冠婚葬祭


誰でも出席する機会があり得る大切な行事。


慶事、弔事いずれの場合でも会場に到着すると

一般的には、まず受付けで記帳をします。


受付けには芳名帳と筆ペンが…


この場面で心ならずも緊張感を持ってしまう方は少なくないのではないでしょうか。


周りに誰もいない状況ならまだしも、

目の前には受付けの方、すぐ近くに出席者の方々が。


誰もジーッと自分の手元なんて見ていないはず、と思ってはみても

慣れない筆ペンを持つ手は心なしか震えてしまい恥ずかしい思いをした、という経験を実は私はした事があります。


せっかくお祝いで嬉しい気持ちなのに、余計な

ストレス(ちょっとオーバーですが)を感じてしまっては残念ですね。



記帳する際のポイントはふたつ。


①文字そのものを美しく読みやすく書く事。


②芳名帳に記帳する際のレイアウト




最近は、受付けにボールペンや万年筆が用意されていることもあるそうですが、もし筆ペンしかない場合に備えて普段から筆ペンで住所氏名を練習して慣れておきたいものです。


また、芳名帳もカード式であったり横書きのこともあるようですが、今回は本来の形式の芳名帳にどのようなレイアウトで記帳すれば良いかについてシェアさせていただきたいと思います。


結論から述べますと、絶対こうでなければならないという決まりはありません。


ですから、例えば2行にわたって書くというのもアリかもしれません。


何よりも大切にするべきなのは相手様が後で見返した時に読みやすいという事だと私は考えています。


ここでは、田中鳴舟先生著の「暮らしの筆ペン」に

記載のレイアウトを参考にして書いてみました。(住所氏名は架空です)



◉名前を天地の中程、またはその少し上から書き始める。

◉住所は、小さ目の字で字間を詰め気味に書き中程より上方に収める。


先に住所を書いてしまうと文字が大きくなりがちで名前のスペースが狭くなってしまうので、

まずは名前から書き、上部のスペースに小さ目の字で住所を書くと失敗し難くなります。



筆ペンといってもたくさんの種類があります。


日頃から自分に合った筆ペンで住所氏名を練習して

いざという時には自信を持って臨みたいですね。


ちなみに、私は冠婚葬祭には書き慣れた自分の筆ペンを持参しています。