悲痛なコールから始まる長い長い1日

ー筋肉の大切さと日頃からのストレッチの重要性を再確認した日ー

 

 悲痛なコールからそれは始まった

ことの始まりは5月12日午後、義理ママの悲痛なスマホコールから始まった。

実は去る5月9日、トイレの外にある水のブレーカーを落とそうと思ったら

バランスを崩し、左方向に倒れて下半身を打ったそうな。

 

もともとへバーデン結節で手足の指が曲がってはいけない方向に

曲がって固まり、左股関節にはボルトが入っており、

左右に体重を移動しながらしか歩けない義理ママ。

 

それもあってか体を動かすことが億劫になっており、

筋力がほぼゼロと言って良いほど。

車のドアを閉めるだけでもヒィヒィ言っている人なのだ。

そんな人がバランスを崩して倒れたら、、、、我々夫婦は即座に、

「絶対骨逝っちゃってる」と思った。

 

お年寄りあるある?筋肉痛も歳とともに、感じるのが遅くなる

と言われている(言われてますよね)のと同じなのか、

事故直後は大したことがなかったようで、心配かけたくないという

理由からか、別居している私たちの元には連絡が来なかった。

 

ただタイ人夫 コアラ曰く、実家のリビングにつけている見守りカメラが、

早くから暗くなっているので、夜型・中国ドラマシリーズ好きの

義理母にしてはなんか変だなと思っていたそうな。

 

つまりすでに4日も経過している・・・真顔

この時タイ人夫 コアラの義理パパに対する怒りは90%くらいに達していた。

 

 あれ?元気そうじゃん

タイの一般的な一軒屋、玄関入ってすぐにテレビがドーンとあるリビングです。

でかいテレビの前に大きなソファがあって、そこでじーちゃんばーちゃんが

寝ている、という家がほとんどです。

 

そこで身支度を整えてお待ちになっている義理ママ。

病院であっても久しぶりの外出が嬉しいのか、

表情が高揚しているのがわかる。

 

さて、立ち上がって行きましょか、となった時、

あ、これは本当に骨か筋肉か逝ってるな、と感じました。

腹筋がないのでもちろん立てない。

脇を抱えられてはいるものの、下半身に力が入っていないのです。

40kg前後なのにもんのすごく重く感じる。

義理パパと私で車まで運び、サンダルをはかせ、

おかばんを持ってきて初めて行く病院へ。

 

 レントゲン1000円病院
 

タイ人夫コアラの友達のおすすめの病院へ行ったのですが、

保険に入っていないので、安いところ紹介してもらったと。

かなりびびっていました。ワンコイン病院があるとは知っていたものの

本当にタイのスラムとかに住んでる人たちが来てたら、、、

まさかノーエアコンでは、、、なんてビクビクしていたのですが、

入ってみたらバンコクの外国人御用達の病院とあんまり変わらん…

 

夫も私も会社の社会保険や旅行保険が使えるので、

外国人向けに通訳がいる高級な病院にも行ったことがあります。

でも大病院は、スタッフのプライドが高いのと、

デカすぎて受付から診察室までが遠いので好きではない我々。

 

今回行った病院はそこまで大きくなく、

でもスタッフが優しくて、特に年配の方への配慮が良い。

車椅子にはスタッフが必ず一人ついてくれるし、

スタバもオーボンパンもアンティーアンズもダンキンドーナッツもあるニヤニヤ

受付から診察室までスイーっとすぐ行ける距離でよかったです。

 

そしてお値段は・・・診察、レントゲン、お薬で1600バーツ。
レントゲン入れて1600バーツってやっす!
高級なお病院だったら1万バーツは絶対越してる。

 

 驚くべき診断!

みんなで股関節のレントゲンを見ながら診断を聞きました。

 

骨に異常はマイミー(無い)

 

え?先生なんと?

「骨は折れてないよ。もしかしたら内出血してるかもしれないけど

4日も経ってたらもう出血は止まってるから。2−3ヶ月安静にしておくしかないね」

 

・・・無気力 そんなモンなん?

 

「そんなもんよ。骨が折れてたら息するだけでもしんどいはずよ。

鎮痛剤出すから、痛かったら飲んで」

 

気を良くした義理ママ「筋が痛いの筋が。骨じゃないわ」

 

折れてないならそれはよかった。

最悪今後歩けなくなるかも、、、と予想したので。

 

でも安静にしてたら筋力が落ちて、ただでさえも

体動かすのが億劫なのに、もっと筋力落ちませんか?、と嫁。

 

「歩くなとは言ってないから。必要最低限なことはやって大丈夫。

ただ旅行とか、わざわざ歩く用事を作ったりしないこと」

 

そうなんですね、、、。義理ママも至って元気だし。

薬飲んで2−3ヶ月安静に、か。大ごとにならなくてよかった。

 

という流れで、一旦実家に帰ったのでした。

 

そう、これはただの始まりに過ぎなかったのです無気力・・・

 

to be continued....