WBCムエタイ ライト級暫定王者決定戦 試合結果
去る8月21日、現在観光地としての開発が急速に進んでいる中国海南島、海南省、海口市文化体育館で開催された「龍行天下」大会でWBCムエタイ・ライト級世界タイトル戦に挑戦した増田博正選手(スクランブル渋谷)。判定は2-1と割れ、惜しくも初WBCムエタイ王者誕生とはならなかった。
会場は約5000人ほどの超満員で、両選手がワイ・クルーを踊り始めると拍手や歓声があがった。
1R 増田が先にローで仕掛け、左ストレートで攻撃。お互い様子を伺いながら、ミドル、ロー、前蹴りと蹴り中心のジャルンチャイに対し、増田はローからパンチへのコンビネーションで攻撃を続ける。
2R 2R開始後はお互い蹴り中心の攻撃が続く。蹴りながら前にプレッシャーをかけるジャルンチャイに対し、時折キャッチからパンチの攻撃で応戦する増田。
3R 相手の蹴りのタイミングにあわせ、続けざまにキャッチからインローキックへの攻撃で応戦する増田。更に右ミドルを蹴り続けるジャルンチャイ。蹴りながらコーナーへプレッシャーをかけ続けるジャルンチャイに対し、ローからパンチの攻撃を続ける増田。3R終了まじかに増田の左ストレートがジャルンチャイを捕らえる。
4R 更にミドルでプレッシャーをかけながらコーナーに追い詰めようとするジャルンチャイに対し、パンチからローへのコンビネーションで攻撃する増田。増田のパンチがジャルンチャイを捕らえ始め、コーナーに追い込む。
5R 更に蹴り続けるジャルンチャイに対し、パンチと蹴りで応戦する増田。蹴りからパンチ、パンチから蹴りへとお互い攻撃を続ける中、ジャルンチャイが飛び膝で攻撃、更に膝での攻撃を続ける。相手の蹴りのパンチを合わせたところで試合終了。
お互いにクリーンヒットが無いまま、終始強いミドルキックで圧力をかけ続けたジャルンチャイに軍配があがる結果となり、2-1の判定でジャルンチャイがWBCムエタイライト級の新チャンピオンに。
また、同大会では初のWBCムエタイ女子のライト級タイトル戦も開催され、日系アメリカ人メリアム仲本選手が開始早々1分でTKO勝ち。 初の女性WBCムエタイチャンピオンとなった。