オンライン講座作成の舞台裏
外出自粛が叫ばれる昨今、仕事もテレワークが盛んになってきました。そこで注目されているのが「オンライン講座」です。Photo by Mohammad Shahhosseiniオンライン講座というと、YouTubeやZOOMなどが注目されていますが、私はあえてUdemyというプラットフォームを使いました。Udemyでオンライン講座公開から1ヶ月ちょっとですが、おかげさまで好評をいただいています。Udemyが割引キャンペーン(時期は不定期)をやっている時に受講していただくと、9割引近くになることもあり、とってもお得です。ライフデザイン講座【夢を実現する4つのステップ】夢やゴールを明確にし、効果的に実現する方法www.udemy.com※最初のセクション(約20分)は無料で、どなたでも観ていただけます。Udemyはアメリカ発の世界最大級のオンライン学習プラットフォームで、130,000以上のコースを3,500万人以上の受講生が学んでおり、日本では通信教育最大手のベネッセがサービスを展開しています。当初、顔出ししなくてもにオンライン講座(Udemyでは「コース」と言います)が作成デキると思って、Udemyでの作成に入ったのですが、IT系の講座では画面操作をしながら音声で解説というスタイルなので顔出ししなくても良いのですが、Udemyの公開審査基準では、非IT系の講座では20%以上は講師が登場する必要があることが後でわかったのでした。(爆)しかし、もう後には引けない状態まで作成していたので、あとからコースの冒頭からの顔出しした動画も何本か作成しました。最初のレクチャーの動画は、3分程度ですが、実は54回撮り直し、55回目でやっと採用したものです。(汗)ほかの動画は、失敗も含めて一発で撮影し、あとから動画編集ソフトで編集していますが、最初の動画だけは失敗無しで撮影したかったので、何度も撮り直しました。おかげで構想から公開まで5ヶ月ぐらいかかってしまいました。Udemyでの講座公開の準備オンライン講座作成環境について、参考までに書いておきます。パソコン:Mac Book Pro(Core i5、メモリ16GB) ↑動画編集はこの程度の性能が必要です。 動画編集ソフト:Mac用 Screen Flow ↑Windows用にはCamtasiaがオススメです。 スライド作成:Keynote ↑ほかにもPowerPoint、LibreOfficeなど カメラ:Zoom Q4 ↑HD品質(1280 x 720 または1920 x 1080)で撮影できるカメラ マイク:Blue SnowBall ice、Zoom H1、Roland DR-HS5 ↑マイクは特に重要、ホワイトノイズが入らないこと、パソコンの内臓マイクはUdemyでは不可です。 その他の機材:リングライトHQ-12N、ノートPCスタンド、カメラ用三脚など。 メール配信スタンド:Mailchimp ↑2000アドレスまでは無料、ただしステップメール利用は有料会員のみとなっています。以上の機材を揃えて、動画を作成し、厳しいUdemyの審査を一発で通り、無事に2020年12月末に公開することができました。Udemyの講座作成については、Udemyの受講生17,000人以上の山田どうそんさんのオンライン講座やサイトを参考にさせていただきました。山田どうそんさん、ありがとうございます。オンライン講座の作り方を学び個人でもできるスモールストックビジネスを構築し毎月安定収入があるビジネスモデルを作る方法個人でストックビジネスを作ることができる選択肢はあまりありません。このコースでは個人でもできるスモールストックビジネスという考え方でビジネスモデルを作る方法について解説します。あなたの好きをビジネスにしてストックビジネスを作りましょう。www.udemy.com次にUdemyのメリット・デメリットを書いておきます。Udemyのメリット1.講師としての活動も無料で利用できる。世界190カ国、3,500万人以上の受講者、130,000以上のオンラインコースがある。日本では通信教育大手のベネッセ・コーポレーションが提携している。 2.講師側からも割引キャンペーンなど複数のプロモーションを行えるが、Udemy自身が独自に強力なプロモーションを行ってくれる。 3.IT系の講座がほとんどであり、それ以外の自己啓発などの講座は日本では少ないため、2021年現在ではまだブルー・オーシャンと言える。 4.パソコンだけでなく、スマホでも視聴できる。講師側では、基準通りに作成しておけば、特に意識する必要は無い。Udemyのデメリット1.受講者のメールアドレスが直接は収集・管理できない。これが一番のネックと言えるが、講座の最後にボーナストラックを設けて、そこからランディングページへのリンクを付けることは許可されているので、その仕組みを利用すれば、リスト収集は可能。 2.講座の内容、画像の品質、音声の品質審査が厳しい。Udemyの審査に通らないと公開できない。特に画像と音声の品質審査は厳しく、パソコンの内臓カメラやマイク使用は不可。 3.売上に対する手数料が50%取られる。しかし、これはある意味Udemy側で自動的に行ってくれるプロモーション費用と考えれば、高くは無い。別リンクで講師が独自にプロモーションした売上に関しては、手数料は発生しない? 4.講座の価格の上限が24,000円である。長い講座を複数の講座に分ければ、カバーできる。 5.公開してからも手続き等、いろいろとやることが多い。PayPalの講座開設と支払い手続き、基本税務情報の登録、受講者へのメッセージ設定など。解説本もほとんど無く、YouTubeやオンライン講座でUdemy講師になる方法について学ぶ必要がある。とりあえず、最初はUdemyで作りましたが、ずっとUdemyで続けるのではなく、5講座ほど作成したら、別のプラットフオーム(Teachableベース)にも移植する予定です。Teachableは、毎月の利用料は発生しますが、受講者のメールアドレスが最初から取得・管理できますし、価格の上限もなく、内容の制限もなく、音声のみの講座もOKで、またレクチャーを少しずつ公開していくといった制御も可能、手数料もUdemyのように取られないところが優れています。その他の裏話動画ではわからないと思いますが、動画撮影時に使用したメガネは、芸人さんやYouTuberと同じ仕様です。つまりギャル曽根や宮川大輔さんと同じく、レンズ無しのメガネです。(笑)普通のメガネだと、部屋の窓の光やリングライトの光がレンズに写り込んでしまうからです。ただ目元をシャープに見せるためにはメガネは有効なので、あえてレンズ無しのメガネをしています。またヘッドセットマイクもマイクは本物ですが、実はこの音声は使っておらず、見えないところに別のマイクをセットしています。ヘッドセットマイクも口元のゆがみを目立たないようにするためのダミーです。(汗)なお、私がKindle出版している電子書籍もそうですが、このオンライン講座も元の内容は、アメブロなどのブログで書いてきた記事の再利用がベースになっています。(o^o^o)コンテンツの再利用は、エコなコンテンツ作成に有効です。ちなみに3時間半ほど話している講座の内容を文字にすると、約8万文字になります。十分、本一冊が書けるボリュームです。ということでこれを元にKindle出版することも可能です。以上、オンライン講座作成の赤裸々な舞台裏でした。今後、Udemyの講座作成のノウハウをもとにした有償サポートサービスも展開してみようかな、とも考えています。ご参考まで。