おはようございます
Japanese Family Support (カリフォルニア州オレンジカウンティー)の奥野です。
昨日は、バイリンガル教育のためには、
小学校に入学する前までに
習得させたい第二言語の読み書きができるようになっていると、
その第二言語は忘れにくく定着しやすいですよ とお伝えしました。
アメリカに住んでいれば、
アメリカの小学校へ入学する前までに、
日本語のひらがなとカタカナの読み書きができるようになっておくと言うことです
だって、現地の言葉もとても大切ですから
気持ちを上手に伝えていくためはもちろん、
算数にだって言葉の理解はとても重要です。
問題の意味を理解できないと求められている回答ができないのですから
今日は、
8歳の息子を通して経験したことをお話しさせてください
我が家は国際結婚。
家の中で英語と日本語が飛び交っています
息子は、夫とは英語で、私とは日本語で話をします。
家族で話をするときは英語。
2歳〜小学校入学前まで、日英バイリンガルの学校へ入れていました。
そんな息子がアメリカの小学校へ入学するとき、私たち夫婦はとても不安でした
だって息子は日本語がとても強かったから🇯🇵
夫と英語でうまく会話できず、私に助けを求めてくる状態。
寝言もほとんど日本語でした🇯🇵
そんな息子が今や小学3年生
完璧に英語が強くなっています🇺🇸
アメリカはバイリンガルの家庭が非常に多いです🇺🇸
日本にはない現象なので面白いですよね。
カリフォルニア州の小学校では、
小学校入学前に語学力を試すテストがあります。
対象はバイリンガルキッズだけ。
読む・書く・話す能力まで含め、コンピューターと試験官との面接でチェックされます
結果、
気持ちを伝えるスピーキング力が超弱かったのですが、
それなりにクリア。
点数が低かったからといって問題として扱うのではなく、
担任の先生からのアテンションがより多くもらえるということでした
それでもいざ小学校に入学してみると、
成長の早いおしゃべりな女の子たちと比べると、
赤ちゃんのような話し方だった息子
国語(=英語)の成績は無残な状態
息子だって、気持ちを上手に伝えられなくてクラスでもどかしい想いをしていたと思います。
そんな時に励みになった担任の先生からの言葉。
「バイリンガルは、英語の能力がネイティブレベルになるのに、
小学校3−4年生までかかるのが普通よ〜」
たくさんのバイリンガルキッズを見てきた先生。
息子の無残な国語の成績に全然動じていません
そして日本人の先輩ママたちが口々におっしゃる言葉は共通していました。
「英語は必ず追いつくから焦らないで!
それよりも日本語、忘れるの早いわよ〜」
人を変え同じような質問を何度皆さんにしたことでしょう。
それでも、先生や先輩ママたちから頂いた言葉は、一貫して同じ回答でした。
じゃあ、その言葉を信じよう!
焦る気持ちを抑え、我が家ではそう決めました。
英語担当の夫は🇺🇸
毎日息子に英語の本を読み聞かせ、
息子にも音読してもらい、本の中から簡単な質問を出します。
「主人公の●●は、この時どう思ったの?」
「どんな動物が出てきた?」
「自分だったらこの時どうする?」
っていう感じ。
日本語担当の私も同じようにしました🇯🇵
ただそこに、書くことが入ります。
長くなってしまうので、その辺の詳しいことはまた別の機会にお話しさせてください。
で、
小学3年生のいま、
息子の英語力はネイティブレベルと判明
でも、、
寝言は英語のみ🇺🇸
日本人のお友達との会話ですら英語のみ🇺🇸
本当だ。
先輩ママのおっしゃる通り。
だから口を大にして言いたい!
(アメリカに住んでいる方は)
小学校入学前までの日本語を大切にしてください
ひらがなとカタカナの読み書きまで出来るようになっているのが理想です
そして、
英語のキャッチアップには小学校3ー4年生くらいまでかかるもんだと理解していれば、
親が不要に子どもにプレッシャーを与えずにすみます
バイリンガル教育、簡単ではないですね
でも成長していく子どもたちを見ていくのがとても楽しみです
どんな風に日本とアメリカの橋渡しをしてくれる人になっていくのでしょう