WHOだかの資料によると、日本人は大氣汚染が原因で年間三萬人から五萬人が死亡してゐるさうだ。大氣汚染の原因の半文が自動車による排氣瓦斯で、三分の一が火力發電の噴煙である。


だから、發電方法を原發に置換へて電氣自動車を走らせる事で年間數萬人の日本人が救はれる筈だつた。その流を押止めたのが福島の原發事故である。


僕も放射能が安全だとは言はない。しかし放射能はそれほど危險なものなのか。むしろ大氣汚染の方が何萬倍も危險なのではあるまいか。


それに事故でも無ければ放出する放射線も原發よりは火力發電の方が多い。といふより、火力發電は放射線を垂流しである。石油や石炭に含まれる微量のウランを排除せずに燃やすからだ。


千年に一度の津波による福島の事故でも、放射能による死者は出てゐない。排氣瓦斯では毎年、三萬人から五萬人が死亡してゐるのに、である。


日本經濟を囘す爲に自動車や火力發電は必要なのかも知れない。たとへ毎年三萬人から五萬人の死者が出やうが。


だつたら我々は同じやうに、毎年數萬人の死者が出やうが原發を維持すべきではないのか。原發被害のツケを東電に囘すなら、排氣瓦斯被害のツケも自動車會社に囘すべきだ。


地球には高自然放射線地域と呼ばれる地域があり、其處でも人間は普通に生活してゐる。僕は本當に怖いのは放射能や原發ではなく、火力發電や自動車だと想ふのだが。