今夜は自家製ローストビーフに合わせて、バーデンのザルヴァイ醸造所の村名シュペートブルグンダーを。

2017年産オーバーロートヴァイラー・シュペートブルグンダー・トロッケン「RS（レゼルヴェ・ザルヴァイ）」。

ザルヴァイを開けるのは結構久しぶりだが、個人的には外す確率が極めて低い、信頼出来る生産者である。

少しレンガ色がかったやや暗い色調のルージュ。赤い花や香木の香りに混じって僅かに青っぽいニュアンス。

口当たりから存在感のあるタンニンと実入りのしっかりした果実味との好バランスが印象的で

小気味良い酸が両者を引き立てるように．．．最初はそんな立ち位置だったが

中盤以降はスーッとシャープに伸びて、綺麗な酸と収斂味の心地良い余韻が暫く舌の上に持続する。

数年瓶熟してこなれたという感じではなく、まだまだ若いが、そもそものバランスが優れている。

時間が経つにつれて味わいは酸主体となり、風味はますますフローラルな感じに。

やっぱりザルヴァイのシュペートブルグンダーは外れが無い。

強いて言えば、やや一本調子なところが玉に瑕って感じかな。でもこれで19ユーロなら充分納得レベル。

抜栓3日目。若干果実味が後退して酸やらタンニンやらの存在感が増すが、バランスの良さは健在。

最後の瓶底の方は濁っててちょっぴりタニック。87/100

（過去のヴィンテージ→2013年産、2011年産、2009年産）

2017 Oberrotweiler Spaetburgunder Qualitaetswein trocken - Réserve Salwey -
Weingut Salwey （Oberrotweil/Baden）

A P Nr 307/33/19，Alc 13%vol

レゼルヴェ・ザルヴァイ2017