新型コロナウイルスの衝撃を乗り越え、世界の大変局に直面している上海は、国内大循環の中心と国内·国際の2つの循環が繋がる都市として、より高い開放経済の段階に踏み出し始めている。

 

  輸入博のスピルオーバー効果を上げ、外資誘致を拡大するための重要措置として、「2020年輸入博に向ける上海投資促進交流会」が13日、上海環球港で開かれた。会議では上海が今年も外資を利用して着実に発展していることが報告された。全市の1-8月における外資の直接投資は138.8億ドルで、前年同期比5.9%増であった。また1-8月に、市は多国籍企業の地区本部34社、研究開発センター12社を新たに認定した。8月末時点で上海市が認定した多国籍企業の地区本部は754社、研究開発センターは473社となった。

 

  会議ではまた、第3回輸入博の企業出展申込みがすでに完了しており、多くの企業が新製品、新技術、新サービスを携えて「世界初披露、中国初公開」を行うと報告した。紹介によると、国家会展中心(上海)は7月に展示会を再開したが、その後催しが開かれるたびに輸入博に向けたコロナ対策訓練が行われた。これまで展示面積計200万平方メートル、20回以上の展示会が開催され、出展者と参加者は約200万人に達したが、新規感染者数は一人も出なかった。

 

  第3回輸入博の前後に、上海各地では46回の投資促進イベントも同時に開催される予定だ。第2回輸入博に出展した企業のうち、今年上半期に上海市政府が開催した2回の重要プロジェクト集中契約イベントにおいて、カナダの乳製品会社サプト、日本のNTN株式会社など含め、すでに32社の輸入博出展プロジェクトが決定した。

 

(実習編集:范応良)