あなたはどう思うのか? | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

今朝、久々にツイッターを見たら、

 

胃ろうの患者に対しての意見で、ツイートに反対する意見がありました。

 

 

まず初めに、①寝たきり状態で回復の見込みのない患者を、

 

病院で胃ろう手術をしてまでも生かし続けるのは

 

社会負担として如何なものかという提案でした。

 

 

そして、反対意見は、福祉関係者か?医療関係者と思われる意見でした。

 

内容は次のようです。

 

 

それに対するコメントです

 

 

 

② 胃ろうは、寝たきりだけでなく、治癒回復過程で使用されるものあり

 

寝たきりの延命されるだけのものではないという意見です。

 

 

私は、①②どちらもごもっともと思いました。

 

 

その人がどこから目線で見ているのかによりますし、立場によっても変わるでしょう。

 

 

人間の命を優先することから進歩している医療技術の一つが胃ろうによる栄養摂取です。

 

 

嚥下能力、咀嚼能力、意識が無くとも、意思疎通能力が無くとも栄養を摂ることが出来ます。

 

 

 

回復前提の医療から、現在は延命の医療まで含まれ、

 

いわゆる言葉で表すと包括支援の一部とされています。

 

 

とにかく人命を助ける為なら何でもいいからやるという姿勢方針です。

 

 

対して、前者の言い方として、

 

個人の人権と社会保障と未来を危惧している言い方です。

 

まず意思疎通の出来ない患者は、医者の勝手と厚生労働省の指針に基づいて

 

老衰以外の死は、殺人に値するために、

 

医療倫理委員会では胃ろうしてまでも延命することが義務付けられています。

 

 

家族の意思や本人の遺書的なドナーカードにでも延命の措置は要りませんとでもない限り

 

治療を中止することはないということは

 

病気で苦しむ時間を長引かせてしまうことにもつながり

 

痛み止めでもあれば良いが、医者は意識がないからと、ただ延命措置だけをする

 

胃ろうやブドウ糖点滴だけでは、患者が苦しんでいることを知りません。

 

厚生労働省の保険請求でも必要以外は認められないのでしょう。

 

 

だから個人の人権が尊重されていないと考え

 

また同時に、多額の国民の血税を病院が制度を利用してむしり取ってまで行っていることに疑問を感じ

 

また、少子化で財政先細り、社会保障費の増大に懸念している部分も指摘しているのです。

 

 

 

そういう意味で、患者本人を代弁するのか?

 

それとも、患者家族(年金目当ても含む)の意思を尊重・もしくは無視するのか?

 

または、医療者・福祉関係者の代弁をするのか?

 

視線を大きく広げて、国を憂いて、その事例を見て税金の振り分けを代弁するのか?

 

どの見方によるかによって、まずは変わっていくでしょう。

 

 

そして、その意見が希少意見なのか?

 

多くの方が考える最頻値的意見なのか?

 

モラルに乗じて妥当な意見なのか?

 

によっても変わってくることだと思います。

 

 

これは、もはや、倫理と道徳、社会正義の話の比喩でもあるように思います。

 

 

 

つまり人間倫理として、

 

回復の見込みのない、痛く、苦しい状況を早く終わらせてあげるのか?否か?

 

または道徳心として、国の法律に合わせて、職業人として全うして、

 

患者が痛かろうがどうであれ、

 

医師としての法律上の義務を果たして延命措置を続けるという、国の法律に従うのか?

 

または、

 

社会の全ての人の税金としての痛みを減らすには、意味性の低い部分を切り捨てて、

 

社会資源を集約するべきことこそが、必要なのではないだろうかという正義感が

 

そのように自立意識のない患者への胃ろうを無意味

 

として判断することに繋がっているのではないだろうか?

 

とも思うのです。

 

 

 

これは、根底には・・・ある意味で、国の財政システムが租税理論で考えている思考か否か?

 

によるものでもある考えであるとも思われます。

 

 

租税理論なら、限りある60兆円のお金や1億人の人手(社会資源)をどうやって分配するか?

 

という考えになるでしょうし

 

MMT現代貨幣理論に基づけば、いくらでも刷れば金は出てくる。

 

打ち出の小づちだから、いくらでも国に金を刷って出させよう、

 

提案して出させた者勝ち、労働力は外国人と云うことなら

 

どんどん社会福祉を充実させられるでしょう。

 

つまり、寝たきり老人をいくら作っても、問題なしです。

 

別に例えるなら

 

犯罪者をいくら捕まえて、拘留して、刑務所に入れても問題なしです。

 

 

と云うことになりえます。

 

 

現に、国の予算を見てみると

 

租税収が69兆円なのにも対して、歳出は114兆円です。

 

なぜなら、国は株を持っていて、または為替差益などなど特別会計に組み入れ

 

更には国民預貯金2000兆円という担保もありますので

 

いろいろと儲かっている上に、60兆円の国債発行をしても

 

国民預貯金の残債分担保もまだ1000兆円分も残っていますから、

 

まだまだ一般財政は20年ぐらいは安心ということでしょう。

 

 

あなた方は、寝たきり老人の胃ろうをどう思うのでしょうか?

 

 

という、問いを掲げて終了したいと思います。ニヤニヤ

 

 

本日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

 

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