『孔子家語』という本を現在、読んでいるのだが、この本の書き下し文が現代仮名遣である。例えば、「文王」の振仮名が「ぶんおう」になっている。
正仮名遣では「ぶんわう」と書くのだが、発音は「ブンノオ」である。正仮名遣だと、そういうもんだと思っているから気にならないが、現代仮名遣だと気になる。
だいたい「ぶんおう」と振仮名が振ってあって「ブンノオ」と読む奴はいないだろう。現代仮名遣もけっして表音的ではない事は知っているが、これは酷い。
せめて「ぶんのう」と振仮名を振ってほしい。現代仮名遣の原則からは外れているのかもしれないが、「ぶんおう」では「ブンノオ」と読めない。
漢文の書き下し文の振仮名に現代仮名遣を使うと、こういう事がよくある。内閣告示でも、文語は歴史的仮名遣(正仮名遣)を使う事になっているのに、なんで現代仮名遣で振仮名するんだろう。

