ノノノノというスキー漫画が面白かった記憶があって、ネットを覗いていた時に同じ作者で

エルフェンリートというアニメ化された作品があることを知った。

で、日当直のときにバンダイチャネルで一気に視聴した。


感想としてはこの作品は四肢切断といったグロテスクな表現があるので一般向けではないんだけど

すっかり魅了されてしまった。


で、これがドイツとどういう風につながりがあるかというと


一つはタイトルがelfen liedでドイツ語である。


二つめには各回のタイトルもドイツ語の表記がる。


三つめとしてオープニングがオーストリアの画家のクリムトをモチーフとして利用している点である。


このクリムトの作品が実はミュンヘンのノイエ・ピナコテークにもあるそうである。

それでミュンヘンのユースホステルに宿泊した際に、同室のドイツ人が

「ドイツに何を見に来たんだい? 日本人は好きだよね。 ドイツのテクノロジーとかかい?」


と聞かれた際にぱっと単語が出てこなかったりなんだりで

「観光で、たとえば・・・美術館、芸術だ。」

とあまり行く気があったわけでないのによくわからないことを言ってしまった。

実際の観光の時には博物館に行って満足したんだけど、その時そのドイツ人は


「じゃあ、クリムト?エルフェンリート?え、そうじゃないの。君も変わってるね。」

みたいなことを言われたような記憶がある。


なんでもこのエルフェンリートは国内よりも海外での評価がすごいらしくて結構人気があったそうである。

3年後に意味がわかったわけでなんとも感慨である。

今にして思えばそのドイツ人はアニメを見ていたんだってことになるんだな。

さすが日本のソフトパワー。

久々にアニメをみたけれども、これからの海外との交流ではアニメの知識も多少は必要なんだって

ことなんだろうな。