第6回:お勧めのパワースポット・聖地のご紹介:「富士山」雄大な霊峰と山麓の寺社 | 上祐史浩

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お勧めのパワースポット・聖地のご紹介 第6回

 

富士山:雄大な霊峰と山麓の寺社

 


 お勧めのパワースポット・聖地の第6回はいよいよ「富士山」です。富士山は、言うまでもなく、日本最高峰にして、縄文時代からの信仰の山であり、平安時代以降は山岳仏教の聖地としても栄えて、「霊峰富士」と称えられてきた、聖山の中の聖山です。

 

 そこでまず、①富士山麓に関する文献からそのご紹介をし、そのあとに、②2018年11 月11日、私たちが実際に行った時のレポートをご紹介します。

 

 そして最後に、③ひかりの輪のパワースポット・聖地巡りの思想や、聖地巡りの際に行うと心身の健康に良い、ヨーガ歩行瞑想に関する記事をリンクしてご紹介します。
 

 


 

●文献からの富士山麓のご紹介

●河口浅間(あさま)神社

 富士山が歴史的な大噴火を起こし甚大な被害を与えた864(貞観6)年の翌年、富士山の北麓では最初に建立された神社です。
 見たことがないほどの見事な杉の巨木が立ち並ぶ参道に足を踏み入れると、その威厳に圧倒されます。天を突くように伸びる七本の大木は、どれも40mを超え巨大な根回りは30mあります。長年の祈り・信仰の強さと、この土地のパワーが感じられ、近くの川からの水流とともに、周囲の空間はとてもすがすがしく、素晴らしいエネルギーで、心身が浄化される場所です。

●北口本宮冨士浅間(せんげん)神社

 富士山の北東に位置する社で、吉田口の登山口にもなっています。上記の「富士山本宮浅間大社」は山の南西、表富士を望む「陽」の地に。この北口本宮冨士浅間神社が対角線上の北東に位置し、「陰」の地に建てられています。
 その霊気・精気が満ち満ちている感じがする場所で、参道を歩くと身心がリフレッシュされていきます。ご神木の大きさにも圧倒されます。
 

●富士吉田口五合目

 富士山五合目付近まで車で行ける4つの登山ルートの一つが、富士吉田口です。
 富士山頂が間近に迫る富士吉田口五合目(標高約2300m)には、10世紀初めに創建された小御嶽(こみたけ)神社が鎮座し、富士信仰の拠点として崇敬を集めています。
 「小御嶽」は、富士山より先に出現し、五合目付近が山頂であった山の名前で、現在の富士山は、古富士と小御嶽を土台に噴火が繰り返されてできた山とされています。
 
●御中道(おちゅうどう)

 本来、富士山の五~六合目付近を一周する道で、かつて富士講信者の修行に使われた道です。役(えんの)行者が始めた「御中道巡り」が始まりと伝わり、富士講信者の間では、3回以上の富士登山の経験と誓約書などがないと通る許可が下りなかったといわれています。
 現在は、富士吉田口五合目を起点に、全体の4分の1ほどしか歩くことはできませんが、歩道は歩きやすく整備されており、見晴らしも絶景の聖地といえます。

●河口湖(小海公園~シッコゴ公園付近の湖畔)

 河口湖は富士五湖の一つ。「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として、世界文化遺産に登録されています。水面の標高は833 mで、富士山を望む景勝地です。
 湖の南側に位置する小海公園からシッコゴ(アイヌ語で「湿原」の意味)公園までの湖畔の遊歩道を歩きます。

●冨士御室浅間神社

 河口湖のほとりに位置し、戦国時代には甲斐の武田家に三代に渡り崇敬された、富士山に関連する神社で最古の社です(最初は699年に富士山2合目に創始)。4回の大改修を経て、1973年に富士山2合目から里宮に移築されました。
 近くの湖畔には「精進場」という、日本武命(やまとたけるのみこと)が御東征の帰路に立ち寄り身のけがれを浄めたと伝えられる場所があります。

●富士山世界遺産センター

 世界遺産としての富士山の歩みや構成資産の詳細な解説を学ぶことができます。展示自体も趣向が凝らされ、楽しく学ぶことができます。写真の富士山の山容を再現したオブジェは、和紙で作られ、さまざまに色が変わり、とても美しくて必見です。

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●富士山麓の訪問・参拝レポート
(※同行したスタッフのレポートです)

 

 富士山とその山麓の寺社を巡りました。まずは、富士五湖の一つの河口湖の近くにある河口浅間(かわぐちあさま)神社を参拝しました。富士山の神様を祀る浅間神社の中で、最も生気あふれるパワースポットだと思います。

 

 

 

 

 

 富士山が歴史的な大噴火を起こし甚大な被害を与えた864年の翌年、富士山の北麓では最初に建立された神社です。御祭神はコノハナサクヤヒメ女神様。富士山の噴火の怒りを鎮めるためにお祭りされました。

 

 境内には、見たことがない程の見事な杉の巨木が立ち並んでおり、その周辺はとても強い生気・パワーを感じます。ここにしばらくいるだけで心身が浄化され、元気になる感じです!(^^)!
 

 

 

 

 下の写真は、根本が富士山を思わせるような形をしていて、その上に天を突くように真っすぐに幹が伸びています。この神社の七つの杉の御聖木の中の筆頭格で「天壌杉」と言います。高さは40mを超え、根回りは30mもあります。まさに御聖木の王様の風格。富士山が噴火して、噴煙が天に立ち昇ったら、こんな形になるのかなと思いました。

 

 

 

 

 ご聖木と本殿をはじめとする社殿の周辺には近くの川からの水流も巡り、周囲の空間はとてもすがすがしく心身が浄化される場所です。長年の祈り・信仰の強さと、この土地のパワーが感じられます!(^^)!

