私にとって、とても気が重い報告。

 

 

その前に

私には70歳の双子のおじさんがいます。

どちらも独身。

一人は精神病と認知症(脳にも腫瘍が出来る病気)。

もう一人は弟のせいにして結婚出来なかった(しなかった?)。

 

結婚出来なかったおじさんは、100歳を迎えた認知症の母親

(私から見て祖母)と精神病のおじさんの世話をしています。

母は通いで日中世話に行っています。

 

お金の問題があり、在宅での介護、ヘルパーを利用していま

す。

おじさんの精神病は社会人になってから診断されているので、

もう50年近くです。

あちこちに電話をかけたり、勝手にものを注文していて私たち

は小さいときからおじさんの異常性に気が付いていました。

そのおじさんを家族中が隠すようにもしていました。

今思えば、ADHD等の症状がたくさんあったんだと思います。

決して頭が悪いわけではない、高校だって通っていた。

電話番号を覚えている為、前の勤め先や、知り合いにかたっ

ぱしから電話をし、一方的に話して電話を切る。

何度も何度も。毎日と言っていいほど。

ただ、当時はそんなものが病気だともわからないし、治療も

してきていない。

そして二次障害がでて、暴力(暴言)的だった。

もう一人のおじさんも、普通に仕事をしてきたが、身支度もだ

らしないし、整理整頓もできない人。

だから、病気が大きくでたか、出なかったかだけで、何かしら

持っていたんだと今は思う。

 

そんな兄弟の病気を心配してきた母に、ナオの発達障がい

の話をするのは気が重かった。

また『自分の実家のせいかもしれない』と気に病んでしまうか

ら。

 

私には保育士の姉がいるのだが、ナオのことも相談していた

ので、全部つつぬけ。そんな姉から

『私がいる時の方が話進めやすいかもね』

と言われ、子供たちを別室で遊ばせ報告することに。

 

我が家の整理整頓の話から

『実はさ、ナオ発達障がいでさ・・・』

と話を始めると、なんと父の方が身を乗り出してきて。

 

やはり、『個』のナオをみていても病気だとは信じてもらえな

い。

でも、『集団』での授業中の歩き回りや、お友達とうまく遊べ

ないことなど、直接みていないところでいろんな症状がでて

いると聞いたら、真剣に話を聞いてくれました。

適度に姉が話に入り、色々説明してくれていたのも良かった。

ナオが診察に行っている先生の講習を受けたこともある姉。

私が持って行ったプリントを真剣に読んで

『1歳の長いTV視聴が7歳で影響が出るなんて・・・』

ととても驚いていた。

家族で1時間話をし、みんなで集まったときのご飯時はTVを

消そうとなりました。

 

実家ではナオが良い子でいてくれる。

泊まりに行ってもお手伝いも率先してくれる。

音読も実家ではなぜか出来る。

だけど、私の言うことは聞いてくれなくて怒られてた。

それを注意はされてきた。

私の言うことを聞かない、それだけが心配だったと。

 

母たちは私があまりにもケロッとしているので驚いていた。

そして、私が怒らなくなり、ナオが落ち着いていられる。

その変化にも驚いていた。

 

その為、何も言わずに『そうか、そうか』と聞いてくれた。

それでも心配性な母なので、しょっちゅう電話が来るように

なるだろう。

でも、包み隠さず話すつもり。

だって、今は悪い方向に行ってないんだもの。

 

まだまだ道のりはながいんだけどね・・・