日もまた同じハプニングが… 

一緒にゲームをしている次男と末っ子。末っ子はお兄ちゃんがずるをしていると言い張り、次男はそんなことはないと貫く。でも納得のいかない末っ子は、どんどんエスカレートし、怒りと悔しさで泣きわめく…

 

キッチンで夕飯の下ごしらえをしていたので、仲良く遊ぶように注意していたのですが、とうとう限界を感じ、ストップをかけました。末っ子には部屋にいくように、お兄ちゃん達には他のことをするように指示し、リビングから解散させる始末。

 

息子達が情緒不安定でコントロールが効かなくなった時、自分たちの部屋に行くように指示しています。目的は、冷静になってもらい、コミュニケーションがとれるようにする為です。

 

小さい頃からこのシステムに慣れている長男と次男は、部屋の中で本を読んだり、絵を描いたり、自分がどうすれば冷静になるか、分かっています。が、末っ子はこのシステムにまだ慣れていません。部屋に行ったものの、何度も出てこようとします。その都度部屋に返すのですが、こっちの体力と忍耐との闘いとなります。

 

キッチンでの作業が終わり、私も気持ち的に落ち着いたころ、話しをしようと部屋にいくと、まず最初にカーペットの上にこんな紙が置いてあるのが目に入ってました。セロハンテープが上の端っこに付いていて、ドアにでも貼ろうとしたのでしょう。

 

 

 

肝心の息子は二段ベッドの下の方にあぐらをかいて座っていて、息が荒いことからまだプンプンしているのが感じられました。

 

末っ子が絵を描いて自分の気持ちを表現するのは初めてです。うちの子達はなぜか絵でコミュニケーションをとります。言葉で表現するよりは簡単だからでしょうか。長男も次男もよくそうしていました。4コマ漫画風のもあれば、絵と沢山のバツ(x)が入ったのもあるし、私はそんな「ラブレター」をたくさんもらって来ました。(ほとんどちゃんと取って置いてあります。)

 

子どもが適切に情緒管理ができるように教えるのは、簡単なことではありません。まず、あっちが喚いていても、泣いていても、こっちが冷静を保っていなければならないというチャレンジがあります。これが難しいんですよね。

 

そして、子供の気持ちをちゃんと理解できなければ、どこからどう手をつけたら良いかもはっきりわかりません。だからどういう形にしろ、子供が自分の気持ちを伝えようとしてくれるのは、こっちにとっても助かります。でも、それ以上に、子供のためになると思います。どんな形でも、気持ちを表現できるのは子供にとっても、心の内にためてしまうよりはいいですよね。

 

成功する子育ての秘訣は、子供とのコミュニーケーションにあると信じています。

 

「僕は今すごく怒っているんだぁ!」というメッセージ、こっちもしっかりと受け止めた上で導いていくことができるので、心にわだかまりが残らずに、解決できます。

 

言葉でコミュニーケーションできる子もいっぱいいるでしょう。でも、できない子にとっては、眉を八の字にして「自分は悲しんだ。」というメッセージや、逆八の字で、「今ムカムカしているんだ!」という気持ちを伝えられるので、絵で伝達することも一つの方法だと思います。

 

男の子は口数が少ないというけれど、違う方法でコミュニーケーションを取ろうとしてくれるのなら、口数が少なくても良いかな。(笑)