こんばんは。
金属加工職人の鴨川です。
先日のブログでロウ付け加工について書きました。
すると、すかさず妻から、
「半田付けとロウ付けの違いって何?
何となく聞いたことがある人が多い半田付けじゃダメなの?」
などと一昔前の蓮舫のようなセリフが飛んできました![]()
自分の中の当たり前が周囲にとっては当たり前じゃないんだということに気づかされました![]()
このブログでは金属加工の世界のことをもっと知ってもらいたくて書いているので、妻の発言はいわゆる知らない人の発言だと思いました。
ということで、今日は半田付けとロウ付けの違いについて書きたいと思います。
■半田付け
半田付けは以前、鉛を使用していましたが、環境問題で鉛を使わない鉛フリー半田が現在主流になっております。
半田付けの用途ですが、ロウ付程の強度が不要な製品の溶接や対象物が薄い場合に利用します。
ロウ付だと高温に過熱をするため金属が薄いと歪んで(凹んだり・曲がったり)しまうものに使用します。
私は亜鉛製品に足などを立てる場合に高温だと製品が溶けてしまうため低温で溶接できる半田付けを使用します。
やはり強度が弱いので何個か足が外れる不良が発生します。(強度はロウ付けの方が強い)
■ロウ付け
ロウ付の材料は銀を使用しています。
銀の含有量により溶ける温度が異なります。
ロウ付けの最大の魅力は強度・耐熱性ともに大変優れている所です。
強い力がかかったり、絶対に外れてはいけない部品や高温下などに使用する部品の接合に適します。
真鍮製の製品に足を溶接したり、丸カンを溶接しています。
加工賃についてですが、銀を使うロウ付の方が高いと思いますが
実は加工賃はどちらも変わりません。
むしろ半田付けの方が高い場合もございます。
なぜなら、ロウ付けは冷めて固まるのが早いので効率がいいのに対して、半田付けは冷めて固まるまで時間が掛るため効率が悪いのです。
時間計算をすると半田付けの方が効率が悪いので高くなってしまうのです。
半田付けとロウ付けを加工してくれる職人さんもかなり少なくなってしまいました。
私が知っている限りでは50代の職人さんは見たことございません。
ぶっちゃけ私は『若手』の部類です(40過ぎのオッサンですが・・・)![]()
↑こちらは銀製品に銀製の丸カンを半分に切ってロウ付しています。
文章で書くと分かりづらいでしょうか。
私がもっとPCやブログに詳しかったら分かりやすい表とかにできたかもしれません![]()
何事も目的に応じて使い分けることが大切、ということです![]()
では週の半ばが過ぎました![]()
週末まであと一息頑張りましょう![]()
お天気も関東地方は台風の影響もさほどなく安心しました。
明日(10/6)は台風一過で暑くなるようです。
体調管理に気をつけましょう
