第一弾はウエルカム スピーチでの「お忙しいところ」と「お忙しい中」の使い分けについてです!
最近の披露宴では冒頭に新郎、もしくはお二人から簡単なご挨拶の、ウエルカム スピーチがありますよね。
多くの方は「ご多忙中にも関わらずご出席いただき、まことにありがとうございます」的なフレーズを入れます。
ここで使う言葉ですが、時々「お忙しいところ…」で切り出す方がいます。ただし、これは間違いです。正しいのは「お忙しい中…」です。
なぜかと言いますと、「お忙しいところ」ですと、ちょうどその瞬間、ゲストが忙しくしているところをお邪魔したという意味合いになるからです。
使って正解のシーンでいうと、例えば会社で上司がちょうど必死に資料を作っているところに声をかけて質問をするときにですとか。
「お忙しいところ申し訳ありませんが、〇〇様からお電話です。」と作業を邪魔するときに使う文句です。
でも、披露宴でのウエルカムスピーチの場合、毎日が仕事などで忙しいのにこの日のこの時間を抑えて出席してくださったことに感謝を伝える場合は後者の「お忙しい中…」で切り出すのが正です。
大した違いでもなく、どうでもいいと思いがちの文句ではあるかもしれませんが、言葉を正しく使えると大事にしている皆様から見るとポイントアップですよね。