御正月でもあるし、たまには僕の專門の數學の話でもしませう(御正月とはあまり關係ないかな)。皆さん、英語で九九が言へますか。まづ「ニニんが四」を言つてみませう。
中には幼稚園や小學生の時から英語を習つてゐる人もゐるのに、大學を出てもかういふ基本的な英語が言へない人は多いです。不思議ですね。
では答です。簡單ですよ、亞米利加や英吉利では小學生でも言へるんですから。皆さんは優秀な大和民族です。 Two two are four.
實は江戸時代には、掛け算の九九のほかに割算の九九もありました。皆さんは昭和や平成に生まれて良かつたですね。どんなものかつて、『塵劫記』を讀むでください。さすがに覺えてないつて。
ただ、言葉としては現在も殘つてゐます。「二進(につち)も三進(さつち)も行かない」、これは割算の九九から來た言葉です。二でも三でも割り切れないといふ意味ですよ。
僕は大學院で西洋式の數學を研究してゐたのですが、最近友人に和算てどんなもの、と聞かれました。現在の小學校の算數でも和算は教へてゐるはずです。
「鶴龜算」とか「植木算」「流水算」なんてね。はつきり言つて方程式を覺えてしまへば必要のない知識です。「鶴龜算」だけ簡單に説明しときませう。
鶴と龜が合計四匹ゐて、足の合計が十本です。鶴は何羽、龜は何匹でせう。これを方程式を使はずに解くのです。頭の體操みたいですね。
龜が前足を引込めたとすると、足は全部で八本ある筈です。つまり龜の前足の分の二本が余分なのです。これで龜が一匹、鶴が三羽と分りますね。
この手の話に興味があれば、『塵劫記』を讀むで下さい。江戸時代の算數の本で、立方根の求め方まで載つてゐます。江戸時代の數學者は皆、最初は『塵劫記』を讀みました。
では、本年も宜しく!
中には幼稚園や小學生の時から英語を習つてゐる人もゐるのに、大學を出てもかういふ基本的な英語が言へない人は多いです。不思議ですね。
では答です。簡單ですよ、亞米利加や英吉利では小學生でも言へるんですから。皆さんは優秀な大和民族です。 Two two are four.
實は江戸時代には、掛け算の九九のほかに割算の九九もありました。皆さんは昭和や平成に生まれて良かつたですね。どんなものかつて、『塵劫記』を讀むでください。さすがに覺えてないつて。
ただ、言葉としては現在も殘つてゐます。「二進(につち)も三進(さつち)も行かない」、これは割算の九九から來た言葉です。二でも三でも割り切れないといふ意味ですよ。
僕は大學院で西洋式の數學を研究してゐたのですが、最近友人に和算てどんなもの、と聞かれました。現在の小學校の算數でも和算は教へてゐるはずです。
「鶴龜算」とか「植木算」「流水算」なんてね。はつきり言つて方程式を覺えてしまへば必要のない知識です。「鶴龜算」だけ簡單に説明しときませう。
鶴と龜が合計四匹ゐて、足の合計が十本です。鶴は何羽、龜は何匹でせう。これを方程式を使はずに解くのです。頭の體操みたいですね。
龜が前足を引込めたとすると、足は全部で八本ある筈です。つまり龜の前足の分の二本が余分なのです。これで龜が一匹、鶴が三羽と分りますね。
この手の話に興味があれば、『塵劫記』を讀むで下さい。江戸時代の算數の本で、立方根の求め方まで載つてゐます。江戸時代の數學者は皆、最初は『塵劫記』を讀みました。
では、本年も宜しく!