ユニコオド(世界統一符號)と呼ばれる文字符号がある。UTF-8とかもその一つである。要するに、世界中の言語の文字を符號化しようといふプロジェクトだ。


今囘はこの世界統一符號について、日本語を使ふ觀點から不滿を述べてみたい。まづ、漢字の異字體についての配慮がなされてゐない。


貴方は「日本國」といふ檢索をしたときに、「日本国」も拾つて欲しいとは思はないだらうか。「國」、「国」「圀」などはの異字體は、最後の何ビットかで區別して、マスクを掛けた檢索ができるやうにすべきだ。


それ以上に不滿なのが假名は「平假名」と「片假名」しかサポオトされてゐない事である。江戸時代の變體假名をサポオトしてほしい。とくにヤ行の「え」は、今日でも日常的に使はれてゐる。


ヤ行の「え」は、「江戸」の「江」を崩したやうな字である。「☓☓さん江」などと、今日でも使用されてゐる。「そば(蕎麥)」の變體假名は、誰でも目にした事がある筈だ。


かうした今日でも日常生活て使用されてゐる文字がユニコオドに含まれないのは、理解に苦しむ。日本マイクロソフトの社員は、眞面目に仕事をしてゐるのか。


僕はユニコオドに變體假名と幾つかの漢字の舊字體が追加されて、江戸時代以前の樣々なテキストが電子化され、國民が自由に利用できる日を夢見てやまない。これは、技術的には可能な事なのだ。