日本の動畫には、異星人を對象としたラブコメなんてものがたまにある。まあ、宇宙に生物がゐる可能性もそれが高等生物に進化する可能性も恐ろしく低いのだが、野暮な指摘は止めて置かう。


日本には昔から異類婚姻譚などがあるので、その延長と考へるべきなのかも知れない。宇宙人との結婚なんて話もあるが、これも現實にはほぼ確實に受胎の可能性はない。


宇宙で地球とは違ふ進化を辿つた生物は、例へ人型の生物でも遺伝子の構成は隨分と違ふ筈だ。人とゴリラの差の方が少ないのではないか。


もつともゴリラと性交すれば、受胎の可能性はあるかも知れない。ロバと馬を掛けあはせるとラバが生まれるやうに。そんな事例を聞かないのは、實驗が倫理的に難しいからだらう。


宇宙人との性交はゴリラの性交と論理的にはさほど變らない。立派な獸姦である。それでも動畫に出て來るやうな可愛い雌が相手ならば、豚と性交するよりは滿足度が高いかも知れない。


何より避姙する手間が要らない、といふのは魅力的かも知れない。異類婚姻譚といふのも、昔からさういふ事例があつたのかも知れない。


ただし、安倍晴明の傳説のやうに、人は狐から生まれたりはしない。神武天皇も、母親が鰐と傳へられてゐる(いやまて、あれは鵜葺草葺不合命だつたらうか)


獸姦と近親相姦については、昔、社會學的に興味を持つた事がある。獸姦はあるグルーブ(文化によつて範囲は異なる)の外部の者(異人種も含む)との性交のタブーである。


これに對して近親相姦は、自分の近くの者との性交のタブーである。誰を近くと見做すかは、これも文化によつて異なる。


自分の遺伝子からクローンの女を作つて性交するのが究極の近親相姦だと想ふのだが、氣持惡くてあまり想像したくない。