別れ軽く刃先を当てただけのような別れだった どことなくポーズのようなそれだったから またふとはじまりそうな予感を忍ばせて 本を閉じた気分になる それでも 膨らみ過ぎた風船は 大きな音を立てて 形を失くしてしまったね そんなんだから いつまでたっても あなたとの別れはつらい