ストレスと肥満の関係 | Beautrition✧~美と栄養〜

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基本コンセプトは、少し難しい栄養のお話をできるだけわかりやすく。
2021までのブログ記事をいったん整理しました☆

ライスワークは塾講師をしております。

サプリメントインストラクター☆食育アドバイザー☆睡眠栄養アドバイザー Kanae Takanashi

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『ストレスが溜まると太る』



耳にするフレーズですが、理由は何でしょうか。



ストレスで過食するから?



痩せる太るの原因はカロリーではないので、単にストレスによる食べ過ぎで太る訳ではありません。



本当の理由は、
生命維持のためです。




私たちの身体は『生存』に執着した造りとなっています。原始的ですね。



そして
『今までこの状態で生きてきた。
だからこの状態であれば死なないはず。』

という安全圏に留まろうとします。
これを恒常性(ホメオスタシス)と呼びます。

それぞれの身体が持つレギュラースタンスとも言えるでしょう。



例えば、身体を動かして体温が上がると、
脳は『体温にイレギュラー発生!いつもの温度に戻そう!』と判断し指令を出します。
すると汗が出て、体温が平熱まで下がって行きます。

 

 

 

反対に寒くて体温が下がっても、

脳は『体温にイレギュラー発生!いつもの温度に戻そう!』と判断し指令を出します。
すると震えが始まり、筋肉が熱を生み出して体温が平熱まで上がって行きます。




素晴らしい生命維持装置、ホメオスタシス。

  

 

ストレスと肥満の関係に視点を移しましょう。




ストレスがかかった時、私たちの身体はイレギュラーだと捉え、ホメオスタシスを死守しようとします。

『今まで生きてこれた条件で今まで通り生きていくんだ!そのためには今あるものを死守して損害のないようにしないと!』という考えです。

 

 

 

 

 

そうすると、自律神経が交感神経に傾きます。

 

 

 

 

自律神経とは、私たちが意識していなくても生命を維持させるために働いてくれているメカニズムで、次の2つが交代で作動しています。

 

 

 

交感神経

・攻撃優位

・筋肉や気持ちを緊張させる

 

 

 

副交感神経

・防御優位

・筋肉や気持ちを弛緩させる

 

 

 

ストレスを感知した脳は、交感神経をONにして戦闘モードに。身体に指令を出して抗ストレスホルモンを分泌させます。

 

 

 

『ストレス⇨肥満』の原因はこれなんです。

 

 

 

この抗ストレスホルモン=副腎皮質ホルモン

脂肪の分解を阻害して身体が痩せないようにと働きます。

来たる戦いに備えて、体力を温存しておこうという企てです。

 

 

 

現代人のストレスは、戦って済む肉体的ストレスは少ないんですけどね。。

外敵に襲われる可能性があり、食料の安定供給のなかった時代には、生命維持のために有効な機能だったのではないでしょうか。

 

 

 

では、ストレス⇒肥満の流れを止めるにはどうすれば良いのでしょう?

 

 

 

ホルモンの出し加減をコントロールするのは常人には難しいので(笑)、やはりストレスを溜め込まないようにすることが一番。

 

 

 

最もお手軽にストレスを解消する手段が、深呼吸です。

深呼吸は、自律神経系の中で唯一私たちがコントロールすることのできる働きです。

深呼吸をすることで、ストレスで昂った交感神経優位の状態をリセットすることができます。

 

 

 

ストレスによる体重増が気になる時には試されてみると良いと思います🎵

 

 

 

本日もお読みいただいてありがとうございました。

Have a beautiful day(^_-)-☆

 

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