400字詰め原稿用紙 | 新たな旅

新たな旅

"new kid in town"

 

 

志望動機書

 

1/ 志望動機

2/ 卒業までの学修計画

3/ 専門科目の一例をあげその具体的履修計画

4/ 在学中の通信制学修環境と経済的裏付け

 

3/ 具体的履修計画

約100近い教科科目の中から、自分の志望動機を成就するため最も関連深い科目を一つ選び、その具体的履修計画とその成果展望を作成せよ。

 

つまり、オンラインショッピングカタログに掲載されているグッズの中で、用途に叶う品を選び、それをどのように活用させるつもりなのか、わかりやすく「800字以内」で説明しなさい、ということ?

 

内容もさることながら、この字数制限付きが。

すべてがオンライン出願のため、書式があらかじめ決められているのはやむを得ないとして、また字数にも限りがあるのも良しとしよう。

しかし、文字制限付きなど、小・中学校の国語の時間、400字詰め原稿用紙で書かされた作文以来のこと。

無論、子供の頃の作文は、実際に文字数の制限などはなかったのだが、書式としての縦書きや句読点の決まりなどを学ぶため、「400字詰め原稿用紙」は理にかなっていたのである。

 

自由気ままな創作作文は趣味として、それこそ子供の頃から記してきた日記・日誌の延長。

字数など気にすることなどあらばこそ。

が、まさかこの期に及び、この歳で自分の書いたものを推敲に次ぐ推敲が必要になるなど、思いもよらず。

文句たらたらながらも、なにゆえか、不思議に新鮮で、初々しくさえ感じる「忘れていたあの感覚」が、何やら(満更でもない)。

 

決められた枠内に収まること、収めるよう努力工夫すること。

何らかの規範に沿うこと。

基本的約束事を守ること。

 

元を正せば、わたしは、OCD ( Obssesive Compulsory Disorder 強迫性障害 ) 一歩手前。

ちょとした几帳面さが売りもの、だった。

そして、、、だからこそ、

 

自由とは 勝手気ままと 紙一重

 

おおらかに既成概念からはみ出ることの、こころ苦しさを逆に厭というほど知っている。

 

今は、なんでもかでも、アプリの時代。

さればと「400字詰め原稿用紙」アプリなるものを探してみた。

書き飛ばすそばから、400字詰め原稿用紙へと自動変換してくれる、利便性この上ないアプリ。

 

鬼に金棒。

 

だが、肝心の中身は、いまだ下調べの準備中。

社会人向けだからなのか、偏差値や科目別試験など免除される一方で、将来への期待と展望を網羅した、独自性、自主性を問われ、試されるのか。

わたしには未来へ「託せる」時間が十分ではないかもしれない。

そんな一抹の不安が、やや曇った磨りガラス窓の向こう側に。