 

 

 

 

 

 

 さて河口浅間神社に引き続いて、次は、これまた霊気あふれ威厳に満ちた「北口本宮冨士浅間神社」に向かいました。

 

 

 

 

 この神社の第一の特徴は、精気にあふれる杉並木の参道です。ここを歩くと身心がリフレッシュされていきます。参道の両側はちょっとした杉の森のような感じで聖なるパワーを感じます!(^^)!参道の正面に本殿があります。

 

 

 

 

 

 

 ここは、富士山の北東に位置し、富士山に登る吉田口の登山口にもなっています。こちらがその参道の入り口にある社殿です。

 

 

 

 

 

 

 

 陰陽の理論に基づき、富士山の浅間神社の総本社である「富士山本宮浅間大社」は山の南西、表富士を望む「陽」の地に。この北口本宮富士浅間神社が対角線上の北東に位置し、「陰」の地に建てられ、富士山周辺を守護ています。

 

        ご神木の大きさにも圧倒されますね。

 

 

 

水の聖地でもあります。富士山からの聖水。

 

 

 

紅葉も見ごろでした。杉並木の参道などでしばし散策。

 

 

 

 

 

 

 

 次は、いよいよ、富士山の吉田口の五合目に向かいました。

 富士山頂が間近に迫る五合目。真近で山頂が見えるところです。意外と関東圏の方々は真近な富士山は見たことがないようで、その神々しく雄大な姿に歓声があがっていました!(^^)!

 

 

 

 

 

 

 

  五合目には、下の写真にある「小御嶽(こみたけ)神社」が鎮座し、登山の安全無事をお祈りすることになっています。

 

 

 

 

 そして、次に今回のハイライト、富士山の五合目から六合目付近をぐるっと横に一周する道で、富士山の山岳仏教信仰・修験道において「聖なる道」とされる道に向かいました。

 

 御中道(おちゅうどう)です!

 

 

 

 

 

 

これは、かつては富士講信者の修行に使われた道で、3回以上の富士登山経験と誓約書がないと通行が許されなかったそうです。

 

歩道は歩きやすく整備され、最初は林に中の通る道を歩きます。

 

しかし、しばらくすると、一方は、富士山から遠方の山々を見下ろす形の見晴らしが絶景で、その反対側には、まさに富士山山頂が間近に見えるという絶景です。

 

 

 

 

いよいよ、林の中から出て、右手には、雲海を下に見て、向こうに南アルプス、眼下には西湖が見下ろせました。まさに「頭を雲の上に出し、四方の山を見下ろして」という富士山の歌そのものの景観です!

 

 

 

 

 間近に見える巨大な富士山の山頂にはまだ雪が残っており、その上に光り輝く太陽の光を反射して光り輝いています。思わず手を合わせたくなるような神聖な気持ちになります。

 

 

 

 

 ここでは、雄大な自然の中で心を大きく広げて、自と他の区別を超える仏教的な悟りの瞑想をみんなで行いました。

 

 

 

 

 御中道の入り口がある吉田口の五合目は、最も観光客が多い場所ですが、この御中道の中に入ると、殆ど人もいなくて、全くの別世界でした。観光的に一つの穴場、秘境に聖なる世界です。みなさんも、もぜひ足を運んでくださいね。

 

 

 さて、その後は、スバルラインを車で下って、再び河口湖に向かいました。そして、その湖畔にある小海公園から、シッコゴ公園まで、小一時間ほど歩行瞑想をしました。豊かな景色が広がります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私語を慎んで、マインドフルネス瞑想をしながら、集中してあるきました。お天気も良くこれ以上ないくらい美しい湖岸の風景でした。

 

 

 

 

 

 

 

シッコゴ公園近くの御室浅間神社に参拝し、かつての修行者が禊をおこなった「精進場」という場所に行き、しばし、瞑想。

 

 

 

 

 
 
       下の写真が精進場です。古来の禊の場だとされています
 

 

 

 

 

 

   そして、この湖畔からも、綺麗な富士山を見ることが出来ました。

 

 

 

 その場に行かなければ実感できないことはたくさんあると思いますが、聖地はまさに筆頭ですね。 

 

 言葉では表せない雰囲気、エネルギ-、気の存在。。

 

 空や大地の広大さに改めて気づいたり、普段、思いめぐらすだけでは決してわからないことを体験させていただきました。

 

 最後に、ひかりの輪では頻繁に聖地巡りをおこなっております。どなたでもご参加できますので、ご興味ある方はぜひお気軽にご参加ください。

 

 

◎以上でご紹介した場所は、以下の記事でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

・11月5~6日富士山を輪のようにぐるっと巡る聖地巡り(2022年)
 

 

●参考情報 ※ご参考になれば

 

ひかりの輪のHPのパワースポット・聖地巡りコーナー

 ひかりの輪のパワースポット・聖地巡りに関する様々な情報が掲載されています。その思想、過去の訪問地、上祐代表の聖地巡りに関する講義などです。

 

 

 

ひかりの輪の聖地巡りの意味合い

 

 


ひかりの輪の聖地巡りの予定

 

 


聖地巡りに関する上祐代表の講義動画

 

 

自然の中で行うと心身の健康によいヨーガ歩行瞑想の解説

 

 

 

●お勧めの聖地のご紹介

 

■お勧めの聖地のご紹介

 これまでひかりの輪で訪れてきた多数の聖地の中から、特にお勧めするところを厳選して、ご紹介しています(ひかりの輪公式サイトへ)。

 

■聖地巡りレポート

 ひかりの輪で巡ってきた数多くの聖地を、美しい写真をつけてレポートした記事です(ひかりの輪副代表・水野愛子のブログへ)。