昭和14年5月13日
獣心を持った悪抱主
開城署 継続 摘発取調べ
開城署では前借金に足首を掴まれて悪徳抱主、不正収養女契約締結者に膏と血を吸われている(花柳界と飲食店で働いている)少女たちを彼等の魔の手から救出しようと花巷の暗黒面を取り除いて積極的に人身売買業者たちの取り締まりをしているが 取締り中に見つかった45名の少女達に自由解放の光明を与えたことは既に報じた。
同署では継続して監視の目を少しも緩めずに徹底した摘発を敢行している。
今回、2年前に前借金200余円で契約した雇用女をこき使い 途中で他の飲食店に出張までさせて月給を受取りそれでも気分が晴れないのか、その後 初めの前借金よりはるかに多い340余円で他の抱主に売り渡したという事実が発覚して厳重な取調べを受けている、文字どうり人面獣心の悪抱主がいる。
