國民新聞平成23年04月25日號の記事【國民短報】に、「甘い基準の児童ポルノ防止」といふ間抜な記事が載つてゐた。


別にこの新聞だけが間抜な記事を載せてゐるわけではない。ただ、典型的な情報操作記事なので、批評してみたくて例に擧げた。次の文は、その間抜な記事の引用である。


熊本市のスーパーで三歳の清水心ちゃんが私大生山口芳寛(20)に殺害された事件で、家宅捜索の際、児童ポルノ漫画が押収された。


ところで、この私大生は朝食に納豆を食べてゐたかも知れないし、朝日新聞を購讀してゐたかも知れない。そんな事と事件は関係無いだらうといふなら、、児童ポルノ漫画の關聯性もあやしいものだ。


少なくとも、殺人事件と児童ポルノ漫画の因果關係どころか、相關關係さへ科學的に證明された事は無い。健康な大人の男ならポルノくらゐ讀むだらうが、ポルノの讀者が必ず犯罪を犯す訣ではない。


重要なのは一般人の犯罪發生率とポルノ讀者の犯罪發生率の間に有意味な差があるのか、といふ事で、さういふ統計データも示さず犯罪者が兒童ポルノを所持してゐたと書くのは、悪質な情報操作だ。


もつとも、記者は意圖的に情報操作した訣ではないのかも知れない。頭も惡いし科學や統計學の訓練を受けた事も無いので、といふのが眞相だらう。


だから新聞記事を讀むときは氣をつけなければならない。日本の新聞記者は頭が惡いのである。そんな間抜どもの意圖的あるいは非意圖的な情報操作に騙されてはいけない。