映画の舞台やYouTubeの娯楽動画として楽しむ分には大いに結構ですが、やはり現実はそう甘くはありません。
私はギャンブル全般に興味がありません。
パチンコもスロットも「競」がつくあれやこれやも一度も経験したことがない。
世間でもギャンブルは「パートナーにやって欲しくない趣味」の不動のナンバーワンに輝くなど決してイメージの良い産業ではありません。
一方、国内での動きとしては2016年のIR(統合型リゾート:カジノを中核にホテル、国際会議場、展示場、エンタメ施設を統合した複合施設)推進法で最大3カ所の整備が可能となりました。2030年秋開業予定の大阪を筆頭に、2027年5月から残り2枠の受け付けも予定されています。
ちなみに海外のカジノ、特に韓国などの外国人専用カジノでは利用額や継続実績が高いVIPに対して送迎、ホテル、高級レストランがすべて無料になる「コンプ」という手厚いサービスも存在します。
温水プールやショッピングといった同行家族が全員楽しめる配慮も整っているそうです。
まさに夢のような時間が過ごせることでしょう。
さて、YouTubeでは芸人さんが海外カジノで大金を溶かす動画もよくアップされてますが、この度「向井長田のくるま温泉チャンネル」でおふたりが韓国で「バカラ」に興じる回が話題になりました。
バカラとは「カジノの王様」と呼ばれバンカー(胴体役)とプレイヤー(客役)のどちらが勝つかを予想する(どちらにベットしてもいい)シンプルなゲーム。
配られたカードの合計の下一桁が「9」に近い方が勝利となります。
このゲームの勝率は引き分けを除けばほぼ1/2。
勝率をわずかでも上げるために過去の出目から流れを読む「罫線」という表が使われますが、結局のところ最後は運です。
そんな中、チョコレートプラネットの長田さんは驚異的なビギナーズラックを発揮し、なんと900万円もの利益を叩き出しました。
韓国でのカジノの勝ち金は、現地の税金がかからない場合でも日本の居住者であれば一時所得として申告義務が生じます。
900万円勝った場合、経費(渡航費等)と特別控除を差し引いた額の半分が課税対象となり、所得税や住民税として百万円以上の納税が必要になります。
これを怠れば「脱税」となってしまいます。
■長田さんの概算納税額
一時所得金額 = 900万円 - 経費 - 特別控除50万円(経費0円と仮定すると850万円)
課税対象額 = 上記 × 1/2 = 425万円
所得税:約99万円(23%税率適用時)
住民税:約63万円(10%)
合計約162万円 ※他の所得、控除を考慮せず算出
国内IR推進の目的も観光促進に加えて「税収増」とされています。
韓国の例を見ても、コンプがビジネスモデルとして成り立つ背景にはそれだけ多額の資金を客側から吸い上げる仕組みが構築されている証拠です。
数分で大金を手にできるかもしれないギャンブルにはロマンがある。
同時に数分で大金を失うリスクと逃れられない納税義務も存在しています。
長田さんはきっと特別な訓練を受けていますから、良い子は絶対マネしないようご注意を。
お粗末さまでした。

