おはようございます!
登場人物
日本人妻・43歳・日本人ですが人生ほぼ海外在住
タイ人夫・39歳・野菜嫌いな文字通り肉食タイ人男子
夫婦の会話は英語・タイ語ミックス
義理ママ・67歳・放っておいた関節リウマチ
義理父・67歳・早期退職後家の王様に
義理姉・43歳・2年飛び級したタイの東大出身>現在出家してるハゲ
前回までのあらすじ:義理ママを病院へ連れて行くのだが、どうやって2階から1階に下ろす?問題
さて、歩けない義理ママをどうやって2階から1階へ運ぶのか。
廊下はキャスター付きの椅子でスイーっと階段前まで
行けた。ここからだ。思っていたより階段の幅が狭い。
狭い?というか普通の幅。もちろん人が3人横並びに
降りられるようになんて設計されてないもん。
これが普通の幅よ。
おんぶでいいんじゃない?と私。
キャスターに座った義理ママの腕を持って
立ち上がろうとした途端、腰が伸ばされた
義理ママ、痛さで顔を歪め叫び声を上げた。
ギャー無理!この体勢無理!痛い痛い
曲がった背中が伸ばされると痛いらしい。
この時は腰を打撲してるのかな、とも思った。
おんぶがダメなら、、、椅子に座ってもらって
その椅子を斜めにして前後で運ぶのは?
お姫様抱っこは?
Tokyo MERでやってたみたいに
布に寝てもらって運ぶのは?
と色々案を出すのですが、
「全部ダメだ無理だそんなことできるわけない」
とダメ出しをする義理パパ。
40kg前後の義理ママ。
全く力が抜けた人間の重さを義理パパは
痛感していたんだと思う。
すでに腰もやられてたし。
ダメダメ言うならできる案を出せや
この間、廊下で4人であーでもないこーでもない
とやり合っていたので、暑い。
汗ダラダラ。
ちょっと試しに体を浮かせたりすると
義理ママに緊張と不安が走って
場にテンションがかかる。
その張った空気に、暑さといい案が
でないことが重なって、イライラがピークに。
その時他人任せの達人義理パパが、
「デブを呼んで抱っこしてもらおう」
デブとは、この地域のセキュリティーの
おっちゃんである。
電話一本で飛んできて、
軽々と義理ママをお姫様抱っこで
運んでくれた。
夫君に、
「デブデブって失礼じゃないの?」
「それ正式なニックネームらしい」
タイのあるある、
生まれた時小さかった子に
まるまると元気な子になってほしいために
「デブ」とか「デカイ」と
愛情を込めてつける名前・・・。
デブさんのご両親、この子はその名の通り
大きくデブになりましたよ。
呼ぶのがちょっと失礼に当たるくらい
まさにデブになってます。
でも助かったよ〜おデブ様。
あなたのおかげで義理ママは
それなりに痛がってたけど、
すんなりと車に座らせてくれて
ほんとに感謝。
それでは病院へ。
to be contined....