアンの意識がビンビン響いていた。


裕子は身を縮め両手で頭を抱えて震えている。


青白い光の柱がエイリアン5体を包み「ビィーン」という音と共に急に姿が消え、青白い光の柱も消えた。


高倉・・・「やつら物質転送装置で移動するんだ」


高倉・・・「吉良、やつらのエネルギーの発生源はわからないか」


吉良・・・「はっ、今しらべています」


吉良・・・「ビンゴ、やったぜ、やつらのねぐらはここだ」


吉良はレーダー画面の赤く点滅している小さな光点を指差す。


高倉・・・「吉良、よくやった」


高倉・・・「3キロ先だな」


高倉・・・「もう目と鼻の先です 」


高倉・・・「ここからは歩いて進もう」


高倉は鬼神一家に言う。


鬼三郎・・・「わかりました」


鬼三郎・・・「さっ、行くぞ」


高倉・・・「さっ、行くぞ」


全員車を降りる。


なつみも裕子も思いっきり深呼吸する。


なつみは繰り返し深呼吸した。


なつみ達は森の中に入っていった。


なつみ達が疲れたころ高倉が立ち止まった。


周りも夕暮れとなり、暗くなってる。


高倉・・・「今日はここで夜営だ」



【 続く 】
















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連載9回目 オリジナル短編小説【アグレッション・デターレント】


