クロカン: メキシコ国境へ Calexico空港 | ノーザンホークの飛行訓練日記

ノーザンホークの飛行訓練日記

北海道とLA (Chino) で操縦士ライセンス取得を目指すホークの訓練日記です

遅めの8時起床・・・さすがに疲れが溜まってきているか?!

空は快晴~


本日のルート:


Chino => Brown Field(San Diegoの南端) => Calexico(メキシコとの国境沿い) => Chino

合計飛行距離は308NM(=約550km)


(クリックして拡大表示可能)


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ブラウン・フィールド空港はサンディエゴ・エリアの南端にありメキシコの国境がすぐそばにある。ここで、ランチを食べて、東に進路を取り国境沿いを飛行してカレキシコ空港へ行くルート


10時過ぎにチノをテイクオフ~ M教官に右席に座ってもらった。


昨日の砂漠の風景とは打って変って、南のルートは緑豊かで飛んでいて気持ちがいい。途中のフレンチバレーやラモナ空港周辺までは一度飛んだルートで安心感が違う。っがしかし、その先が(若葉マークの身にとって)難関!!サンディエゴ周辺は最も交通量が多い空域としてClass B空域に指定されている。カリフォルニアのその他のClass B空域は、サンフランシスコとLAで、混雑っぷりが想像できるでしょう。ブラウン・フィールド空港はこのClass Bを突っ切っていかないと辿り着けない・・・


Class B空域に進入する前に必ず管制より(Southern Clalifornia =SOCAL Approach)進入許可が必要で、更にブラウン・フィールドまで管制の指示に従って航行していかなければならない。旅客機を始め他に飛んでいる飛行機が多いということだから、管制官はレーダーを見ながら他の飛行機との安全距離を保つよう調整してくれる。こちらとしてはレーダー誘導サービスを受ける側にあるのだけれど、何だか緊張する・・・


空は混雑しているので、管制官の話すスピードがめっちゃ早い。まるでマシンガントークのように。「高度をxxxフィートまで下げろ」「方位xxx度に変針せよ」「10時の方向・xxxフィートにボーイングxxx型機が飛んでいる。見えるか?」などなど細かい指示が飛んでくる。こりゃぁ、一人じゃとても無理でしょうね・・・殆どM教官がフォローしてくれた。


ま、何とかM教官の助けもあって、無事にブラウン・フィールド空港へ着陸できた。空港内にあるレストランでランチ♪ ”ボーイング747(ジャンボ機)バーガー” なんてものがメニューにあった。どんだけデカイんだ?恐ろしくてオーダーはしなかったけど、空港内のレストランならではのメニューだね。


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ランチ後はメキシコ国境沿いを飛んでカレキシコ空港へ


メキシコの国境を超えないように注意しないと・・・国境にはフェンスのようなものが、ずらーっと並んでいる。その昔、車で米国からカナダのバンクーバーへ入国した際に関所?のようなところで、入国審査した記憶がある。同じ国境でも、空から見る国境は一味違う。何だろう・・・表現が難しいけど、遥か遠くまで続く国境フェンス。その向こうにはメキシコの街。単なる県境ではない。フェンスの向こうに見える街は言葉も文化も違えば、生活の様相も違う。空から見えるフェンスは低く感じるが、実感としては非常に高いフェンスのように思えた。日本は島国で陸続きの国境ってものはないので、尚更、感慨にひたってしまうのかな・・・


しばらく飛んでいると、カレキシコ空港が見えてきた。まさに国境に隣接している空港だ。着陸するや否や「どこから来たんだい?移民局チェックは必要か?」と無線が入ってきた。さすが、国境にある空港 「我々はブラウン空港からやってきた。特に申告するものはない」と伝えて特にトラブルなく駐機完了。カレキシコ空港の正式名称にInternationalが付いている意味が分かった。しっかし、暑い・・・外気温度は33度C・・・10月の終わりでっせ。


ここでも、空港内のカフェで水分補給!店に入ると店員さんは全員メキシコ人のようだ。話している言葉から察するに、お客さんも殆どメキシコ人・・・っぽい。そこにアジア人が2名ってのはちょっと変よね。店内に流れる音楽もラテン系で、メキシコに入国したんだっけか?と錯覚してしまう。


ドリンク休憩後、空港のすぐそばにあるフェンスを写真撮影 意外とカラフルなフェンスで・・・



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ノーザンホークの飛行訓練日記-calexico1

カレキシコ空港からノンストップでチノに帰還


本日の飛行時間は4時間24分