先日、石森(石ノ森)章太郎先生の009ノ1を二十年ぶりくらいで再読した。
最初に読んだのはまだ中学生くらいだった。当時、石森漫画にはまってたが、この作品はどうも好きになれなかった。理由は主人公に魅力を感じなかったからだ。他の作品と比べHなシーンが多いのだが、あまりにも強くたくましすぎるヒロインを私は敬遠してしまってた。しかし、少し前にこの作品が「009-1」としてアニメ化され、けっこう見ごたえがあった。そんなこともあり、読み返してみたのだが、これがなかなか面白かった。当時は全然魅力を感じなかった009ノ1も今見るとかなりイイ女だ。歳をとると好みも、漫画の読み方もかわってしまうのかな?
一話完結だが、どれもストーリーがよくできており、一話で単行本一冊文くらいの濃厚な読みごたえを堪能できる。内容は一応SFスパイアクションだが、かなりバラエティにとんでおり飽きさせない。よみ終わった後、よくこれだけ毎回、話をまとめられるものだと感心してしまう。当時これを週刊で連載されてたのだからおそれいる。やはり石森先生は漫画の神様だ。
できればアニメの続編をやってくれないかな。
それと最近のアニメは鉄人28号なんかを見てても、昔の漫画の原画のイメージを壊さず映像化してくれるのが嬉しい。
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