Confirmation を最初に弾いてみた時、テーマの2小節目の「A、C♯」を、何も考えずに流れで「3、1」と弾いていた。親指が黒鍵で多少の違和感はあるけど、普通に弾けるから別にいいや〜、と思っていたのだ。bpm130〜150ぐらいでのんびり弾くなら、大丈夫だった。
でもそれ以上速く弾くようになると、白鍵の中指が残って隣りの黒鍵に引っ掛かからないように、ピンポイントで気を使う必要が出て来た。そこで試しに「3、1」を「5、2」にしてみたら、引っ掛かりを気にする必要が全然なく、ずっとゆとりがあって弾きやすい。
初心者がここで「3、1」を強行して無理に速く弾くと、中指をねじったり黒鍵に引っかかったりバタバタする場合があって、あまりおすすめではないらしい。
ビバップチューンのほとんどは、もともとピアノ曲じゃないのでテーマ部分は鍵盤では弾きにくいものが多い。しかも速い。速くなると指の負担が増えるので、運指は「少しでも楽に弾ける」ものを、プレイヤーが各自で自分の手の大きさや演奏スタイルに合うように試行錯誤して決めるという。
ベテランはあまり考えなくても経験で自然に出来るが、初心者ほど自分でよく考える必要があり、自分で自分のために最善手を探す。唯一の正解というものはないが、良くないものはある…とか。なるほど…
今では、面倒でもビバップのテーマの運指は最初にかなり考えるようになったし、ビバップに限らず即興でよく使う「1〜2小節の小さいつなぎのパターン」の細かい運指は、12キーでこまめに練習している。
結局、「運指をしっかりやっておかないと、演奏、特に即興演奏で苦労する」という当然のことが、いろんなシチュエーションで苦い経験を何度か繰り返した末に、ようやくわかった。我ながら理解が遅いが、わかっただけでも良しとしよう。
最近はレッスンで鬼のようにアーティキュレーションを直されまくっているのだが、運指はそれほどダメ出しされなくなって来た。多少は進歩しているらしい。