母は、今までベテランじいさんに手伝いに来てもらって、畑を作ってもらっていました。
今で云う所のシルバー人材からの派遣みたいなものでしょう。
しかし、元を辿れば農業高校を卒業しているのだから、色々と詳しかったはずなのですが・・・
もう歳で色々な事を忘れてしまったのでしょうか?
父が亡くなってから、もうやる気を失ってしまったのでしょうか?
それでも今年もサクランボ園のお客さん対応や出荷の手はずや伝票を管理するなど
お金に関することは未だ現役なのですが・・
畑が全く分からず、もしかしてネットで勉強している私の方が知識的に上回ってしまったのか?
ネギが倒れている・・・
何でかな?
病気にかかったかな?
と今朝言い出しました。
はて?
私はネギは食べるのは好きですが、一度も作ったことはありません。
しかし、母とその友人たち(農業初心者)は共同で草むしりをしたり
時にはママさん耕運機で耕してみたりと奮闘しているようなのですが
一人は、農薬アレルギーで農薬とか癌とかというキーワードを聞いただけで
敬遠してしまうような性格であり、なるべく無農薬にこだわっていました。
1週間も水やりに来ないで作物が育つはずはありません。
雨が降ったから大丈夫という、それこそ縄文弥生の時代の農作業をして
収穫を無事に迎えられると思っている節があり
じっと傍らから見ないふりをして、どうやるのか観察をしていたのですが、
それこそ、苗を買って来て、土につっ込んで、周りの草をむしっていれば大丈夫
みたいにしていたのですが
種を撒いて育てたほうれん草が、もっと大きく育てるんだと意気込んで
食べる分だけ収穫してきて、残して置いたものは収穫時期を逃し、
やはり虫にやられて、穴が沢山開いていて、もはや収穫する気力が失せてしまった様子でしたので
ちょっと声を掛けました。
種を撒く時や、苗を植え付ける時に、
オルトラン顆粒を土に混ぜ込んでから植えたり、あとで防虫・消毒したりしましたか?
と聞いたら・・・なんですかそれ?
という答えが返ってきたので、色々と教えました。
また、農薬や施肥の種類やタイミングを考えて、
また水をトマトなら1日に50ccを根本にかけて、施肥量は1週間に一つまみの施肥と
脇芽をとったり、一本仕立てかそれとも二本仕立てか?
やり方を見せて作ってあげました。
また、病害虫図鑑を買って来て、
この葉っぱの場合は○○病、この穴は○○虫だから
それに合わせて、農薬は後ろを見て殺虫剤なのか?
それとも殺菌剤なのか?を決定して
この背負い式の10Lタンクに1000倍の濃度で作る場合には10gだから
グラム計量器にこうやって乗せて、水で溶いて使用しますが
アブラムシの場合は、水に弱くて、葉っぱの裏に隠れているから
上から農薬をかけないで、葉っぱの裏にかけるんですよ・・・。
などとレクチャーしている自分は、やはり農家の長男なのだと思ってしまいました。
しかしながら、今回のネギが倒れているんだけど・・・という質問に
モグラが畝の下を掘ってしまって、穴が開いて倒れたんじゃないか?
足で踏んづけていれば直せばいいんじゃね!?
などと口走ってしまったのですが、
それには事情があって、
母に農協に行くついでに、野ネズミの農薬エサを買って来てと頼んでおいて
朝から、園地を回って、穴を見つけてはエサを仕込み、
自分の頭の中がネズミの事でいっぱいだったので、
ついモグラの掘った穴だと思い込んでいたのです。
モグラがミミズを食べる為に穴を掘り続け、そこに野ネズミが住み着いて繁殖し、
その小さい野ネズミを食べる為に蛇が来るという悪循環を断ち切る為には
まず穴を潰さなくてはなりませんし、病気を持ってくるネズミを殺さなければなりません。
そうでないと、蛇天国になってしまいかねません。
実際に、ネギ畑を観察すると、確かにモグラの穴でやられているのが何本かありましたが
しかし、実際は、雨が降って成長したネギが、支えを失った状態で
先日の雨と風を受けて倒れてしまったのだと気づきました。
故に早速クワを持って、土寄せに行ってきました。
本当は、このタイミングで施肥が行えればよかったのですが、
どの肥料をどの位というのが分からなかったので、
土寄せだけの作業だったのですが、なかなかに骨が折れました。
一畝の片側の土を寄せるだけでも、汗がしたたり落ち、今度はまた反対側の畝の土寄せ。
つまり一畝で二回やらなければならないので、
10畝もあると、気が遠くなって、あー途中で辞めるか?と何度も思ってしまいました。
しかし、まだアラカンの若さがあるのだからと、頑張ってやり切ってきましたが
帰りは衣類の全てがグチョグチョになってしまい。
そんな頑張るつもりでクワを持ってきていないので、
こうなるのだったら、チノパンなんて履いてこないで、ツナギの作業服を着れ来れば良かったと
後悔しながら、すぐに洗濯機を回しました。
もはや、母とそのお友達の畑を、消毒や土寄せなどの管理するだけで精一杯となり
自分の畑がおろそかとなり、草がボーボーに生えてしまっており
豆の葉っぱか、それとも雑草か?が見分けがつかなくなってしまっています。
いつも肩掛け草刈り機で畝の間を行き来するのですが、今回は諦めました。
登山練習の時に○○さん!じゃないですか!またお会いしましたね~
軽トラックで来ているから、もしかして・・・と思って覗いたら・・・
www
やっぱり、ここに軽トラックで登山に来る人は珍しいですよね
www
月曜日休みですよね。
どっか行きますか?
月山に行きたいな~
じゃ!行きましょう。
前の日に連絡しますよ
・・・
なんて、またまた軽い言葉をかけてしまって、お調子者なんだな・・・。
という事で
来週は、月山に登山に行く予定を立てたので、
休みに畑に赴くことが出来ず、・・・と云うのは逃げ口上ですが
農業とは、手間の結果の作物であるという事が改めてネギで分かりました。
ネギなんてスーパーで買って来て食った方が何倍も楽なのですが
何故に、畑に苗を植えて育てて、食べなくちゃいけないんだと愚痴がこぼれてしまいそうです。
しかしチリも積もればで、畑のネギは本数で云えば何百本もあり、
これを一束300円で買えば、100束と考えれば3万円分のネギなのだから
また、いつでも食べ放題なのだから頑張ろう・・・と思えてしまいます。
そんなことで、今日はネギの土寄せで一日が終わったという話でした。
PS
先週、山形のアジサイ寺に行ってきた時の写真です。
まだ早かった印象です。
今回のコンセプトはアジサイブラックです
背景をなるべく黒くして、アジサイを撮影する事に挑戦してみました。
またこの横長の写真は、アナモフィックシネマレンズで撮影してみたので
このように1.6倍横に伸びた画角になっています。
少しだけF値を下げて、明るくして撮影しています。
今度は100mmマクロレンズで縦構図で道という背景をぼかして、主題を強調してみました。
ベタなマクロレンズ写真
こちらも背景を黒くして、なるべく主題が浮かび上がるようにして撮影してみました。
という事で、ご覧いただきありがとうございました。