こんにちは~
ストーリーコンダクターのAikoです。
今日は逆転の発想……というか
一見ムチャクチャなようで、わかると「そりゃそうだわ(笑)」と言いたくなるお話。
何かというと
『できごとは“役割”についてくる』
というお話。
ものすご~くざっくり言うと
悲劇のヒロインには悲劇が訪れて
ヒーローには成長のための試練が訪れて
ラッキーマンにはくじ引き大当たりが来る。
逆はない。
ということなんです。
ストーリーでは、色んな役割を持つキャラが出てきます。
試練を乗り越えて強くなり、運命を切り開くヒーロー。
どんなに不幸な身の上でも、笑顔を絶やさず、けなげに頑張るヒロイン。
やけに運が良くて、いつも美味しい思いをするお調子者。
主人公たちが困ったときは、豊富な知識と経験で導いてくれる師匠……
などなど。
で
ストーリーでは、そのキャラにふさわしいできごとが起こります。
ヒーローには、超えたら一回りも二回りも成長できる試練が、
ヒロインには、過去の悲しみを精算し、幸せの道が開けるイベントが、
師匠には、己の経験と知識を最大限に活かせる無理難題が
お調子者には、そのフットワークの軽さと幸運で、思いもかけぬ方向から突破口を開くイベントが
起こります。
当たり前ですよね。
試練を超えられないヒーローなんかヒーローじゃないし
無理難題を解決できない先生なんか先生じゃないし
いつまでもぐずぐず泣いてるヒロインはかわいくないし
誰とも接しないお調子者じゃ話が進まない(笑)
要するに
『役割にふさわしいイベントが起こるようになっている』。
悟空がどう考えても倒せない敵を倒せるのは、彼が『主役』だから。
ヤムチャが真っ先にコテンパンにされてしまうのは、彼が『かませ役』だから。
というわけです(笑)
……で。
これは決して創作の話ではなく、現実にもいえることだったりします。
私たちは、ストーリーでできています。
私たちに起こるできごとは、全て『私たちが選んだ役割』に沿っているんです。
つまり
『幸せなできごとが起こるから、幸せな人』なのではなく
『幸せになるという役割を生きているから、幸せなできごとが起こる』。
『不幸なできごとが起こるから、不幸な人』ではなく
『不幸な人という役割を選んでいるから、不幸なできごとが起こる』。
いわゆる『引き寄せの法則』ですね。
……だってほら
『悲劇に合わない悲劇のヒロイン』っておかしいじゃないですか(笑)
悲劇のヒロインなんだから、悲劇に合ってもらわなきゃ困るんです。
ヤムチャは敵に勝ってもらっちゃ困るんです。
だってそういう役目なんだもん。
……
つまり
あなたが、もしくはあなたのお客様が
『今、何役をやっているのか』
『その役割は、やりたいことに沿っているのか』を知ること
そして、もし望まない役割をやっているのなら
自らの意志で、役割を変えること。
これが結構大事だったりします。
ちなみに、私たちは何役をやるのも自由です。
「こんどは何役やろうかな~♪」ってワクワク考えられたら、面白いですよね!