今夜はフランケンのユリウスシュピタール醸造所の新酒、2022年産ジルヴァーナー・トロッケン。

このユリウスシュピタールはフランケンのワイン生産地域ほぼ全体に亘って

合わせて170ha以上にも及ぶ広大な葡萄畑を所有しており、このグーツヴァィンは

それらの畑から、品種の個性がよく出るように毎年葡萄を選んで造られているのだそうな。

スクリューキャップ。少し緑色がかったレモンイエロー。注いだグラス壁下半に細かい気泡が斑状に付着。

青リンゴや洋梨、青いバナナなどを感じさせる青い果実香。

フレッシュな果実味とマイルドな酸．．．だが意外に存在感のある酸とホロ苦い余韻が舌の上に長く持続する。

ここまで苦いのはジルヴァーナーの個性と言うより、やっぱり貝殻石灰土壌から来るミネラル感なのだろう。

開栓後日が経つとこの苦味は多少和らぐが、逆にやや凡庸に。残糖4.4g/l、酸量6.0g/ｌ。84/100

（過去のヴィンテージ→2006年産、2005年産）

2022 Silvaner Qualitaetswein trocken

Weingut Juliusspital （Wuerzburg/Franken）
A P Nr 3000-002-23，Alc 12.5%vol

ユリウスのジルヴァーナー2022