捕鯨船というのはスケール的な表現であって、鯨を狙うわけではありません。

武蔵に電動ワカサギリールシステムを組み込み、これもラジコン化します。

つまり、出撃後は遠隔操作でワカサギを釣り、ワカサギを引っ張って帰還することが任務なのです。

イメージとしては


こんな感じ。

ワカサギをここまで持ち上げることはないにしても、1/600の武蔵とワカサギならスケール的には捕鯨船とクジラです。

そもそも、ワカサギ釣りという行為自体、めちゃくちゃコスパの悪い釣りだと思ってます。

いくら新鮮で臭みのないワカサギが手に入るとはいえ、数万円掛けて動画を揃え、ボートを借り、1日がかりで小魚を釣るのはどう考えても割高です。

スーパーでワカサギ買えば数百円だし、わざわざ買ってまで食べません。

ワカサギ釣りの魅力はレンジ、エサ、仕掛けなどいろいろ考えた結果、プルプルとアタリが来るところかなと。

というわけで、単に糸を垂らすよりも遠隔操作で戦艦を操ってワカサギが釣れたら楽しそうだなという理由のみで計画を進めていきます。

先日購入した


こいつですが、動力用に組み込んでいたラジコンと同じ27mhzだということが判明(分解後に)し、使い道がなくなってしまいました。

残念ですが、同じシリーズの40mhzのダンプを買い直してリールのベースにします。




最初は後部主砲にリールを取り付けようとしたのですが、プロペラシャフトにモーターが当たるので断念。

なるべく戦艦の雰囲気を壊したくないのですが、仕方なく前部主砲を取り外します。


前から2番目の主砲にモーターをはめました。

都合よくはまるわけもなく、ピンバイスで穴を開けてリューターで削り、強力ボンドで固定します。

次に、これまたミニ四駆の時と同じくめちゃくちゃ悩んだクラッチですが


こんな感じに。

クラッチを使わずに、モーターでスプールを逆回転させて仕掛けを投入するほうが楽なのですが、やってみたら一瞬でバックラッシュして糸が全部ダメになるという結果に...

どうも回転が早すぎるようでした。

かと言って、遅くすれば巻き上げも遅くなるので水深10mから回収するのに数分かかることになります。

速度の調整が可能なホビーラジコンをベースにすればよいのかもしれませんが、低予算が基本なので諦めます。

悩みに悩んで、ラジコンカーの前輪操舵用モーターでスプールを下から押し上げることによりフリーになるようにしました。

続いて、竿のセットです。

竿はなくても仕掛けさえ水に沈めればワカサギは釣れると思いますが、魚がアタって竿がピヨピヨ動くところがワカサギ釣りの醍醐味のうち98%を占めるポイントなので、搭載は必須です。

煙突の後ろあたりに穴を明け、余っていたクリスティアのジョイントを挿入します。


クリスティアシリーズがRC戦艦に搭載されるのは、おそらく東海エリアでは初めてでしょう。

しかし世界は広いので、関東あたりでは普通かもしれませんね。

クリスティアが搭載され、高級艦になってきました。

続いて、スプールから竿までのガイドとして、ルアー作り用のアイを甲板にねじこみます。



かなり完全に近づいてきましたが、果たして浮かぶのか心配です。

単三電池×2、モーター×4、基盤×2、スプール、竿などでかなり重くなっています。

どうやら最初に船体に水を入れて搭載可能量を調べるのが基本のようですが、その工程を飛ばしてしまったので沈没覚悟で風呂に入れるしかありません。

長くなってきたので、続編へ。