八咫鴉(やたがらす)といふカラスを御存知だらうか?神武東遷の道案内をした三本足のカラスである。記紀には三本足とは書いてなかつたやうに想ふが、昔からさう言はれてゐる。


今回は「八咫鴉」「咫」についてである。「咫」「あた」と読み、「親指と中指を開いた長さ」『字訓』)を謂ふ。十センチくらゐとしても、「八咫」なら八十センチはある。


でつけえ、それで三本足のカラスキモ


実は、「八咫鴉」が三本足である事は昔から知つてゐたのだが、「咫」の意味を知らなかつた。最近、『字訓』といふ古語辞典を読んでゐて、そこで見つけたのである。


「八咫鴉」「八」は、もしかすると厳密なの意味ではなく、ただ「大きい」といふだけの意味なのかも知れない。それでも、八咫鴉が巨大生物である事は間違い無ささうだ。


因みに火星と木星の間には、「八咫烏(やたがらす、Yatagarasu)」といふ名の小惑星が存在する。