最近、「文化の熟成」が進んできたせいか、色々な「権利」が生み出されています。

私が、最近、目にしたのは「忘れられる権利」というものです。

きっかけとなったのは、
フランスの女性がグーグルに対し「過去のヌード写真の消去」を請求して勝訴したという事みたいです。

その後、2012年1月、欧州委員会は、「EUデータ保護規則案」を提案し、この規則案の第17条で「忘れられる権利」を明文化、2014年3月に、欧州議会の第一読会で修正され「忘れられる権利」という文言は条文から削られ、代わりに「消去権(right to erase)」という文言が用いられようになった。との事。

同条では、
個人が管理者に対して自らに関する個人データを削除させる権利
当該データのさらなる拡散を停止させる権利
第三者に対して、当該データのあらゆるリンク、コピーまたは複製を削除させる権利
が規定されているらしいです。

基本的に、自分の発言、行動に責任を持つという事が重要だと思うので、私は現時点における、忘れられる権利、消去権の施行には反対です。

もう少し、社会的な合意が必要だと思います。

勿論、救済しなくてはいけない人達がいることは理解しておりますし、救済する手段が必要というの部分には賛成します。

しかし、現行の法案では「法の主旨」を意図的に「私利私欲」の為に、悪用するだろうと思えます。
結果として、本来社会的に有用な「知る権利」が侵害されていくのだろうと思います。

人間の「業」がなくならない限り、「悪事」はなくならないでしょう。
「民主主義」の根幹をなす権利として「知る権利」は昔から与えられてきました。

大事にすべきだと思います。