静寂
ここ幾日かめっきり冬らしくなってきた。
肌をさす風もピリピリしてきた。
日の出が6時20分ごろか?
荒川の土手に通じるこの用水路一帯だけ霧に包まれる。
日の出前の一瞬、ほんの数分だ。
東の空はオレンジ色に染まり天空は青々としてくるが、用水路に沿って霧にスッポリ。
橋の上から眺めていると実に幻想的だ。
日の光が閃光のごとく辺りを射抜く、肌がぬくもりを感じる。
立ち込めていた霧が天空に吸いこまれていく。
用水路の水面が少しづつ姿を現す。
浅瀬にいたシギがキョトンと目を向ける。
片足をくの字に曲げて何か小魚でも狙っていたのか…。
突然、数羽の川鵜がバタバタと静寂を破る。
ふっと我に返り、来た道を折り返す。
放射冷却のなせる業か?
無風の時だけに出現する、ほんの数分の静寂だ。
◎今日の気になるアレコレ