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著者:jpt♂



【 続き 】



二.再び会議室


なつみ、裕子、鬼三郎、智恵、高倉、甲斐、大橋、吉良が4階の会議室に集合した。


高倉、甲斐、大橋、吉良たちは、それぞれ超小型高感度無線機のイヤホーンを片方の耳に付けていた。


所長・・・「我々の戦闘プロテクターが敵の武器に対してどれだけの効果があるのか、皆目検討もつかんが、しかし、何もないよりは数100倍もましだろう」


佐伯・・・「我々の調査では、敵は白神山中にひそんでしるらしいというところまで突き止めています」


佐伯・・・「現場へ行くマイクロバスを用意しています」


佐伯・・・「マイクロバスには当研究所で考えられる限りの武器と装甲を施しています」


佐伯・・・「万が一、現地の人と接触した場合の事を考えて、都会の人間が休暇を利用してハイキングに来た風を装って下さい」


所長・・・「検討を祈る」


ハイキングを装う為に全員にそれぞれ、まちまちの普通のジャンパーが渡された。


全員ジャンパーを着てマイクロバスに乗り込んだ。


なつみも裕子も恐怖で顔がこわばっていた。


そして、うながされるままに、すごすごとマイクロバスに乗り込んだのだった。


車内はいろいろな電子機器が積まれていて狭かった。


裕子・・・「狭いわね」


運転は高倉が担当することになった。


全員無言のまま、マイクロバスは走り出した。


裕子・・・「すっごい緊張するわ」


裕子・・・「死ぬかもしれないのよね」


なつみ・・・「私怖い」


高倉・・・「我々が全力を尽くして守ります」 



【第四章 捜査開始そして遭遇】



 一.白神山中



車は白神山の奥深くまで入り込んだ。


幸運にも、その間、地元住民には会わずに済んだ。


日も暮れて、山中の事もあり、辺りは既に暗くなっていた。


高倉・・・「この暗がりでこれ以上進むのは危険です」


裕子は周りに注意を払った。


裕子・・・「今はなにも感じないわ」


高倉が車に装備したコンソールパネルのボタンを押した。


車の屋根からビィーンという音とともに小型カメラと共に小型パラボラアンテナが出て来た。


車の中のモニター画面に、そのカメラがとらえた映像が映し出された。


高倉・・・「高性能の暗視カメラです」


それは暗がりでも昼の映像のようにはっきり見えた。


高倉・・・「外の明るさに応じて通常の監視カメラに自動切り替え出来るすぐれものです」


高倉・・・「100倍望遠機能も付いているんですよ」


甲斐・・・「これは、高性能の暗視カメラですが、 超極細色素判別機能付きですから、敵の姿もこれで発見できますよ」


なつみ・・・「へー、すごいね」


大橋・・・「我々が交代で監視しますから、 皆さんはお休みください」


鬼三郎・・・「今日はつかれたー」


鬼三郎・・・「ひさしぶりに長時間歩いたからなー、おれは寝るぞ」


鬼三郎・・・「おやすみ」


智恵・・・「ハイハイ」


裕子・・・「おやすみなさい」


なつみ・・・「おやすみなさい」


マイクロバスは狭いが眠るのに支障がないほどのスペースは確保してあった。


なつみも裕子もすぐ眠りについた。


裕子は恐い夢を見ていた。


あの悪魔の姿をした生き物が、そっと裕子の後ろに回り込み、その毛むくじゃらの手、その指からニュッと鋭く長い爪が現れた。


その手が、いまにも後ろから裕子につかみかからんとしている。


もう一人の裕子が斜め上からそれを見ていて、声を限りに危ない、逃げてーと叫んでいた。


しかし、声が出ない、聞こえない。


その悪夢にうなされて、 裕子はハッと起きた。


智恵も気配に気付いて起きた。


吉良・・・「どうかしましたか」


驚いた様子でモニターを監視していた吉良が言う。


裕子には外部からこちらに向けられた意志を感じていた。



二.遭遇



裕子・・・「殺気だわ。 誰かこちらに近づいてくるわ」


吉良はサッと緊張し、寝ている他の仲間をそっと起こした。


裕子も鬼三郎となつみをそっと起こした。


なつみ・・・「どうしたの、姉ちゃん」


裕子・・・「シーッ」


裕子は口元に人差し指を1本立てて小さな声で言った。


裕子・・・「なにか近づいてきてるわ」


裕子・・・「感じるわ」


全員がモニターを凝視した。


屋根の上のカメラはゆっくりと360度回転している。


そのカメラがぴたりと止まった。


なつみ・・・「どうしたの、カメラが止まったわ」


吉良・・・「このカメラはサイが制御していて、何か異常を発見するとそこで止まります」


吉良がすかさずそこをズームアップした。


モニターに敵の姿が映る。


顔に角があり、背にはがっしりした羽らしきものがあった。


背筋がぞっとする、おぞましい悪魔の姿に、鬼の様な顔があった。


高倉・・・「やつらだ」


高倉・・・「1体、2体、3体いるぞ」


高倉・・・「全員ヘッドギアを付けろ」


高倉・・・「アイスコープセット」


カチッカチッカチッというアイスコープをセットする音が車内に響いた。


裕子・・・「すごい殺気よ、来るわ!!」


智恵・・・「うっ!!」


周りの景色がゆらりとゆらいだ。


と同時にピカッと光が車めがけて飛んだ。


「ババッ」「ビシッ」「ビィーン」車が激しく揺れた。


大橋・・・「敵の攻撃だ」


しかし、なつみ達はなんのダメージも受けていなかった。


智恵の顔からみるみる血の気が引いて行った。


青ざめた顔に汗が光った。


智恵は合掌し宙をにらんだままだ。


バリアーを張ったのだった。


智恵が車の周りに能力最大のバリアーを張っているため、ワゴン車の周りがゆらゆらゆらめいている。


智恵・・・「白魔術の奥義、白魔八方防陣よ」


鬼三郎がその間にすばやく車の外に出た。


鬼三郎 ・・・「カッ!!カッ!!カッ!!」


鬼三郎は短く鋭い気合を発っした。


その瞬間、鬼三郎の「気」が光速となって茂みに飛んだ。


茂みがパッと明るくなった。


「ドゥン!!」という轟音とともに茂みの周りの木々も「バリン!!」と割れた。


エイリアン・・・「ギェッ!!」


裕子・・・「死んだわ」


裕子・・・「意識が感じられるのは一つだけよ」


智恵・・・「あとの二つはどうしたのかしら」


裕子・・・「さっきの場所から感じられるわ、でも弱い」


大橋・・・「たぶん、あの三体は先遣隊でしょう」


大橋・・・「やはり、この近くにやつらの基地があるということですね」


吉良・・・「たぶん、我々の動きは全てやつらには見えているんでしょうね」


吉良はボリボリ頭を掻いた。


なつみ・・・「あの光はなんだったのかな?」


なつみはぶるぶる震えながら言った。


なつみ・・・「それに、お父さんもお母さんも、こんな事が出来るなんて知らなかった」


智恵・・・「出来れば裕子にもなつみにも知られずに、 普通の生活を送れたらといつも願っていたの」


高倉・・・「最初にピカッと向こうから光ったのは、むこうはレーザー銃のようなもので撃って来たんですね」


高倉・・・「まともにあれにやられていたら我々も危なかったよ」


智恵・・・「あれは、私がこれまで体験したどんな衝撃とも違っていたわ」


智恵・・・「もう少しで私の白魔術も破られるとこだったわ」


智恵・・・「あぶなかったわよ」


智恵は疲労こんばいしていた。


大橋・・・「これで、我々でもなんとか戦えるということがわかりましたね」


鬼三郎・・・「いや、まだ油断は出来ん」


鬼三郎・・・「こちらは、向こうの動きがわからん」


鬼三郎・・・「次はやつら、どんな武器で攻撃してくるか」


智恵・・・「ひとまず危険は無くなったみたいね」


智恵はためいきをついた。


智恵・・・「あそこへ行ってみましょう」


高倉・・・「どんなやつなのか見てみましょう」


鬼三郎・・・「おまえたちはここにいなさい」


鬼三郎は裕子となつみに言った。


なつみは裕子の手を無意識のうちに握ってふるえていた。


【 続く 】












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