中国の伝統的祝日である清明節まであと半月。この時期定番の「青団(小豆あん入りヨモギ団子)」の販売もピークを迎えている。今年も上海の老舗「杏花楼」では、毎年恒例の新作の青団を発売している。一般的な青団は小豆あんだが、杏花楼では以前「咸蛋黄肉松(豚肉のでんぶに卵の黄身)」あんの青団を開発。その独特な味はすぐに人気商品となり、今年も売れ行き好調とのことだ。

ピンクの皮にクリームとコンニャクあんの「粉団」

 そして今年の新作は「鶏絲培根(鶏肉とベーコンとクリーム)」あんの青団だ。伝統的なお菓子がなんと洋食の味に!そして杏花楼はあんこだけでなく、皮もいろいろ工夫をしている。昨年は紫色の皮に紫芋あんの「紫薯団」、今年はピンクの皮にクリームとコンニャクあんの「粉団(中国語で粉はピンクの意味)」を発売。新品があふれる杏花楼の店には、今年も多くの客が訪れている。

今年の新品:特製三色団子

「鶏絲培根」あんの青団を作っている