季節外れの暖かさが続いていたが、今朝から急激に冷え込んでようやく冬らしくなって来た．．．

なんて悠長な事など言ってられない。極端な温度差について行けず、身体がおかしくなってしまいそうである。

今夜は温かいお鍋でも食べよう、合わせるワインも泡だが充分に冷たかったので冷やす手間も要らず。

シュテファン・ミュラー醸造所のクレマン・ブリュット・ナチュレ。

ヴィンテージ表示は無いが、醸造所の解説によると「2019年産」とのこと。

灰色粘板岩土壌の畑、ニーダーメニガー・ゾンネンベルク（Niedermenniger Sonnenberg）で

2019年9月27日に収穫したシュペートブルグンダーを80%、ヴァイスブルグンダーを20%使用し

全房圧搾、フーダー樽で2020年5月初めまで自然発酵、7月10日に瓶詰め、29ヶ月間の瓶内熟成。

オレンジ色がかった極薄いゴールドイエロー。

酵母っぽい焼きたてパンの軽い香りにほんのり干し葡萄やブランデーが香るが、基本はリンゴ系の果実香？

ちょっと甘めのスマートな果実味と、意外なほどマイルドな酸の軽やかなバランス。ミネラル感は希薄。

もうちょっと酸が欲しいなと思うぐらい、厳しいところの無い、優しい味わい。残糖2.0g/l、酸量5.8g/l。

抜栓2日目。果実味が肉付きを増しているが、相変わらず酸が穏やかでちょっと没個性的。85/100

2019 Crémant Brut Nature

Weingut Stefan Mueller （Konz-Krettnach/Saar）
A P Nr 3 525 542 28 21，Alc 12%vol

シュテファン・ミュラーのクレマン